一時話題になっていたGIVE&TAKEという本
もう読んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃるでしょうね。
私も何度も繰り返し読み返している本なのですが、
ぜひINFPさんに読んでいただきたい。
INFPさんは多分ギバーの方がほとんどだと思うんですよね。
人との調和が大切で言い合いやもめごとはとても苦手。
誰かを助けてあげることに長けている、そんなINFPさんは
実社会では困っている人は見て見ぬふりなんてできませんよね。
実際、こうやって親切に誰でも手助けしていたら成功が遠のくのでは?
と思われがちで、実際そういう人もたくさんいるのですが、
実は人を助け、自分の能力を人に分け与えられる人の成功者は多数いることが知られているのです。
最近、
私(ISFJ)と夫(INFP)の関係はとてもよくなりつつあります。
それは私のマインドが変わったこと、
夫が仕事面で軌道に乗りかけていること
など
いろいろな要素がありますが、
まず、私が夫への干渉をやめたことがとても大きい気がしています。
ISFJの私は、とにかく効率よく、無駄なことは省きたいし、その通りに事が進まないとイライラが募るタイプです。
そんな考えを無意識に相手にも求めているところがあり、
夫の少しおっとりした行動がとても目についていたのです。
結婚して間もないころ(しかも割と最近まで)、効率よく家事も仕事もこなしたいのに24時間で夫婦の時間も持たないといけない目まぐるしい生活をこなしていたので、
夫にも私と同じくらいフットワーク軽く動いてほしい。
買い物は足りないものがあったら、手が空いている人が買ってきてくれたり、
洗濯をしてくれていたり、何か家事が早く終わる様に先回りして計画して時間を作りたいのにそううまくは夫は動いてくれません。
そんな態度にとてもやきもきして、
なぜそうしてくれないのか?何もしない自分に罪悪感はないのか?
などなど
どんなふうに悪いのか、それがどれだけ悪なのかをネチネチ言っていたように思います。
それを聞かされている夫は言い返すことはほとんどなく、
それでも行動を改めることはありませんでした。
今思えば、そのことに納得できないプライドの高い自分がいて、
かといって言い返すほど勝気でもない。ただ、私から自尊心を傷つけられていたのでは?と推測します。
私はカリカリし、ストレスをぶつける
夫は理不尽なイライラに自尊心を傷つけられるけれど、それを発散するすべをもっていない
こんな関係が続いていました。
実際
下の本を読んだことで、今まで夫をどれくらい信用していないかがよくわかりました。
女性は夫に家計を任せると
すべてを使い果たしてしまうのではないかと不安になって家計を任せられない
ということが書かれている部分があります。
特に自立している女性は「自分がやった方が夫よりもうまくやれる」という自信があるのです。
私も、すべてにおいて「夫にお願いするよりも自分がやった方が早いし完成度も高い」と思っていたのです。
でもこの本の中に書かれていたのは、
「夫に家計を任せてみて、ダメそうならもう一度考えてみればいい」のです。
全財産を使い果たすまで放置しなくても良いのです。
夫を信じて任せてみれば良いのです。
そうは言われても怖くてできないと本にも書かれていました。
本当にその気持ちがわかるのです。
任せてみるなんて恐ろしくてできないのです。
そうやって夫に任せることができない、でも妻側が手いっぱいでイライラして夫に声を荒げることが、自立した夫の自信を日に日に壊していくことになるのです。
この本も繰り返し読んでは自分の行動を少しでも変えようと思っては
元通り、変えよう、元通り
の繰り返しで、最近は夫がすることにあまり怒ることがなくなりました。
この小さな行動が夫の自信を少しずつですが、取り戻しているように感じます。
無駄なお金を使っているな
と思っても、
「これを買ったからって破産するわけではない」
と考え我慢するのです。
これを繰り返しているうちに、
全く動じなくなるようになります。慣れます(笑)
「こっちは小さなお金もケチって貯金に回そうとしてるのに、
夫はコンビニですぐに買い物をする」
なんてプリプリ怒ってもだれも幸せにはならないのです。
それよりも寛大に「今回は何を買ったの?」と聞いて夫婦の話題を作ればいい。
私が愛する夫は、家計が破産するほどの大金を使って何かを購入することはないのですからね。
「何を買ったの?」
と聞いたら、たぶん嬉しそうに話をしてくれる。
その代金が数千円であれば安いものではないですか。
そんなことを教えてくれる一冊です。
こんな生活をしばらくしていたら、
今まで自分からはあまり行動に移せなくて、割と私に頼り切っていた夫が
自分で考えて行動をし、今必要なことをきちんと行い、計画を立てて行動をしてくれるようになっています。
今はまだうつ傾向が強く、判断能力が鈍かったり、記憶力が薄かったりと
私が言ったことを忘れたりしてしまうことも多いですが、
そんなミスを咎めずに、「まーいいよ」と言って、なかったことにすることで
私もそのあとストレスを引きずらなくてもいいですし、夫も咎められて自尊心を傷つけられずに済むのです。
ギブアンドテイクはINFPさんのようなギバーの人にぜひ読んでいただきたい一冊です。
なにか、踏みつけられるだけのギバーにならずに、人生をよりよく進むためのヒントがある様に思います。
ぜひ読んでみてください。