家や公園のトイレに侵入して、女性2人に性的暴行を加えた罪に問われている男に大分地裁は28日、懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

強制性交等傷害などの罪で実刑判決を受けたのは別府市の建設作業員、手嶋春稀被告(24)です。

判決によりますと手嶋被告は今年1月、20代の女性の家に侵入して性的暴行を加え、けがをさせました。さらに翌月、公園の女子トイレに侵入し10代の女性に性的暴行を加え全治10日のけがをさせて2つの事件の罪に問われていました。

大分地裁で28日開かれた裁判員裁判の判決公判で辛島靖崇裁判長は「犯行態様は卑劣で悪質性が高い」と述べ「被害者の被った精神的苦痛は計り知れない」として、手嶋被告に懲役14年の実刑判決を言い渡しました。弁護側は判決を不服として即日控訴しました。