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一見、誠実そうな男性…「本当に誠実」か「実はクズ」かを見極めるたった1つの方法

女子SPA! / 2023年7月27日 8時47分

まず、恋人関係にある男女が破局する場合、どちらか一方が10割悪いというケースはほとんどありません。彼氏5割:彼女5割と均等に責任がある場合もありますし、彼氏8割:彼女2割という具合に男性のほうに原因の比率が高い場合もあれば、逆に彼氏2割:彼女8割のように女性のほうに原因の比率が高い場合もあります。

誠実な男性というのは、自分に不利益なことがあるとしてもきちんと事実を伝えてくれますから、別れた原因を尋ねられた場合、自分側の責任や落ち度といった悪かった要素も正直にカミングアウトしてくれるものです。

たとえ責任の比率が彼氏2割:彼女8割で元カノのほうが圧倒的に高かったとしても、自分のたった2割の非もきちんと隠さずに報告するでしょうし、元恋人のことをあまり批難しないようにするのが誠実な紳士というわけです。

◆クズ野郎の行動原理は“自分の不利益回避”

一方、クズ野郎の場合はどうでしょうか。ここからはクズの心理についてご説明していきましょう。

クズ野郎の行動原理には、“保身感情から自分の不利益を回避しようとする”という特徴があります。

その行動原理に当てはめると、新しくできた彼女(A子さん)から歴代彼女との別れた理由を尋ねられた場合、自分側の責任や落ち度などを隠すことが予想されるわけです。自分の悪かった要素を正直に喋ってしまうと、新彼女に幻滅されるというリスクが発生し、不利益になりかねないからです。

◆自分は「いい人」と思い込む無自覚系クズ

また、クズ野郎は大別すると2種類に分けることができます。

それは自分のクズ要素を自覚していて開き直っている場合と、自分は「いい人」だと思い込んでいてクズ要素に無自覚な場合。

後者の無自覚なクズ野郎は、自分に責任や落ち度がある場合でも、自分はいい人だという前提で考えていることもあり、勝手に都合よく「すべて元カノの責任」と脳内変換していることが多いのです。こうなると、そもそも自身が悪かったとは考えていないので、自分側にあった原因を話すことができません。

◆彼氏を信じて交際を続けたが…やはり破局

この筆者の説明を聞いたA子さんは納得してくれたものの、それでもB男さんを信じたい気持ちがあるとのことで、その後も交際を続けていきました。

しかし5ヶ月後、筆者のもとにまた相談に来たA子さんは、開口一番で「やっぱりB男君はクズでした」と言い、肩を落としました。

「B男君は無自覚なクズタイプだったみたいです。私のちょっとしたお願いをすぐにワガママ認定するし、自分の価値観が唯一無二で正しいと思い込んでいるみたいで、私が違う意見を言うと頭ごなしに否定してきて……。声を荒げたり暴力を振るってきたりはなかったんですが、ネチネチとずっと言ってくるので、一緒にいても全然楽しめなくなり……私から別れを告げました」

A子さんは最後に、「自分の貴重な20代の時間を無駄にしないように、これからは付き合う前に歴代彼女と別れた原因を聞いてみて、早めにクズかどうかを判断できるようになりたいです」と宣言。A子さんが誠実な男性と幸せな恋愛ができるよう、願うばかりです。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。

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