内閣府の公式サイトから性風俗の体験記にリンクが張られていることが判明し、Twitterで話題になっている。
「やっぱりデリヘルが一番」
問題のページは、2015年に開催された「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」のシンポジウムを告知する内容。
「外部のウェブサイトに移動しますがよろしいですか?」という注意書きの下に「SIP〔 戦略的イノベーション創造プログラム〕シンポジウム2015 サイトはこちら」と書かれている。
ところがクリックすると、シンポジウムのサイトではなく「恋人作るより風俗嬢」と題したページに飛んでしまう。
サイト上には「デリヘル嬢が届けてくれた充実の毎日」「やっぱりデリヘルが一番」「デリヘルはメリットがいっぱい」といった言葉が躍る。

Twitter上では「すごい!内閣府が風俗にリンク張ってるぞ!」「なんすかこれ??」など、困惑の声が広がっている。
内閣府のページには下記のような記述もあり、少なくとも2015年9月ごろまでは正しいサイトに飛んでいたとみられる。
リンク先のウェブサイトは、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)の監修の下、株式会社博報堂が運営しているものです。
この告知で案内しているウェブサイトのアドレスは、平成27年9月24日時点のものです。
ドメインが第三者に?
BuzzFeed Newsの取材に対し、内閣府のSIPを所管する部署の担当者は「以前にも似た事象がありましたが、今回の件はご指摘を受けて初めて気づきました。直接の担当者に連絡し、至急訂正いたします」と回答した。
政府のパソコンからは「アクセス禁止」のフィルタリング表示が出てしまい、具体的な内容をすぐには確認できない状態だったが、記者が文言を読み上げると、迅速な対応を約束した。
原因について、この担当者は「シンポジウムの特設サイトは外部に委託し、期限を区切って運営されていたもの。おそらく期限を過ぎた後にドメインが第三者にわたり、こういったサイトに切り替わったのではないか」と推測していた。
UPDATE
取材後、内閣府は5月9日14時までに、当該サイトへ飛べないようにする対応をとった。
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