夫(INFP)は人の言動をいちいち気にする方です。
自分の発言によって相手に与える印象も大変気にします。
なので、メールの返信にも時間がかかりますし(相手が不快に思わないだろうか、メッセージが短すぎると冷たい印象を与えないだろうか、などなど)、言いたいことを正確に伝えたい(誤解を与えないように)と思うあまり、説明がすごく回りくどくなることもしばしば。
私は、夫のメールを読んだわけではないのであれですが、私と話をしているときに、結論にたどり着くまでにかなり時間がかかります。
私としては何を言われていて、何を欲しているのか、早く結論にたどり着きたいのに、話を聞いている最中にとてもヤキモキしてしまいます。
そして、最終的(最短距離のストーリー)には、大した話ではないことも多いのです。
こういった、自分よりも他人に与える印象の方をすごく気にするタイプは、時に精神の異常を疑われる人と少し重なる部分がある気がします。
例えば:幻聴が聞こえる、とか、笑っている人を見ると自分のことを言われていると本気で思う。こう言った症状が強い人は「うつ」っぽい傾向だったり、「精神」の異常を疑われる症状に当てはまったりします。
夫も遠めから見ると、幻聴が聞こえたりはしないものの、被害妄想の様なとらえ方をすることが良くあります。
外出先で知人に会いたくないと思うあまり、逆にそれを気にして常に知っている人がいないか、緊張をしながら街を歩いたりします(常にだれかに会うんじゃないか?知っている人が居るんじゃないかという恐怖で落ち着かない)。
私(ISFJ)みたいな一般人、しかも年を重ねて図太くなった人にとっては「出会う確率が少ないのに気にして楽しめないなんて損」と思いますし、たとえ会いたくない人とすれ違ったとしても、自分のアンテナ(夫のように常に「居るかもしれない」と周りを気にする)が全く反応していなければ、出会ったという事実さえ、無かったことになりますよね。(だって私は見ていないんだから!)
これだけではありませんが、
人間、同じ物事に出会ったときに、それをポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるかで、その先のゴールは全く変わってきますし、心理的な負担も全く違うものになります。
例えば、「天気予報は雨」
を
「最近雨が少なかったから、たまには雨も必要」と考えたり、「この雨で少し涼しくなるかな」
と考えるか、
「洗濯も出来ない」「気分が晴れない」「足元も濡れる」
と考えるかで心理的な負担も違うと思いませんか?
(雨は時には嫌ですが、もう変更することができない事実に関して、あれこれ考えない、と言うのが私の考えです)
私は、何か自分に降りかかった事実に対してかなりポジティブに考える方です。
昔からそうであったわけではありません。クヨクヨしたり、そのことばかりで頭がいっぱいになっていた頃もありました。
今では、図太くなったもので、公の場所でたとえつまづいても、たいてい笑えてしまいます。
逆に夫はどこか公の場でつまづいたりすると、とてもとても恥ずかしがりますし、そのあとしばらくはそのことに関して引きずっている気がします。
この人間の思考回路を悪い方から引き離して、良い方へくっつけるという方法が「認知行動療法」と言う訓練になります。
プレゼンで大失敗してクヨクヨして「もう人生は終わりだー」
と考えるのではなく
「失敗したのはしょうがない、次はこうならないようにしないとな!なぜこうなったのか自分なりに分析してみよう」
とプラスの思考回路に変換する訓練です。
過ぎ去った過去は変えられませんし、悩んでいる時間、そんなことに無駄な時間を使っていると思うと、私は忘れること、次へ生かすことへ考え方を変える方が有益ですし、心の負担も少ない気がします。
自分自身で自分をいじめる必要はないと思うんです。
夫は自分のことが嫌いと言うことがあります。口に出さなくても心の中ではいつも好いていないはずです。
でも自分自身を甘やかしてやること、褒めてやること、愛してやることは自分自身が一番できることだと思うんです。
それって「私」の特権だと思いませんか?
たとえ嫌でも、「自分を褒めてやって、素敵なんだ」と思ってあげる
たぶん自分を認められない人の特徴って、すべてのハードルが高く設定されていて、こんなのじゃダメだ!
ってかなり厳しい人だと思うんです。
でも
「無償の愛」じゃないですが、なんの見返りもなく、最大限以上、自分自身を愛してくれる人って自分自身だと思います。
もし、いつもマイナス思考でっていう人は
認知行動療法、本もたくさん出ていますので、ぜひ、強固につながった捻じれた思考回路を引き離して、自分をかわいがってあげる思考回路につなげてほしいなと思います。