おはようございます、GOTALです。なんとかIF-W2の説明まで辿り着きました。GOTALのルブの特徴をご理解頂く為には、基油や固体潤滑とは何かをご理解いただければなりません。そして皆さんのオイル選びの参考になればと思い書いて参りましたが、中々詳細までご覧いただける方は少ないようです。まあ、そんなもんでございます。さて、一般の固体潤滑は大きすぎでC60フラーレンは小さすぎというお話をさせていただきました。では分子ベアリングの別名を持つIF-WS2はどうなのか? これがまさにジャストなサイズなのです。それもそのはず潤滑の為に作られたIF-ws2ですから数μmしかない潤滑面に行き渡りながら、潤滑面の微細な凹凸をカバーできる100nm前後に作られています。
さらに、フラーレン構造でありながら二硫化モリブデンのように多層構造化(玉ねぎのような構造からオニオン構造とも呼ばれています)されており、高い圧力が掛かると表面の層が剥離することで圧力を受け流し極圧性を発揮します。剥離して小さくなったIF-WS2はさらに微細な凹凸内部に入り込み潤滑面の平準化に還元してくれます。
そしてIF-WS2の面白い特徴として、柔軟なクッション性能が挙げられます。この柔軟な構造が足に優しい感触を生んでくれているのです。(もちろんサポートのアルキルナフタレンの効果もあります)
しかし、IF-WS2にも問題があります。一つは黒いです。黒い成分と書いているのに「黒いのはどうにかならんのか」とアマゾンのレビューに書いていただいていますがどうにもなりません。黒いのが効いているのです。
黒くないのがよければ他社様でも良いルブはあると思いますのでそちらをお勧めします。ただ、GOTALのようなエステルベースのルブはない為、輪行や折りたたみ、車載の方のために作っても良いのかもしれません。
そしてもう一つの欠点。粒子が重いんです。タングステンは非常に重い物質。そのため直ぐに沈殿してしまう。これを解決するのに一苦労するのです。これがベースオイルの特性や粘度で全く変わってします。分散効果のある添加剤を入れれば済むんですが、分散しすぎても金属表面に定着しにくくなり、痛し痒しなのです。念の為よく振ってお使いください。ボトルごと湯煎して振って頂くのがお勧めです。動粘度も下がりさらに細部に浸透しやすくなります。
現在開発中のベアリング用の高粘度オイルも性能は良いのですが混ぜて1週間ほどで沈殿してしまうのです。
このため現在試行錯誤中。発売まではまだ時間がかかると思います。一方、ヒルクライムやトラック競技、トライアスロンなどのショートディスタンス競技向けの1915-LUBは現在発売に向けて準備をしております。
皆さんGOTALのルブの性能を引き出すためには洗浄脱脂が大切です。是非合わせてチェーンディグリーザーの素もよろしくお願いいたします。
264
件の表示