スイーツ&グルメ2023/2/9 更新

丑の日(うしのひ)とは?2023年はいつ?「土用」の意味やうなぎを食べる理由を紹介

土用の丑の日といえば「うなぎを食べる日」として広く知られています。この習慣は、いつ、どのようにしてうまれたのでしょう。この記事では「土用」や「丑の日」の意味をはじめ、うなぎを食べる理由についても解説します。おすすめのお取り寄せうなぎ5選も紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

土用の丑の日(うしのひ)とは?土用ってなんのこと?

お重に入れられたうなぎの蒲焼

iStock.com/kuri2000

「土用」とは、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。

一方「丑の日」とは、日にちを十二支で数えたとき、丑に該当する日のことです。丑の日は12日周期で訪れます。十二支は年を表す際に用いられるのは知られていますが、時刻や方角、日にちを表すためにも使われるのです。

<十二支とは>
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)のこと

つまり、土用の丑の日とは"土用の期間内"の"丑の日"という意味です。

なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるの?

「土用の丑の日」と書かれたうなぎ屋ののれん

iStock.com/viaductk

日本でうなぎを食するようになったのは、縄文時代までさかのぼるといわれています。日本最古の歌集『万葉集』には、大伴家持(おおとものやかもち)が「夏痩せにはうなぎがよい」と詠んだ歌が残されており、少なくとも"奈良時代にはうなぎが夏バテに効く"という認識があったようです。

では、土用の丑の日とうなぎはいつどのように結びついたのでしょう。

うなぎを食べる風習がはじまったのは江戸時代

うなぎを土用の丑の日に食べる習慣は、江戸時代に定着しました。きっかけは諸説ありますが、有力なのが蘭学者の平賀源内(ひらがげんない)の発案によるというものです。

当時主流だった天然うなぎの旬は秋から冬。うなぎ屋が、平賀源内に対して「夏場はうなぎが売れなくて困る」と相談したところ、「土用の丑の日はうなぎの日」と店頭に張り紙をして宣伝するよう提案されたことがはじまりだそうです。

張り紙効果は絶大で、うなぎ屋は大盛況。やがて多くのうなぎ屋がマネをしだし、夏の土用の丑の日にうなぎを売ることが定番化したといわれます。

丑の日に「うの付く食べ物」を食べると縁起がいいの?

日本では、古来より丑の日に「うの付く食べ物」を食べると縁起がよいとされ、うの付く食べ物を食べて無病息災を願うという習わしがありました。

うの付くうなぎも、丑の日に食べるにはまさにうってつけだったのです。時流にものり、土用の丑の日にうなぎを食べるという風習は庶民の間に広く浸透するようになりました。

2023年の土用の丑の日は年に「6回」ある

2つのカレンダーの上にペンが置かれている様子

iStock.com/Nuthawut Somsuk

土用の丑の日といえば、一般的に夏土用にある丑の日のことを指すと認識されています。しかし、実際のところ、土用の丑の日は一年を通して複数回あります。

2021年~2024年の土用の丑の日一覧

<2021年の土用の丑の日>
1月17日、1月29日、4月23日、7月28日、10月20日、11月1日

<2022年の土用の丑の日>
1月24日、4月18日、4月30日、7月23日、8月4日、10月27日

<2023年の土用の丑の日>
1月19日、1月31日、4月25日、7月30日、10月22日、11月3日

<2024年の土用の丑の日>
1月26日、4月19日、5月1日、7月24日、8月5日、10月28日

一の丑、二の丑とは?

十二支で日にちを数える場合、12日で一順します。土用は約18日間あり、その間に丑の日が2回巡ってくることもあるのです。その際、1回目の丑の日のことを「一の丑」、2回目の丑の日を「二の丑」と呼びます。

<2023年の一の丑、二の丑>
・冬土用......「一の丑」1月19日、「二の丑」1月31日
・秋土用......「一の丑」10月22日、「二の丑」11月3日

立春・立夏・立秋・立冬の日付は毎年異なるため、土用や丑の日も年ごとに違いがあります。

うなぎ以外の土用の丑の日の食べ物は?

