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お断りされる残念な「高学歴・収入」男性達の実態 食事・支払・会話でげんなり、女性の言い分とは

東洋経済オンライン / 2023年8月3日 13時0分

「本当に数十円のことを気にしている自分が、せこいと思います」とみわこは言う。

「ただ、前回のお釣りを合わせたら、100円以上の金額になるし、このままお付き合いして行っても、お茶や食事をするたびに、お釣りが気になってしまう(苦笑)。彼とデートをするときは、小銭を用意して値段通りきっちり渡そうかとも思いましが、そんなつまらないことが気になるなら、もうお付き合いをやめたほうがいいなって」

「デート代は男性が支払って当然」と思っている女性が多いなか、みわこは「割り勘でもいい」と思っている少数派だ。今回のお見合いは確かに数十円の話なのだが、毎回お釣りを返さない男性は、女性への配慮がなさすぎるだろう。

そもそも、“ご馳走をする”というのは、相手をもてなすという気持ちの表れだ。女性をもてなしてあげようという気持ちのない男性は、婚活市場ではまずは選ばれない。

“まだ結婚が決まったわけではないし、同等な立場で付き合いたい”と思っているのだとしたら、割り勘にしてもいいが、お釣りはきっちりと渡したほうがいい。

スカイラウンジでお見合い

きよみ(41歳、仮名)がお見合いしたのは、大学院卒で、大手の金融機関に勤めている高年収のしんたろう(47歳、仮名)だった。しんたろうの相談室の仲人が気を利かせて、都内ホテルのスカイラウンジ席をあらかじめ2人の名前で予約しておいてくれた。

当日スカイラウンジに行くと、ウェイターが席まで案内してくれた。すでにしんたろうは来ていたのだが、テーブルを挟んで奧の席に座っていた。

ティールームやレストランなどでは、奥の席は女性に譲るのが一般的なマナーだ。ほかにもお見合い客を含めて男女のカップルが何組もいたのだが、すべて女性が奥の席に座っていた。

きよみの姿を見たら、席を立って奥を譲るのかと思ったら、しんたろうは動こうとせず座ったままだった。

メニューと水が運ばれてきた。それぞれにメニューが渡されると、しんたろうが言った。「予約席なので、ケーキセットを頼むのが必須だと仲人が言っていました。好きなケーキを頼んでください」。

しばらくすると、ウェイターが注文を取りに来た。すると、しんたろうは、「僕は、モンブランとコーヒーで」と、メニューを閉じてウェイターに渡した。きよみは「じゃ、私はショートケーキと紅茶で」と注文した。

時間よりも早めに来て待ってくれていたのはよかったが、本来なら女性を座らせる奥の席にドカンと座り、注文も真っ先にしてしまう。お見合いが始まる前から、自分本位な態度に、カチンと来ていた。

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