【株式投資の始め方】初心者が知っておきたいメリットやデメリット、コツなども解説

株式投資の始め方

  • 株式投資を始めたいけれど、始め方がわからない
  • 株式投資を始めるメリットやデメリットを知りたい

最近は老後の資産形成子どもの教育資金など、さまざまな理由で株式投資を始める人が増えています。

ですが、初心者が株式投資を始めるには、何から手をつければいいか分からなくありませんか?

そこでこの記事では、株式投資を始める初心者に向けて知っておきたいメリットやデメリット、コツなどを解説していきます。

この記事を読めば、株式投資の始め方からおすすめの証券会社まで理解できます。

株式投資の始め方|まとめ
  • 株式投資がどのような投資かが分かる
  • 株式投資の始め方5ステップが分かる
  • 株式投資を始めるメリット・デメリットがそれぞれ4つ理解できる
  • 株式投資のコツ6つが分かる
  • 株式投資を始めるのにおすすめの証券会社5選が把握できる

※本記事で取り扱っている証券会社は、金融庁からの許可を受け関東財務局長に登録されています。

株式投資とは?

株式投資とは?

株式投資を始める前に、株式投資がどのようなものか理解しておきましょう。

ここからは、株式投資を下記2点で解説していきます。

株式投資とは?
  1. 株式投資の仕組み
  2. 株は100株からしか買えない?

株式投資の仕組み

株式投資の仕組み

株式投資とは、株式会社によって発行される「株式証券」を売買して利益を得ることです。

元々株式会社は、事業を行うための元手を募るために株式を発行します。

事業に賛同してくれる投資家が株式を買ってくれることで、資金が集まるのです。

株式会社は事業で利益が出ると、株主へ株式を買ってくれたお礼として、配当金や株主優待を還元します。

株主とは、株式を買って株を保有している人のことです。

また、株式が値上がりしたタイミングで売却すれば、購入額との差額分が利益として得られます。

株は100株からしか買えない?

日本株の売買単位は通常100株単位ですが、単元未満株なら1株からでも購入できます。

単元未満株とは、1単元(100株単位)に満たない株式で、1〜99株単位で取引される株のことです。

例えば、1,500円の株を普通に買おうとすると、100株では15万円も必要になります。

しかし単元未満株なら1株単位で購入できるので、1,500円あれば買えるのです。

よって資金が少ないなら、単元未満株で少額投資から始めるといいでしょう。

株式投資の初心者の始め方は5ステップ

株式投資の初心者の始め方は5ステップ

株式投資を始める場合、初心者の方は何からすればいいのか分からないと思います。

そこでここからは、株式投資の初心者の始め方を5ステップに分けて解説していきます。

株式投資の初心者の始め方は5ステップ
  1. 証券会社で口座を開設する
  2. 口座に入金する
  3. 購入する株を選ぶ
  4. 実際に株を買う
  5. 株を売ったり買い増ししたりする

証券会社で口座を開設する

最初に、証券会社で口座を開設しましょう。

というのも、株式は取引所へ直接注文を出して取引するのではなく、証券会社の口座を通じて売買するからです。

証券会社の口座開設の流れは、下記の通りです。

証券会社の口座開設の流れ
  1. 証券会社のサイトへアクセスし、口座開設を申し込む
  2. 名前やメールアドレスなどを登録する
  3. マイナンバーと本人確認書類を提出する
  4. 数日後、IDやパスワードが記載された書類が届く

