2023/07/31(月) - 08:00
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第2回ツール・ファムを締めくくったのは大会史上初の個人タイムトライアル。欧州TT王者マーレン・ローセル(スイス、SDワークス・プロタイム)が区間優勝を挙げ、チームメイトのデミ・フォレリング(オランダ)が総合優勝に輝いた。
第2回ツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフトは、フランス南西部ポーを舞台とした22.6kmの個人タイムトライアルで決着。スタート地点から南のボスダロに向かって戻ってくるコースにて、最終的なマイヨジョーヌの持ち主が決まる。
前日の山岳ステージを制した総合首位デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)と総合2位カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)との差は1分50秒。そして総合3位のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が2分28秒遅れの中、総合順位が最下位のマイヤライン・ファントゥへローフ(オランダ、ヒューマンパワードヘルス)から順に123名がスタートを切った。
前半に出走した選手の中で好タイムをマークしたのは、昨年のTT世界選手権で4位に入ったヴィットリア・グアジーニ(イタリア、FDJ・スエズ)。テクニカルなコーナーが多く、コースの真ん中に登坂距離1.4km/平均勾配6.3%の登りが設定されたコースで、22歳のグアジーニが出した30分36秒というタイムが長らく選手たちの基準となった。
それをオーストラリアTT王者のグレース・ブラウン(FDJ・スエズ)が40秒と大幅に更新。しかしその少し後にスタートを切ったマーレン・ローセル(スイス、SDワークス・プロタイム)が第1計測地点(12.1km地点)でブラウンのタイムを27秒上回り、最終的に29分15秒のタイムでフィニッシュ。平均スピード46.359km/hで駆け抜けたヨーロッパ選手権王者が、SDワークス・プロタイムに区間4勝目をもたらした。
ローセルがホットシートで見守るなか総合上位勢がスタートする。なかでも初日を制し、6日間に渡りマイヨジョーヌを着続けたロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)は好走を見せ、ローセルから38秒遅れの29分53秒という好タイムでフィニッシュした。
この時点で総合3位につけるアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)は「この2日間は調子が良くなかった」と振り返る通りスピードが伸びず、トップタイムから1分41秒遅れ(区間14位)で現役最後のツール・ファムを終えている。続く総合2位かつマイヨアポワ(山岳賞ジャージ)を着るカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)は1分22秒遅れでフィニッシュ。コペッキーに総合順位で逆転を許したものの、2年連続となる総合表彰台の座を守った。
そして最終出走者となったデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)は、中間計測地点をローセルに続く2位のタイムで通過。その後もペースを落とすことなく大歓声を受けたマイヨジョーヌは、ローセルから10秒遅れの29分25秒という区間2位のタイムでレースを終え、栄光のマイヨジョーヌを確定させた。
昨年の第4ステージに続く、区間2勝目を飾ったローセルは「今週はデミ・フォレリングのアシストに徹していたが、このステージでの勝利を狙いにいった。その結果、勝利することができて嬉しい。私たちは大会の半分にあたる4ステージを、異なる4人で勝利した。今シーズンは全てにおいて期待以上の結果を得る事ができている」と喜んだ。
そして第2代ツール・ファム総合優勝者に輝いたフォレリングは「大幅なリードを得ていたので今朝はリラックスし過ぎてしまい、そのせいでスタート直前に緊張がやってきた。勝利を狙っていたステージの1つだったので、限界まで踏み込んだ」とタイムトライアルを振り返る。そして「ここに向けて厳しい練習を積み重ねてきた。それに加えて自分を信じ、シーズンを通して自分の心を落ち着かせなければならなかった。今夜シャンパンのコルクを抜く時に、このツールで成し遂げたことが現実と感じるのだろう」と、フォレリングは喜びを語っている。
大会を通して驚きの走りを披露したコペッキーは総合2位とマイヨヴェールに輝き、ニエウィアドマは総合3位とマイヨアポワ、22歳のセドリーヌ・ケルバオール(フランス、セラティツィット・WNTプロサイクリング)がマイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得した。また、日本人選手として初出場した與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)は見事完走を果たしている。
第2回ツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフトは、フランス南西部ポーを舞台とした22.6kmの個人タイムトライアルで決着。スタート地点から南のボスダロに向かって戻ってくるコースにて、最終的なマイヨジョーヌの持ち主が決まる。
前日の山岳ステージを制した総合首位デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)と総合2位カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)との差は1分50秒。そして総合3位のアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が2分28秒遅れの中、総合順位が最下位のマイヤライン・ファントゥへローフ(オランダ、ヒューマンパワードヘルス)から順に123名がスタートを切った。
前半に出走した選手の中で好タイムをマークしたのは、昨年のTT世界選手権で4位に入ったヴィットリア・グアジーニ(イタリア、FDJ・スエズ)。テクニカルなコーナーが多く、コースの真ん中に登坂距離1.4km/平均勾配6.3%の登りが設定されたコースで、22歳のグアジーニが出した30分36秒というタイムが長らく選手たちの基準となった。
それをオーストラリアTT王者のグレース・ブラウン(FDJ・スエズ)が40秒と大幅に更新。しかしその少し後にスタートを切ったマーレン・ローセル(スイス、SDワークス・プロタイム)が第1計測地点(12.1km地点)でブラウンのタイムを27秒上回り、最終的に29分15秒のタイムでフィニッシュ。平均スピード46.359km/hで駆け抜けたヨーロッパ選手権王者が、SDワークス・プロタイムに区間4勝目をもたらした。
