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高橋源一郎の小説『ジョン・レノン対火星人』(角川書店)は、タイトル前にやや長いプロローグが置かれ... 高橋源一郎の小説『ジョン・レノン対火星人』(角川書店)は、タイトル前にやや長いプロローグが置かれています。この小説はハードカバーも文庫本も絶版のようなので、この部分だけは転載させてください(誰に頼んでるんだろう)。 東京拘置所における流行について話そう 一九七〇年。東京拘置所で流行っていたのは手淫(マスターベーション)だった。流行った、流行った、わたしもやった。 一九七一年。東京拘置所で流行っていたのは小説を書くことだった。流行った、流行った、誰もが小説を書くことに熱中していた。もちろん、わたしも。 そして、一九七二年。 独房にいたわたしたちの間には熱病のように野球(ベースボール)が流行りはじめた。 わたしは運動檻の中に幻のマウンドの上に立ち、いつかやってくる救援(リリーフ)にそなえ肩ならしのピッチングをつづけていた。 わたしの左隣では「左ピッチャーの肩口から入ってくるカーブ」を打てない左
2006/11/07 リンク