証券会社によっては、申し込みから口座開設まで1カ月以上かかることがあります。

基本的に野村證券のような実店舗型の証券会社よりも、SBI証券楽天証券のようなネット証券の方が口座開設は早いです。

また取引手数料も安いので、特にこだわりがなければネット証券で口座開設するようにしましょう。

口座に入金する

口座開設が完了したら、次に口座へ入金しましょう。

銀行口座は証券会社と同じグループの銀行口座を使えば、入出金手数料が無料になったり、外貨へ両替するときの為替手数料が格安になったりするので、おすすめです。

証券会社銀行
SBI証券住信SBIネット銀行
楽天証券楽天銀行
証券会社と同じグループの銀行
スクロールできます

入金額は、生活資金の3~6カ月分(生活防衛資金)を残した余裕資金で入金しましょう。

生活防衛資金とは、冠婚葬祭や失業など、万が一に備えて残しておく資金のことです。

例えば、1カ月の生活費が15万円なら45~90万円までを残し、それ以外を余裕資金として投資資金に回せます。

ただし注意点として、余裕資金を全額入金するのは止めておきましょう。

口座残高が大きいと高額取引するキッカケとなってしまい、下手をすると大きな損失を生む可能性があるからです。

最初は全額無くなっても気にしない程度で、入金しておきましょう。

購入する株を選ぶ

証券口座へ入金できたら、次は購入する株を選びます。

上場している株は、下記3つの市場区分に分けられています。

市場区分特徴
プライム市場流通株式時価総額が100億円以上のグローバル企業中心の市場
スタンダード市場流通株式時価総額が10億円以上の大企業や中堅企業中心の市場
グロース市場流通株式時価総額が5億円以上のベンチャー企業中心の市場
市場区分と特徴
スクロールできます

流通株式時価総額とは、「市場で流通している株式数×現在の株価(時価)」で計算される金額のことです。

「プライム市場>スタンダード市場>グロース市場」の順で企業の規模が大きくなり、また業績も安定しています。

そのため市場区分は、

  • 安定した利益を出す企業に投資したいなら「プライム市場」
  • 元本割れのリスクが高い代わりに、大きな利益を狙うなら「グロース市場」
  • プライム市場とグロース市場の中間で投資したいなら「スタンダード市場」

