先日こちらの動画を見ました。
HSCとはHighly Sencitive Childの訳で、超敏感気質という意味です。
友達が怒られていると、まるで自分が当事者かの様に悲しくなるし、音やにおいにもとても敏感だったりします。
HSPというのも最近はとても話題に上がる気質で、こちらは大人バージョンです。
このビデオの彼の気持ちも、夫(INFPでありHSP)を見てきているので理解できます。
そして祖母の言うことも大変理解できるのです。
私はどちらかと言うと祖母側の気持ちに近いものがあります。
コメント欄に「私もHSCだったけど治った」と書いている人がいました。
それをみて、もしかして、かばいすぎることもある意味その特質(HS)を(悪い意味で)強調させてしまうのかなと。
*これは本当に個人の意見で、実際に苦しんでいる人に寄り添っていない意見かもしれません。
現代はこのような理由でも学校が休める時代ですが、
一昔前まではそう簡単に学校を休める時代ではありませんでした。
嫌でも苦しくても学校へ行っていた子はいたはずです。
その中で、どうやったらこの気持ちを回避できるのかな?苦しまなくて済むのかな?
と工夫して治っていった人たちは少なからずいたと思うのです。
それを「彼らはHSCではない」と結論づけるのか。
私は専門家でないのでわかりません。
もしも生まれた時代や環境が違った場合、こんなことを言っていられたのかな。
狩りをしながら自給自足で暮らす人たちの元で生まれていた場合、
毎回、狩りで殺されていく動物たちのために悲しんでいられるでしょうか?
人間へ向ける感情と動物とでは違うのでしょうか?
生きていくためにしょうがない行動は納得できるんでしょうか?
私にはその線引きはわかりません。
戦地で生まれていたら、爆音の中「音が気になる」と寝ずにいたのでしょうか?
それでも眠るしかなかった場合、HSC気質の持ち主でも眠れるのでは?
人間は順応していく生き物であり、動物は進化をしていく生き物なのです。
その結果がもしかするとHSC(HSP)を生んでいるのかもしれませんが・・・
私の個人的な意見は、
「やっぱりどこかで折り合いをつける」
しかないのかなと。
もちろん、それができなくて苦しくて辛くて人生を自ら終える人も中にはいるのかもしれません。
ただ、少しずつ順応できるようになれる努力も必要なのかなと、凡人の私としては感じてしまいます。
凡人は簡単にできるんですけどね(笑)
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