渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

嬉しい事

2023年07月31日 | open



私が小学生時代に属した少年
野球チームがまだ存在する事
をネットで知る。
これはとても喜ばしく思った。
私は背番号28、投手だった。
右投げ右打ち(スイッチヒッター)。
左利きだったのを父に右に矯正
れた過去がある。星飛雄馬の
逆バージョン。
矯正の理由は単純明快。刀を
差すのは左腰であり、右で
を握るからだという。
箸は両方の手で使えるが、
左手で箸を取るのはうちでは
厳禁だった。座敷では正座し
て背筋を伸ばして食事した。
父も勤務先の企業チームで野
球をやっていたが、一緒に練
習をするのは嫌だった。
子どもに向けて思いっきり
豪速球を投げて来る。
取れないと、しこたまどやし
つけられる。
星一徹かよ、みたいな感じだ
った。
てか、「苦しくったって〜」
と鮎原こずえになりそうだっ
たが、だって女の子なんだも
ん、ではないので決して泣き
はしない。泣いたらあとが
怖い(笑
父は星一徹みたいだったから
だ。
実は私の祖父が晩年の星一徹
に風貌がそっくりだった。
あの人も厳しい人で、田舎の
城下町では、町で泣く子が
たら「あそこの家に連れて
くぞ」と言うとピタリと泣き
やんだ、という嘘みたいな事
を何人からか聞いた事がある。
無理偏に拳骨と書いて父と読
ませるような家だった。代々。
嫌なもんだよ。
なんで5-6才で正座させられ
て論語の素読などさせられ
なければならないのか。
碁盤の上から袴履いて飛び降
りた翌日から素読させられる。
意味わからん外国語を日本語
下しにした文言を。

そして、古い神奈川の故郷の
ネット記事を見て、さらに嬉
しい事があった。
女の子もその野球チームには
何人もいて、一緒にプレーし
ているようなのだ。
これはとてもいい。
微笑ましくも、その姿が良い。
画像を見ると、子どもたちの
目がみんなキラキラしていた。
本当は二輪ロードレースのよ
うに男女混合で同じ土俵で
プレーさせてあげたい。
しかし、男女では体力差が
生じるので、どうしても男性
リーグと女性リーグに分けら
れるスポーツ種目が多い。
少年剣道などは、男女別では
なく、同じコートで対戦する。
男女関係なく、強い子が勝つ。
本来、それがスポーツの真髄
のように思える。

野球や剣道やモーターサイクル
ロードレースのよいところは、
実力勝負で性別関係なく対戦
できるところだ。
本来はビリヤードもそう。
ビリヤードなどはさして体力
は使わないので、技術と知力
がある者が勝つ。
本当は、それがスポーツ。
誰でも勝てるチャンスはある、
というのが、スポーツの平等
性かと思う。結果は本人次第、
という。
スポーツを通じて学ぶ事は多い。



この記事についてブログを書く
« 学校 | トップ |