という目線で選ぶといいでしょう。

市場区分が決まったら、ネット証券が提供している「銘柄検索(スクリーニング)機能」を使って銘柄を探すと便利です。

マネックス証券なら「マネックス銘柄スカウター」楽天証券なら「スーパースクリーナー」などが提供されています。

実際に株を買う

購入する株が決まったら、今度は実際に株を買いましょう。

株を買う流れは、以下の通りです。

株を買う流れ
  1. 預かり区分を選択する
  2. 購入株数を設定する
  3. 購入方法を選択する
  4. 注文期間を選択する

預かり区分を選択する

預かり区分は、以下の3つがあります。

預かり区分
  • 一般:自分で損益を集計し、確定申告する
  • 特定:証券会社が損益を集計してくれる
  • NISA:非課税枠まで利益が課税されない

預かり区分とは、株式の売買で発生した利益にかかる税金をどのように納めるかということです。

一般NISAを活用すれば年120万円で5年間非課税枠が使えるので、「NISA」預かりにすれば、利益の20%が課税されなくなります。

ただし、口座開設段階でNISA口座を開設していることが条件です。

もし一般NISAを使わない、もしくはNISA口座を開設していないようであれば、損益計算が必要ない「特定」預かりがおすすめです。

購入株数を設定する

預かり区分が選択できたら、購入株数を設定しましょう。

通常の取引なら単元株(100株)なので、100株単位で注文します。

そのため、株価の100倍の金額が必要になります。

ですが単元未満株なら1株単位で設定できるので、投資金額を抑えたいなら単元未満株で取引しましょう。

購入方法を選択する

購入方法は大きく分けて2種類あるので、どちらかを選択します。

購入方法
  • 成行注文:株価を指定せずに、時価で購入する
  • 指値注文:株価を指定して、購入する

「成行注文」は株価を指定せずに時価で購入するので、取引時間中なら即購入できます。

ですが、価格変動が大きい時に注文すると想定外の価格で約定する場合があるので、注意が必要です。

「指値注文」では株価を指定して購入するため、株価が指定価格になるまで注文が約定しない点から成行注文よりも購入が遅いです。

ただし、指定通りの価格で購入できるメリットがあります。

そのためすぐ買いたいなら成行注文、決まった価格で購入したいなら指値注文を利用しましょう。

注文期間を選択する

最後に注文期間を、下記2つから選択しましょう。

注文期間
  • 当日中:有効期限は注文を出した当日まで
  • 期間指定:有効期限は指定した日まで

「当日中」を選択すると、注文の有効期限は注文を出した当日までとなり、次の営業日になると自動的にキャンセルされます。

「期間指定」を選択すると、注文の有効期限は指定した日までとなり、指定した日までに約定されないと、自動的にキャンセルされます。

株を売ったり買い増ししたりする

株価は日々動くので、株を買った後は状況に合わせて企業の動向などから株を売ったり買い増ししたりしましょう。

具体的には、企業関係のニュースや決算発表などで株価が動きやすいのです。

決算発表は四半期ごと、つまり年4回実施されます。

また株価は、リーマンショックなどの経済危機や国の景気によっても左右されます。

株式投資を始めるメリット4つ

株式投資を始めるメリット4つ

株式投資を始めると、配当金などの利益が手に入ります。

そのためここからは、株式投資を始めるメリット4つを解説していきます。

株式投資を始めるメリット4つ
  1. 売買差益(キャピタルゲイン)が手に入る
  2. 配当金(インカムゲイン)がもらえる
  3. 株主優待で商品や割引券がもらえる
  4. ポイントが貯まり投資信託が買える

売買差益(キャピタルゲイン)が手に入る

株式投資の一番のメリットは、株式の値上がりによる売買差益(キャピタルゲイン)が手に入る点です。

例えば、15万円で購入した株式を22万円になった時点で売却できれば、7万円の利益となります。

売買差益(キャピタルゲイン)

株価は常に変動しているので、その差額で利益を得たり損をしたりするのです。

一般的に、成長が見込める企業への買い注文が多くなれば、株価は上昇します。

逆に業績が悪く成長が見込めない企業では売り注文が増えるので、株価は下落します。

よって売買差益(キャピタルゲイン)を得るためにも、成長が期待できる企業を入念にリサーチして見つけ出すのがポイントです。

売買差益(キャピタルゲイン)には20.315%の税金がかかるので、「利益を全て使ってしまったから税金が支払えない!」という事態にならないよう、注意しましょう。

配当金(インカムゲイン)がもらえる

株式を所有していれば、年1、2回の頻度で配当金(インカムゲイン)がもらえます。

配当金とは、企業が生み出した利益の一部を株主へ還元するために支払われるお金のことです。

配当金は、株式を所有している間はもらい続けることができるので、長期目線で所有すればお得と言えます。

2022年12月時点での東証プライム市場で配当利回りは、2.18%です。

配当利回りとは「1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100」で計算される、購入した株価に対して1年間でどれだけの配当があるかを示した割合のことです。

