ロシア海軍の将来航空母艦の為の電磁カタパルトの地上試験場が建設される
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊
『タス通信』より
2022年9月2日18時17分配信
【航空母艦の為に作成される電磁カタパルトは地上演習場でテストされる】
モスクワ、9月2日/タス通信
将来電磁カタパルトは海上航空隊の地上訓練試験場で試験を行なう事が出来る。
ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは金曜日の電話会議で述べた。
「この試験場は、艦載飛行装置、艦載航空機器、航空機拘束装置、将来電磁カタパルトの試験の為に意図されています」
彼は話した。
ショイグによると、今回の会議中、試験場を作成する為の試験設計作業を実行する問題が討議される。
「加えて、これは新たな航空機材の為に海上航空隊の飛行要員及び整備技術要員の実地の再訓練の実施を助力します。
今日、このプロジェクトの実現について議論します」
国防省のトップは指摘した。
現在、ロシアには2ヶ所の地上試験訓練複合体(航空機)ニートカが在る~サキとエイスク。
ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの開発作業は、2007年に始まりました。
[ロシア新世代航空母艦]
将来航空母艦が装備する電磁カタパルトの開発作業は、2014年春頃から始まっています。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]
[ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の為の電磁カタパルトが開発される]
次世代艦上戦闘機の開発も始まっています。
[ミグは第5世代艦上戦闘機プラス艦上無人機を開発する]
これまでロシアの電磁カタパルトに関する話は、ロシア造船業界サイドからのみ出ていましたが、今回、初めてロシア軍当局のトップであるセルゲイ・ショイグ国防相が電磁カタパルトに言及しました。
今回、ショイグ国防相は電磁カタパルトの地上試験場の作成について話していますが、これはおそらく、クラスノダール地方のエイスク飛行場の新ニートカ(発着艦訓練施設)へ電磁カタパルトを設置して試験を行なうという事でしょう。
[クラスノダール地方エイスクのロシア海軍の新ニートカは2022年に完成する]
地上試験場の作成に言及するくらいですから、電磁カタパルトの開発はかなり進んでいるようです。
ソヴィエト連邦時代には、原子力航空母艦の為の蒸気カタパルトが開発されました。
蒸気カタパルト「マヤーク」
「マヤーク」の試作品は1980年代初頭にクリミア半島のサキ飛行場に設置されました。
- 関連記事
スポンサーサイト