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「母親も逮捕されると思っていた」祖父が語る容疑者一家のバランス 生き物に優しい母・浩子容疑者に起こった“異変”とは?【ススキノ殺人】

FNNプライムオンライン / 2023年7月26日 12時43分

札幌市のホテルで首を切断された男性の遺体が見つかった事件で、死体損壊や死体遺棄などの疑いで逮捕された、パート従業員の田村浩子容疑者(60)。

娘の田村瑠奈容疑者、夫の田村修容疑者に続き、今回の事件で3人目の逮捕になります。

「めざまし8」は、義理の娘にあたる浩子容疑者の逮捕を受けて、改めて瑠奈容疑者の祖父を取材しました。

「溺愛」「過保護」娘中心だったという家族関係

瑠奈容疑者の祖父によると、かつては学芸員の仕事に就いていたという浩子容疑者。

Q.浩子容疑者はどんな人でしたか?
田村瑠奈容疑者の祖父:

瑠奈と父ちゃん(修)任せの、言ったらそれに従ってあれする。自分がこうしなかったらダメだって言う人じゃないから、奥さんは。

夫や娘の意見を尊重して、それに従うタイプだったといいます。

田村瑠奈容疑者の祖父:
仲は…とにかく瑠奈中心で、仲はいいんだ。(Q.少し過保護気味?)そうだよ、俺に言わせればね。

娘を溺愛しており、過保護気味だったという親子の関係。時には祖父が溺愛っぷりをたしなめる場面もあったといいますが…。

田村瑠奈容疑者の祖父:
それで俺が「過保護じゃないか」って言うと怒られるんだ。「おやじは古くせえからすぐ過保護って。そうして、親父はこうしろって言うことをやらんかったら、最後まで怒るくせに」って。そういう性格だから。しっぺ返し食らうから。もうしゃーないわ、あそこのうちは任せとったらいい。普通にいけば大切に育てたらそうならんけど。

修容疑者の反発にあい、見守ることしかできない状態だったといいます。

田村瑠奈容疑者の祖父:
おれは、(浩子も)逮捕されると思っていた。瑠奈のやっていることもさ、修のやっていることもね、浩子は知っているんだもん。三人とも家族だから、そりゃ知っていたね。
実際に関わったのは修と瑠奈だけど、浩子はそれ知っていたんだから。知っているということは、もう“共謀”だもんな。知っていたんだから。

「優しく好感の持てる方」母・浩子容疑者に起こった“異変”

容疑者一家の自宅から車で10分ほどの場所にある札幌市内の量販店。事件前に、この店を訪れた瑠奈容疑者と修容疑者が、刃物やスーツケースなどを購入していたことが新たに分かりました。

さらに、警察は修容疑者が、瑠奈容疑者の犯行前後に、車で送り迎えしていた可能性もあるとみて捜査を続けています。

では、浩子容疑者は、どのような形で事件に関わっていたのでしょうか?

浩子容疑者と交流のあった人物を取材すると、事件前にある異変を感じていたことが分かりました。

浩子容疑者から手紙をもらった女性:
(届いたのは)今年の1月16日、はがきもあります。年賀。

浩子容疑者と交流があったという女性が見せてくれたのは、浩子容疑者が女性宛てに書いたという手紙です。

「年賀状は干支のうさぎと「アマビエ」ちゃんを水彩画で描き、印刷しました。コロナ除けの願いを込めて…」

自筆とみられる干支のうさぎと、“アマビエ”が描かれた年賀はがきも添えられていました。さらに、別の手紙を見せてもらうと、元学芸員だという浩子容疑者らしい一面も。

「ゲンゴロウやアケビコノハと触れ合う貴重な体験が出来ました。こちらこそ感謝しております。また何か楽しい出会いがあると良いですね。寒さ厳しき折、どうぞ御体を大切にお元気でお過ごしください」

昆虫と触れあった体験を嬉しそうにつづっていた浩子容疑者。寒い北海道らしく、相手の体調を気遣う一文も書かれていました。

浩子容疑者から手紙をもらった女性:
植物の話が好きで、普通にその辺に生えている雑草でも、きれいなものがあったら鉢植えにしてね。ちゃんと育てていらっしゃる、そんな感じの方でした。
だから生き物そうですけど、ゲンゴロウにしても幼虫にしても、自分のおうちに持っていって、それで蝶にするまで育てて。とにかくそういう方でしたので。

植物や生き物が好きで、家に持ち帰っては栽培や飼育していたという浩子容疑者。さらに、こんな一面もあったといいます。

浩子容疑者から手紙をもらった女性:
彼女、本当に研究心があって、大きな鉢にジャガイモを植えたり、それからトウモロコシを植えたりして、育ててジャガイモができたらなんかいただいたりして。ほんのわずかしかとれないのにね。それを、「できたので、一口ですけど」って言って持ってきてくださったり、そういう優しいところがあって、とても好感の持てる方でしたよ。

そんな浩子容疑者に異変が起きたのは、事件の起きた7月上旬頃でした。

Q.ここ1~2週間くらいで覚えていることはありますか?
浩子容疑者から手紙をもらった女性:

全然ないんです、お会いできなかったですし。朝早く何か渡したくて持って行っても、インターホンを押しても全然でてこないので。
で、あるときお会いできたときに、朝早く7時くらいに、何かちょっとね、お勤めか何か…それもはっきりは言いませんでしたけど。それに行っているので、「ちょっと留守にしています」ということでした。その頃から、奥さま(浩子容疑者)にあまりお会いできなくなった。遠くでお見かけして手を振ると、向こうも手を振ったりそんな程度でしたので。じっくりお会いしてお話したことは最近したことないんです。7月に入ってから。

Q.(7月の)ススキノの事件以降、様子が変わったということですか?
浩子容疑者から手紙をもらった女性:
変わったんだと思います、お会いしていませんものね。以前とは違いましたね。閉ざされたというか…インターホンを鳴らしてもあまり出てこられなかったし。

事件が起きたのは7月2日。それと時を同じくして、急に姿を見る機会が減ったという浩子容疑者。一体、何が起きていたのでしょうか。

警察は、犯行前後の役割分担など事件の経緯を詳しく調べています。

(「めざまし8」 7月26日放送より)

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