例えば、株価2,000円の株式を1株購入していれば、2,000円×2.18%=約44円もらえる計算となります。

ただし、企業によっては配当金を出さない所や業績不振によって実施を見送る企業があるので、必ずもらえるわけではない点に注意しましょう。

株主優待で商品や割引券がもらえる

株式を保有して株主になると、企業から株主優待として自社の商品や割引券がもらえます。

食品系の企業なら食品がもらえたり、小売系の企業なら運営しているスーパーで使える割引券などがもらえたりします。

もし欲しい商品やサービスを定期的にもらいたければ、株主優待目当てで銘柄を選んで購入するのも一つの手です。

株主優待を受けるためには、一定以上の株式を保有する必要があります。

しかし、全ての企業が株主優待を実施しているわけではありません。

また業績が悪くなると株主優待を中止する場合もあるので、定期的に企業業績を注視しておきましょう。

ポイントが貯まる

超割ポイントプログラム
出典:楽天証券

証券会社によっては、株式購入でポイントが貯まります。

ポイント制度を実施している証券会社の例を挙げると、以下の通りです。

ポイント制度
  • SBI証券:「国内株式手数料マイレージ」
  • 楽天証券:「超割ポイントプログラム」

貯めたポイントは、株式や投資信託の購入に充てることができます。

投資信託とは、大勢の投資家から集めた資金を運用会社がさまざまな株や債券などへ代わりに投資することです。

ポイント制度がある証券会社の方がお得に投資できるので、ポイント制度の有無で証券会社を選ぶのもいいでしょう。

株式投資を始めるデメリット4つ

株式投資を始めるデメリット4つ

株式投資には、元本割れリスクなどのデメリットがあります。

そのためここからは、株式投資を始めるデメリット4つを解説していきます。

株式投資を始めるデメリット4つ
  1. 必要資金が高い
  2. 元本割れリスクがある
  3. 倒産リスクがある
  4. 流動性リスクで売れない

必要資金が高い

株式投資は1単元(100株)単位で取引するため、必要資金が高くなりやすいです。

例えば、株価が1,700円の株式を購入しようとすれば100株単位で買うため、最低でも17万円が必要となります。

実際には売買手数料も発生するため、17万円よりも多くの資金が必要です。

もしまとまった資金が無いようなら、単元未満株や投資信託などで取引することも視野に入れておきましょう。

元本割れリスクがある

株価は景気や経済状況によって日々値動きしているため、元本割れリスクが常につきまといます。

そのため株式投資では、銀行預金のような元本保証がありません。

金利変動や為替、各国の経済ニュース、企業業績などでも株価は動くため、経済動向を注視する必要があります。

ですが、元本割れしたとしても一時的なもので、後で回復する場合もあります。

プライム市場の株なら、スタンダード市場やグロース市場の株よりも大企業であるため、一時的に株価が下がっても、その後に回復することが多いです。

元本割れで含み損を抱えたとしても、回復するか損切りが必要かどうかを見極めながら売買していきましょう。

倒産リスクがある

株式は企業が発行するものなので、倒産すると投資資金が全て無くなる損失リスクも抱えています。

企業は業績不振になると利益が落ち込むため、何とか持ち直そうと従業員をリストラしたり事業を縮小したりします。

ですが、それでも利益が落ち込む場合は、収支が赤字転落し、最悪、事業の継続困難で倒産することもあるのです。

企業の業績を把握するためにも、年1回の決算で発表される「決算書」を読むようにしましょう。

決算書は貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書などで構成されているので、会社の業績などが分かります。

流動性リスクで売れない

株式投資では、売りたいときに売れない流動性リスクがあります。

株式の売買は株式を買いたい人と売りたい人がいて、はじめて成立します。

しかし、企業の不祥事やリーマンショックなどの金融危機で株価が暴落している時は、株式を買う人よりも売る人の方が圧倒的に多くなるので、売りたくても売れなくなるのです。

逆に考えれば、暴落中は格安で大量に株式を買えるチャンスとも言えます。

株式投資では、いつでも好きなタイミングで売れない時があることを承知しておきましょう。

株式投資のコツ6つ

株式投資コツ6つ

株式投資を始める初心者なら、「少額投資から始める」などのコツを押さえた方がいいでしょう。

ここからは、株式投資のコツ6つを解説していきます。

株式投資のコツ6つ
  1. 余裕資金で始める
  2. 少額投資から始める
  3. よく知っている企業を選ぶ
  4. 株主優待や配当金がどれくらいかチェックする
  5. 目標金額に達したら売る
  6. 損切りを徹底する

