お断りされる残念な「高学歴・収入」男性達の実態 食事・支払・会話でげんなり、女性の言い分とは
東洋経済オンライン / 2023年8月3日 13時0分
「そろそろ行きましょうか」と、まさあきが言って席を立った。伝票がテーブルの上に置かれたままだったので、みわこはそれを取って自分のアイスティーの値段を確認すると、税込み957円だったので、財布から千円札を出して伝票と一緒に、「これ、私のぶんです」と差し出した。
すると、まさあきは「あ、はい」と、それを受け取った。
結婚相談所のお見合いでは、男性が女性のお茶代を支払うのは、暗黙の了解事項だ。まれに割り勘にする男性がいるのだが、そうした男性は見合い後に大抵、“お断り”される。
ただ、みわこは「お見合いの度にお茶代を男性に負担させるのは申し訳ない」と思っていた。なので、支払いのときには「私のお茶代は、どうしたらよいですか?」と、必ず聞くようにしていた。すると、これまでの男性たちは、「あ、大丈夫ですよ」と言って、ご馳走してくれた。
今回はテーブルに伝票を忘れ、それを手渡すときに自分のお茶代としての1000円札を手渡したから、その流れで受け取ってしまったのだろう。
なかには「お茶代は、大丈夫ですよ」と言って、1000円をこちらに戻してくれる男性もいるだろうが、自分が飲んだお茶代は払って当然のこと。そんなことを考えながら、まさあきのうしろについていった。
レジに行くと、まさあきは自分の財布から1000円札を出し、みわこの1000円と合わせて2000円を支払った。すると数十円のお釣りが来たのだが、そのお釣りをすべて自分の財布に入れてしまった。
みわこは、私に言った。
「数十円の話なので、そんなことにこだわる自分がケチくさいと思うんですけど、私のぶんのお釣りまで自分のお財布に入れてしまったことが、なんだかモヤモヤしたんです」
そして、続けた。「ただ私も39歳ですし、そんな細かいことにこだわっているから結婚できないのかなって。経歴も年収もいい方だから、お断りするのはもったいないし、交際してみようと思います」
ところが、ファーストデートを終えて、「交際終了でお願いします」と連絡を入れてきた。お断りの理由は、やっぱりお金だった。
2回目はランチデートだったという。都内のカジュアルイタリアンのお店に行ったようだ。ランチが税込みで1420円。食事が終わると、今回はまさあきが伝票を持って立ち上がった。
「僕はカードで払います」というので、「じゃあ、これ私のぶんです」と1500円を渡した。
すると、「あ、はい」と受け取り、自分の財布の中に入れてしまった。またもやお釣りがなかった。
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