日本列島は31日も、広い範囲で強い高気圧に覆われ気温が上がった。埼玉県熊谷市でこの日の全国最高となる39・2度を観測。全国914の観測地点のうち30度以上の真夏日は7割を超える653地点で、このうち35度以上の猛暑日は124地点に上った。7月最終日も厳しい暑さとなった。
気象庁は、北日本から東日本では8月1日にかけて、西日本では同日、大気の状態が非常に不安定になるとして注意を呼びかけた。日中は気温が上昇する一方、上空約6千メートルに氷点下6度以下の寒気が入る。落雷や激しい突風、ひょう、局地的に非常に激しい雨となる恐れがある。
7月31日は埼玉県鳩山町と群馬県伊勢崎市で39・1度、埼玉県久喜市で38・4度など。岩手県岩泉町は36・9度で、この地点の最高記録を更新した。
大気が不安定になるため積乱雲が発達し、天候が急変する可能性がある。気象庁は、真っ黒な雲の接近や急に冷たい風が吹いた場合は、建物内に移動するなど安全を確保するよう求めている。ひょうに備え農業施設の管理も必要だ。