余裕資金で始める

初心者が株式投資するなら、生活費や非常時の備えとして必要な資金以外の余ったお金、つまり、余剰資金から始めるようにしましょう。

初心者は最初のうちは、銘柄選択や取引のタイミングに慣れていないため失敗するケースが多いからです。

もし最初から生活に必要な資金まで投資してしまうと、ケガや病気やなどの不足の事態が起きたときに対応できなくなる可能性があります。

必要資金の目安は、生活資金の3~6カ月分です。

例えば家賃や食費、通信費などで1カ月15万円使うなら45~90万円までを残し、それ以外の資金を余裕資金として投資に回せます。

株式投資は生活が苦しくならないよう、余裕資金を作ってからするようにしましょう。

少額投資から始める

株式投資に慣れていない初心者なら、単元未満株などの少額投資から始めましょう。

単元未満株なら1株から投資できるので、たとえ株価が暴落したとしても損失を最小化できます。

また通常の取引は100株単位で取引するため、どうしても投資資金が数十万円以上と、高額になりやすいです。

しかし単元未満株なら1株から買えるので、投資資金は数千円から数万円あれば足ります。

単元未満株は通常取引よりも手数料が割高で、取引時間が制限されている点に注意しましょう。

株式投資に慣れてきたら100株単位での取引にチャレンジすればいいので、それまでは単元未満株などで少額投資して練習しましょう。

よく知っている企業を選ぶ

株式投資する銘柄は、自分がよく知っている企業を選ぶようにしましょう。

その方がどんな商品やサービスを主力にして事業しているかが、把握しやすいからです。

また企業に関係する業界や知識を熟知していることが多いため、情報収集もしやすくなります。

趣味や日常生活などでよく利用するサービスや商品があれば、それを手がけている企業を選ぶといいでしょう。

反対によく知らない企業を選んでしまうと、イチから専門用語や業界の動向などを把握する必要があるため、情報収集もしづらくなります。

もし初めての銘柄選びで迷うようなら、知らない企業よりもよく知っている企業を選ぶようにしましょう。

株主優待や配当金がどれくらいかチェックする

一定以上の株式を保有すれば、企業から株主優待や配当金が提供されるので、どんな物がどれ位もらえるかチェックしておきましょう。

株式優待なら、企業が経営するお店で利用できる割引券や販売している商品などがもらえます。

また配当金をもらうなら、「配当性向」「配当利回り」がどれ位か確認しましょう。

配当性向とは「1株当たりの配当金÷1株当たりの当期純利益×100」で計算される、会社が税引後の利益である当期純利益から、どれだけ配当金が支払われたかを示す割合のことです。

配当利回りとは「1株当たりの年間配当金額÷1株購入価額×100」で計算される、購入した株価に対して1年間でどれだけの配当があるかを示した割合のことです。

配当性向が高ければ、企業がどれだけ利益を投資家へ還元しているかが分かります。

また配当利回りが高ければ、投資金額に対してどれだけ効率良く配当金がもらえるかが分かります。

ただし、株主優待や配当金は企業の業績が好調な時に出されるものです。

そのため業績が傾きづらく、継続して株主優待や配当金を出し続けているかもチェックしましょう。

目標金額を決めて売る

株式を購入したら、目標金額を決めて売りましょう。

というのも、株価は常に上昇する訳ではなく、不景気や企業の業績不振などが原因で反落する可能性があるからです。

もし目標金額を決めずに買うと、欲張って売らずに残してしまい、売り時を逃す恐れがあります。

売るタイミングは銘柄や状況によって変わりますが、右肩上がりの上昇相場なら買値の10~20%辺りで売るといいでしょう。

売る時にも手数料がかかるため、手数料が利益を上回る時に売ると損するので、注意しましょう。

損切りを徹底する

株式投資するなら、必ず損切りを徹底しましょう。

投資を始めると、持ち株が値下がり始めても損を確定したくない思いから売却できずに放置してしまい、最終的にはかなり値下がった段階で売る羽目になりやすいからです。

損切りの目安は、一般的に買値の5~10%と言われています。

例えば、1,200円で株式を購入したら、損切りは1,140~1,080円辺りで設定します。

損切りは買ってからすぐ「逆指値」などで設定しておけば、後から迷うこと無く実行されるので、おすすめです。

損切りすれば投資資金を多めに残して次の投資へつなげられるので、徹底するよう心掛けましょう。

株式投資を始める方におすすめの証券会社5選

株式投資を始める方におすすめの証券会社5選

株式投資を始めるなら、証券会社で口座開設する必要があります。

ここからは、株式投資を始める方におすすめの証券会社5選を紹介していきます。

株式投資を始める方におすすめの証券会社5選
  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. マネックス証券
  4. LINE証券
  5. 松井証券

SBI証券

SBI証券
出典:SBI証券
SBI証券のおすすめポイント
  • 「アクティブプラン」で1日100万円まで取引手数料が無料
  • 単元未満株(S株)で1株数百円から投資できる
  • 「国内株式手数料マイレージ」で、手数料の1.1%がTポイントやPontaポイントとして貯まる

SBI証券は、ネット証券で口座開設数がNo.1の証券会社です。

SBI証券で「アクティブプラン」を選べば、約定代金が1日100万円まで取引手数料が無料になります。

また、単元未満株(S株)で1株数百円から投資できます。

さらに、「国内株式手数料マイレージ」によって手数料の1.1%がTポイントやPontaポイントとして貯まります。

貯めたポイントで投資信託が購入できます。

SBI証券は手数料がとにかく安いので、初心者におすすめの証券会社です。

SBI証券のキャンペーン・特典
  • iDeCo開始で2,000名に最大50,000円のAmazonギフト券プレゼント
  • FX取引キャッシュバック
  • 投信積立+NISA口座を他社から変更で最大10万ポイントプレゼント
取引手数料(税込)【スタンダードプラン(現物取引)】
※1注文の約定代金に対する手数料
・〜5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・〜3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円