ローセルがホットシートで見守るなか総合上位勢がスタートする。なかでも初日を制し、6日間に渡りマイヨジョーヌを着続けたロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)は好走を見せ、ローセルから38秒遅れの29分53秒という好タイムでフィニッシュした。
この時点で総合3位につけるアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)は「この2日間は調子が良くなかった」と振り返る通りスピードが伸びず、トップタイムから1分41秒遅れ(区間14位)で現役最後のツール・ファムを終えている。続く総合2位かつマイヨアポワ(山岳賞ジャージ)を着るカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)は1分22秒遅れでフィニッシュ。コペッキーに総合順位で逆転を許したものの、2年連続となる総合表彰台の座を守った。
そして最終出走者となったデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム)は、中間計測地点をローセルに続く2位のタイムで通過。その後もペースを落とすことなく大歓声を受けたマイヨジョーヌは、ローセルから10秒遅れの29分25秒という区間2位のタイムでレースを終え、栄光のマイヨジョーヌを確定させた。
昨年の第4ステージに続く、区間2勝目を飾ったローセルは「今週はデミ・フォレリングのアシストに徹していたが、このステージでの勝利を狙いにいった。その結果、勝利することができて嬉しい。私たちは大会の半分にあたる4ステージを、異なる4人で勝利した。今シーズンは全てにおいて期待以上の結果を得る事ができている」と喜んだ。
そして第2代ツール・ファム総合優勝者に輝いたフォレリングは「大幅なリードを得ていたので今朝はリラックスし過ぎてしまい、そのせいでスタート直前に緊張がやってきた。勝利を狙っていたステージの1つだったので、限界まで踏み込んだ」とタイムトライアルを振り返る。そして「ここに向けて厳しい練習を積み重ねてきた。それに加えて自分を信じ、シーズンを通して自分の心を落ち着かせなければならなかった。今夜シャンパンのコルクを抜く時に、このツールで成し遂げたことが現実と感じるのだろう」と、フォレリングは喜びを語っている。
大会を通して驚きの走りを披露したコペッキーは総合2位とマイヨヴェールに輝き、ニエウィアドマは総合3位とマイヨアポワ、22歳のセドリーヌ・ケルバオール(フランス、セラティツィット・WNTプロサイクリング)がマイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得した。また、日本人選手として初出場した與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)は見事完走を果たしている。
ツール・ド・フランス ファム2023第8ステージ結果
1位 | マーレン・ローセル(スイス、SDワークス・プロタイム) | 29:15 |
2位 | デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +0:10 |
3位 | ロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | +0:38 |
4位 | グレース・ブラウン(オーストラリア、FDJ・スエズ) | +0:40 |
5位 | リーアンヌ・マルクス(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | +0:50 |
6位 | ジュリエット・ラブー(フランス、DSM・フィルメニッヒ) | +1:17 |
7位 | オリヴィア・バリル(カナダ、UAEチームADQ) | +1:18 |
8位 | ヴィットリア・グアジーニ(イタリア、FDJ・スエズ) | +1:21 |
9位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | +1:23 |
10位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、リドル・トレック) | +1:30 |
14位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | +1:41 |
個人総合成績
1位 | デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 25:17:35 |
2位 | ロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | +3:03 |
3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | |
4位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | +3:59 |
5位 | ジュリエット・ラブー(フランス、DSM・フィルメニッヒ) | +4:48 |
6位 | アシュリー・モールマン(南アフリカ、AGインシュランス・スーダル・クイックステップ) | +5:21 |
7位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJ・スエズ) | +9:09 |
8位 | アネ・サンテステバン(スペイン、ジェイコ・アルウラー) | +9:36 |
9位 | リカルダ・バウエルンファイント(ドイツ、キャニオン・スラム) | +9:56 |
10位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、リドル・トレック) | +10:14 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) |
山岳賞 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) |
ヤングライダー賞 | セドリーヌ・ケルバオール(フランス、セラティツィット・WNTプロサイクリング) |
チーム総合成績 | SDワークス・プロタイム |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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