和皿に盛られた梅干しを箸でつまんでいる様子

iStock.com/flyingv43

夏土用の丑の日の食べ物は、やはりうなぎが定番です。ただし、うなぎ以外にも、丑の日にちなんだ「うの付く食べ物」を食すケースもあります。たとえば、うどん、うり(きゅうりやすいかなど)、梅干し、馬肉、牛肉などが代表的です。

季節の変わり目である土用は、体調をくずしやすい時期。夏土用の丑の日に消化吸収がよいものや疲労回復・エネルギー補充効果があるものを食べるという習慣は、理にかなっているといえますね。

丑の日はやっぱりうなぎ!【絶品お取り寄せうなぎ5選】

夏土用の丑の日にはうなぎを食べてエネルギーチャージをしましょう!贈り物にもおすすめですよ。

1. 「近江今津 西友」うなぎのせいろ蒸し

4個のうなぎのせいろ蒸しときも吸いが添えられている様子
5,400円

滋賀・近江今津の"うなぎ・川魚料理専門店"が手がける、うなぎのせいろ蒸し。炭火で香ばしく焼いた関西風のうなぎの蒲焼を、錦糸卵とともに蒸し上げました。米は近江米を使用し、たれは代々店に受け継がれてきたもの。見栄えも上品で、ギフトやおもてなしにもおすすめですよ。

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2. 「堀忠」炭火手焼きうなぎ個食パック4入り

ギフト箱に入れられた個包装のうなぎの蒲焼とたれのセット
5,940円

職人が丁寧に炭火で手焼きしたうなぎを一食分ずつカットし、個包装にして詰め合わせました。電子レンジで加熱すればOKという手軽さも、嬉しいポイントです。ご家族で楽しむのはもちろん、ご年配の方や忙しい方に贈っても喜ばれますよ。4食分のうなぎに、たれと山椒を付けてお届けします。

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3. 「玄品」【贈答用】「兼光水産」愛知県三河産うなぎ蒲焼2本セット

白い贈答用の箱と真空パックされたうなぎの蒲焼
6,480円

愛知・三河産のうなぎを秘伝のたれでふっくら長焼きに。上質な旨味が広がり、ごはんが進むこと間違いありません。ふぐとうなぎ料理を提供する東京「玄品 神楽坂」の人気の蒲焼を贈答用の箱に入れてお届けします。お世話になった方や大切な方への贈り物にぴったりです。

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4. 「堀忠」白焼きセット

黒っぽい皿に盛られたうなぎの白焼き
8,640円

うなぎは、たれを付けて焼き上げる蒲焼が一般的ですが、通好みといえる"白焼き"もおすすめです。なんといっても、うなぎ本来の風味を味わえるのが白焼きの醍醐味。炭火だけで焼き上げ、旨味をしっかり閉じ込めました。付属の藻塩または柚子胡椒を付けてお楽しみいただけますよ。

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5. 「京都吉兆」鰻蒲焼

白と茶の和皿に盛られたうなぎの蒲焼
10,800円

皮目を香ばしく白焼きにしてからふっくらと蒸し、特製のたれで焼き上げました。雑味のない上質なうなぎの旨味を存分に味わえます。家にいながらにして、京都の料亭ならではの豪華な味を堪能できますよ。肉厚なうなぎが厳選されているため、食後の満足度が高い逸品です。

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連綿と受け継がれてきた土用の丑の日の風習

天候や気温の変化が大きい夏土用の丑の日には、うなぎを食べて体を養生させる。はるか遠い時代から続く日本ならではの風習です。

きっかけはうなぎ屋のキャッチコピーだった......と思うとなんだか楽しくなってきませんか。土用の丑の日にうなぎを食べる際は、先人たちの知恵にも思いをはせてみてはいかがでしょう。

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※商品情報や販売状況は2023年02月09日時点でのものです。
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