【アクティブプラン(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~100万円:0円
・~200万円:1,238円
・~300万円:1,691円
以降100万円増加毎に+295円
ポイント制度・国内株式手数料マイレージ
・投信マイレージサービス
・金・プラチナ・銀マイレージサービス
ポイント投資・Tポイント
・Pontaポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
個人型確定拠出年金(iDeCo)
ロボアドバイザーSBIラップ(投資一任型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
※「SBI VCトレード」なら〇
スマホアプリ・SBI証券 株アプリ
・SBI証券 米国株アプリ
・かんたん積立アプリ
・HYPER FXアプリ
・HYPER 先物・オプションアプリ
・取引所CFD アプリ
取扱銘柄東京証券取引所などに上場する全ての銘柄
手数料買付手数料:0円
売却手数料:0.55%(最低手数料55円)
取引時間東証上場銘柄の場合
当日前場始値:0:00~7:00
当日後場始値:7:00~10:30
当日後場引け(終値):10:30~13:30
翌営業日前場始値:13:30~24:00
取引証券所(名古屋・福岡・札幌)により約定時間が異なる。

>>> SBI証券の公式サイトはコチラ <<<

楽天証券

楽天証券
出典:楽天証券
楽天証券のおすすめポイント
  • 「いちにち定額コース」で1日100万円まで取引手数料が無料
  • 「マネーブリッジ」により、普通預金の金利が年0.1%にアップ
  • 「超割ポイントプログラム」で、手数料の1%が楽天ポイントとして貯まる

楽天証券は、口座開設数が800万を超えたネット証券です。

楽天証券で「いちにち定額コース」を選べば、約定代金が1日100万円まで取引手数料が無料になります。

また楽天銀行との連携である「マネーブリッジ」により、普通預金の金利が年0.1%にアップします。

さらに、「国内株式手数料マイレージ」によって手数料の1%が楽天ポイントとして貯まるので、お得です。

貯めた楽天ポイントで、投資信託、国内株、米国株式、バイナリーオプションが購入できます。

超割ポイントプログラム
出典:楽天証券

注意点として、楽天証券では単元未満株の取扱がありません。

そのため単元未満株を取引したい場合は、他の証券会社を利用する必要があります。

楽天証券のキャンペーン・特典
  • 楽天銀行口座開設+自動入出金設定で1,000円プレゼントプログラム
  • 最大20,000円が当たるチャンス!国内株式&米国株式両方の現物取引で現金が当たる!
  • NISA口座限定!国内株式売買手数料0円&海外ETF買付手数料全額キャッシュバック!
取引手数料(税込)【超割コース(現物取引)】
※1注文の約定代金に対する手数料
・〜5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・〜3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円

【いちにち定額コース(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~100万円:0円
・~200万円:2,200円
・~300万円:3,300円
以降100万円増加毎に+1,100円
ポイント制度超割ポイントプログラム
ポイント投資楽天ポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
個人型確定拠出年金(iDeCo)
ロボアドバイザー楽ラップ(投資一任型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
※「楽天ウォレット」なら〇
スマホアプリ・iSPEED
・iSPEED FX
・iSPEED 先物OP

>>> 楽天証券の公式サイトはコチラ <<<

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マネックス証券

マネックス証券
出典:マネックス証券
楽天証券のおすすめポイント
  • 「株式手数料充当ポイント」により、「一日定額手数料コース」で日計り取引で片道の取引手数料が無料
  • 単元未満株(ワン株)で1株数百円から投資できる
  • マネックスポイントでポイント投資もできる

