ビリヤード場の事を古い日本の
撞球者たちは「たまや」と呼ぶ。
パチンコ屋の事ではない。撞球
場の事をそう呼ぶ。
ビリヤードの事は「たまつき」と。
「玉突」とか「玉撞き」と表記
される。
撞球という呼び名は私は好きだ。
突く時もあるが、ビリヤードは
物理的動作として撞く(貫くの
意味が漢字の原意)事が技術の
基本だからだ。
つまり、キュー出しをきちんと
やって、チョン当ての玉転がし
突っつきではなく、キューで
手玉を撞くのである。
これ、撞球ではかなり大切。
やはり、アミューズメントでは
なく、この画像トップのような
本物の「玉屋」で玉撞きをする
のが気分がいい。
1986年からの玉屋育ちで、かつ
ては玉屋以外では撞かなかった。
しかし、今はネットカフェで
撞いている。
理由はただ一つ。
それは、現在住む市内には玉屋
が一軒も無いから。ナッシング。
東京・横浜・京都・大阪等では
考えられないが、地方とは得て
してそうしたものだ。
オートバイの量販店も現居住地
から東西いずれも80km走らない
と存在しないし、今住んでいる
市内のいわゆる「バイク屋」は
タイヤ交換もまともにできない。
タイヤを交換してもバランス取り
をしないのだ。怖くて高速道路
などは走れない。
バランス取りをやるとしたら
外注で、そのため、タイヤ交換
工賃が1本あたり13000円程も
する。
前後で2万数千円。工賃のみで。
馬鹿馬鹿しくて話にならない。
どんなに高くとも、今の時代
人件費も高騰しているといって
も、タイヤ交換工賃はいいとこ
1本5000円前後(バランス取り
含む)が相場だ。
いかに、「法外」な事が常識化
している環境に今住んでいるか
お分かりになるだろう。
こうした事は、何もバイクを直
せないという低レベルスキルの
問題だけでなく、生活実態全般、
市民の対人接触態度においても
現れる。ありとあらゆる物事の
全域において質が非常に低すぎる。
質が低いだけならまだしも、質
が劣悪=悪質である場合も多々
ある。
玉屋が居住市内に存在しない。
仕方ないので、今は市内のネット
カフェの1台置きのみの店で撞球
好きの友人と相撞きしている。
数名いるが、私含めて全員が県
外からの転住者、海外からの来
日在住者だ。
今はごくたまに時々、市外の玉屋
に一緒に行く程度。撞球行脚の
ように遠征として。
市内のネットカフェの玉台の横
で投げ矢をやっている客層は
最悪だ。そして、我々以外に
そのネットカフェでビリヤード
をやる連中も。
店のハウスキューを叩きつけ
て折ったり、ラシャを破った
り、壁にキューで穴あけたり。
セルフサービスなのに飲み物
や食べ物も食い散らかして
テーブルにほったらかし。
椅子などはあっちむいてホイ
状態で帰って行く。大声で騒
いだあとに。
そういう市民さんたちばかりだ。
しかし、台が無いので我々も
仕方なくそこで撞いている。
一切、全く、悉く、そういう客
たちに注意しない店も悪いと
思いますよ。
やりたい放題だもの。
店の営業としても、どうかと思う。
感じ良い店員さんばかりだけど、
悪質な破壊行為をする客がいても
全く注意しない。
これまでキューは5本折られた。
ラシャなどはほんの4ヶ月程で
張り替えだ。破くバカ揃いだから。
だが、客がひどいのではない。
そういう土地なのだ。それがここ
の土地では「普通」なのだ。
外見上は普通の学生さん、社会人
ぽくとも、中身はオラオラ半グレ
よりもタチ悪いのばっか。
でも、これも土地柄なので仕方
ない。
中身変わりっこないから。
よそにも出ないし。
外の世界知れば、そんな土着的
自分主義などは一切通用しない
のが理解できるのだろうが、なぜ
か地元が世界最高と思っている人
が多いようで、土地柄についても
自画自賛しかしない。
残念ながら、外部からこの市内に
転住してきた人間たちは冷ややか
な目で見ている。諦めた目で。