前回の続きです。
まだお読みでない方はそちらからどうぞ。
夫は2件の心療内科へ行き、「適応障害」と「双極性障害」の診断をされましたが、その後セラピーの門をたたきました。
一件目の心療内科で言われたことですが、
日本ではまだまだ専門的なセラピーは普及しておらず、なおかつ金額が高いとのことでした。
しかし、夫は自分の症状を緩和してくれるかもしれないというセラピーに行ってみることにしたのです。
そこに行った結果ですが、
「とてもよかった」
と言うのです。
INFP,特にHSPの人は以前におすすめした動画にもあるように
穏やかな相手とは話していて心地よいし、逆に威圧的な人と一緒ではとっても疲れてしまいます。
ですので、穏やかな空間で、自分の話をしっかり聞いてくれるセラピーは先生との相性にもよりますが、とっても居心地がいい空間で、愚痴を吐き出せる場所になるようです。
普段気を許せる人が少ないHSPさんですし、なおかつ普段の生活では、じっくり気を許して自分の悩みを聞いてくれる人っていないと思うんです。
それが家族であっても、いつもいつもは聞いていられないし、お相手だって自分の生活リズムもあるし、愚痴ばかり聞かされていると疲れてしまいます。
愚痴を解決しようとする性格の人が相手だったら、
全く行動せずに愚痴ばかり言うあなたに、もしかすると苛立たしく感じて、攻撃的な相手に変わってしまうかもしれません。
ですので、それを専門としているセラピーさんに自分の思いのたけを話して、ただ聞いてくれて寄り添ってくれるお相手を近くに持つというのは、心のよりどころになるのでは?と思うのです。
そして、夫は一人(私が付き添わず)でそういうところに行くと
少し泣いてしまうようです。
普段、映画や感動したもので心を動かされて泣くということをほとんどしない夫ですが、こういうときに涙が出てしまうそうです。
私が思うに、
割とプライドが高いINFPの夫は、今の自分と思い描いた自分とのギャップが埋まらない自分に
悔しくもあり、
腹立たしくもあり、
悲しくもあり、
虚しくもある
のだと思うのです。
だからその思いを人にさらけ出す勇気、またプライドが傷つく葛藤に感情が揺さぶられるんじゃないのかな?と思います。
もう少し何も考えずに世渡りが出来たら楽なのに
と、
妻である私は思ってしまいます。
ですので、今少しうつっぽかったり、気が滅入る、涙が出るなどの状況にある人は、
ぜひ信頼できそうなセラピーさんを見つけて一度カウンセリングを受けてみてください。
「時間がないからまた」
とか
「お金がかかるから」
と先延ばしにしないでくださいね。
後になればなるほど、回復にも時間がかかりますし、うつっぽい症状も悪化するかもしれませんから。
この生き辛い世の中、我慢せずに自分をいたわってあげてください。