マネックス証券は、単元未満株(ワン株)から暗号資産(仮想通貨)まで対応している証券会社です。

また「株式手数料充当ポイント」により、「一日定額手数料コース」を選んで日計り取引すれば、片道の取引手数料が無料になります。

日計り取引とは、同一日に同一銘柄を往復取引することです。

さらに、単元未満株(ワン株)で1株数百円から投資できます。

マネックスカードの利用や投資信託の保有で貯まるマネックスポイントでもポイント投資できるので、貯めたポイントでさらに投資信託が買えます。

約定代金が100万円を超えるなら、マネックス証券の「一日定額手数料コース」が一番お得に取引できるので、取引金額が多くなるなら口座開設しましょう。

マネックス証券のキャンペーン・特典
  • 最大2,600ポイントがもらえる!マネックスカードキャンペーン
  • 米国株手数料を最大30,000円キャッシュバック
取引手数料【取引毎手数料コース(現物取引)】
・~5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・~3,000万円:1,013円
・3,000万円~:1,070円

【一日定額手数料コース(現物取引)】
・〜100万円:550円
・100万円~:2,750円
※以降300万円増加するごとに+2,750円。
ポイント制度「株式手数料充当ポイント」
ポイント投資マネックスポイント
投資信託
一般NISA
つみたてNISA
個人型確定拠出年金(iDeCo)
ロボアドバイザーON COMPASS(投資一任型)
マネックスアドバイザー(助言型)
FX
暗号資産(仮想通貨)
スマホアプリ・マネックストレーダー株式 スマートフォン
・マネックストレーダー株式 タブレット
・トレードステーション米国株 スマートフォン
・MonexTraderFX スマートフォン
・マネックストレーダー先物 スマートフォン
取扱銘柄東京証券取引所などに上場する株式銘柄
株式以外(ETFやREIT)・外国株や売買単位が1株の銘柄などは取り扱いをしていません。
手数料買付手数料:0円
売却手数料:約定代金の0.55%(最低手数料52円)
取引時間当日分は11:30まで
11:30~17時頃の間は注文を受け付けていない
17時以降の注文は翌営業日分

LINE証券

LINE証券
出典:LINE証券
LINE証券のおすすめポイント
  • 単元未満株(いちかぶ)で1株数百円から投資できる
  • 日中の取引コストが「往復:0.7%~」と業界最低水準
  • LINEから簡単に取引ができる

LINE証券は、日本での利用者が9,300万人を突破しているコミュニケーションアプリのLINEから、「もっと身近に投資を始めよう」というコンセプトでサービスを開始した証券会社です。

LINE証券なら、単元未満株(いちかぶ)で1株数百円から投資できます。

また日中の取引コストが「往復:0.7%~」と、業界最低水準です。

さらにLINEから簡単に取引できるので、LINE利用者ならアプリを新しく入れる手間はありません。

つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)にも対応しているので、少額投資を気軽に始めたいならおすすめの証券会社と言えます。

口座開設は、スマホから3分で完了します。

LINE証券のキャンペーン・特典
  • 口座開設+クイズに正解+入金+株取引で最大4,000円プレゼント
  • つみたてNISA開始で毎月抽選で1万円プレゼント
取引手数料【現物取引・1約定制】
・〜5万円:55円
・〜10万円:99円
・〜20万円:115円
・〜50万円:275円
・〜100万円:535円
・〜150万円:640円
・〜3,000万円:1,013円
・3,000万円〜:1,070円
ポイント制度
ポイント投資LINEポイント
投資信託
一般NISA
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取扱銘柄国内株式:約1,500銘柄(1株単位)
国内ETF:15銘柄(1口単位)
コスト(スプレッド)往復:0.7~2%(取引時間帯による)
手数料取引手数料0円
取引時間日中取引:9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50
夜間取引:17:00~21:00

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松井証券

松井証券
出典:松井証券
松井証券のおすすめポイント
  • 25歳以下なら約定代金に関係なく取引手数料が無料
  • 26歳以上でも1日の約定代金が50万円までなら無料
  • 「投信毎月ポイント・現金還元サービス」により、最大0.85%の毎月ポイントや現金還元

松井証券は、1918年創業の老舗証券会社で、初めてインターネットでの取引サービスを開始したネット証券の元祖です。

松井証券であれば、25歳以下なら約定代金に関係なく取引手数料が無料になります。

26歳以上でも、1日の約定代金が50万円までなら無料です。

また「投信毎月ポイント・現金還元サービス」により、最大0.85%の毎月ポイントや現金還元が受けられます。

「投信毎月ポイント・現金還元サービス」は、選ぶ投資信託によって還元率が変動します。

もしあなたが25歳以下なら取引手数料が無料にできるので、口座開設しましょう。

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取引手数料(税込)【25歳以下(未成年含む)(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・約定代金に関係なく無料

【26歳以上(現物取引)】
※1日の約定代金合計に対する手数料
・~50万円:0円
・~100万円:1,100円
・~200万円:2,200円
以降100万円増加毎に+1,100円
・1億円~:110,000円(上限)
ポイント制度投信毎月ポイント・現金還元サービス
ポイント投資松井証券ポイント
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※松井証券では単元未満株の買付不可で、売却のみ
手数料売却手数料:約定代金×0.5%(税込0.55%)
取引時間09:00〜10:59
11:00〜14:30

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株式投資の始め方に関するQ&A

株式投資の始め方Q&A

ここでは、株式投資の始め方に関してよくある質問と回答6つをまとめました。

株式投資の始め方に関するQ&A
  1. 株を始めるには何が必要?
  2. 株式投資を始めるのにいくら必要?
  3. 株式投資の始め方でおすすめの本は?
  4. NISAとは?
  5. 株式投資の初心者が気をつけることは?
  6. ネット証券口座がおすすめな理由は?
株を始めるには何が必要?
証券口座」と「資金」が必要です。

証券口座は、手数料が安くて単元未満株(S株)ができる「SBI証券」がおすすめです。
資金は、生活資金3~6カ月分を除いた余裕資金を用意しましょう。
株式投資を始めるのにいくら必要?
単元株(100株)なら約30万円以上、単元未満株なら約3,000円以上が必要です。
理由は、国内株式の8割が1株約3,000円を占めているからです。

株式投資には手数料も必要なので、さらにプラスして数千円多く資金を用意しておきましょう。
株式投資の始め方でおすすめの本は?
おすすめは下記の3冊です。

①株式投資の基礎を固めたいなら「いちばんカンタン!カブの超入門書」
②銘柄選びから分析の仕方までを学びたいなら「世界一やさしい株の教科書一年生」
③チャートの読み方や分析方法を学びたいなら「たった7日で株とチャートの達人になる!」
NISAとは?
NISAは一般的に「一般NISA」のことを指し、投資額が年120万円最長5年間(計600万円)に発生した利益を非課税にしてくれる制度のことです。

また「つみたてNISA」は、投資額が年40万円最長20年(計800万円)に発生した利益を非課税にしてくれる制度のことです。
株式投資の初心者が気をつけることは?
以下の3つに気をつけましょう。

①リスクが高い集中投資は避け、分散投資する
②資金以上の取引は行わない
③勇気を持って損切りする
ネット証券口座がおすすめな理由は?
おすすめな理由は、以下の3つです。

①手数料が安い
②スマホから投資できる
③少額から株式投資できる

株式投資は少額でスタートしよう

株式投資の始め方|まとめ
  • 株式投資とは、株式証券を売買して利益を得る行為のこと
  • 株式投資の始め方は「証券会社で口座を開設する」から「株を売ったり買い増ししたりする」まで5ステップある
  • 株式投資を始めるメリットとして、「売買差益(キャピタルゲイン)が手に入る」や「株主優待で商品や割引券がもらえる」などがある
  • 株式投資を始めるデメリットとして、「元本割れリスク」や「倒産リスク」などがある
  • 株式投資のコツとして、「少額投資から始める」や「損切りを徹底する」などがある
  • 株式投資を始めるのにおすすめの証券会社は、「アクティブプラン」で1日100万円まで取引手数料が無料で、単元未満株(S株)で1株数百円から投資できる「SBI証券

ここまで株式投資の始め方をメリットやデメリット、コツなども含めて解説してきました。

結論として、株式投資を始めるなら少額でスタートしましょう。

というのも株式投資に慣れるまでは、思い通りに利益を出すよりも損失を出すことの方が多いからです。

利益が少しずつ出せるようになったら、徐々に投資金額を大きくして利益も大きくしていくといいでしょう。

まだ証券会社で口座開設していないなら、「アクティブプラン」で1日100万円まで取引手数料が無料で、単元未満株(S株)で1株数百円から投資できるSBI証券がおすすめです。

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