限定公開記事にお越し頂きありがとうございます!
今回は『BABYMETAL』を意識した記事タイトルにしたのですが、決してふざけている訳ではありません。
多くの方に見て頂きたいための記事タイトルであって、内容は真面目であることを最初にお断りしておきます。
さて、Yahooさんで「FX 予想」と検索すると、
上の画像のような関連ワードが出てきます。
この中で私が気になったのは赤枠で囲った「fx 予想 当たる」というのと、緑枠で囲った「fx 予想しない」の2つです。
赤枠の「fx 予想 当たる」というのは文字通り当たる予想家の方を探されているかと思うのですが、こんなワードで検索する暇があるのなら自分で勝てる力を身に付けた方が手っ取り早いかと思います。
緑枠の「fx 予想しない」というのは「fx 予想 当たる」とは真逆の発想かと思います。
どういうことかと言えば、予想しないで勝つためにはどうすれば良いのかみたいなことを意識されているのか、それとも、今回の記事タイトルと同じような発想なのかはわかりませんが、少なくとも赤枠のような検索をされる方より勝てるようになる可能性は高いのではないかと思います。
で、FXにおける予想と言っても色んなパターンがあるかと思うのですが、本当の意味での予想ということをされている方というのは極めて少ないのでないかと私は考えています。
例えば、今日の値幅を予想されている方は多いかと思います。
上の赤線=141.95が今日の上限で、下の赤線=140.73を今日の下限と予想します。
こういうのも予想と言えるのかもしれませんが、チャートを見れば大体わかることですので、こういうのも予想と呼ぶべきなのかどうかは常々疑問に感じています。
上のチャートは15分足なので上下幅はそれほどないのですが、本日(7月26日)と言いますか実際には明日の午前3時にアメリカのFOMCがあるので上限もしくは下限を簡単に抜けてくるかもしれません。
こういうことを危惧して4時間足で予想するとします。
上の黄線=143円が今日の上限で、下の黄線=139.1を今日の下限と予想します。
上下幅が400pips近くあり、上下幅を広くすればするほど予想が当たる確率は高くなるかと思うのですが、それでも上下どちらかの黄線を抜けてくる可能性は0ではありません。
しかも、上限や下限がわかったとしても上下どちらに動くのかを予想されている訳ではないので実際のトレードでどのように利用するのでしょうか?
すでにポジションを持っているのであれば利確目標になるかもしれませんし、上限か下限に到達すればそこから売り買いする目安になるかもしれませんが、今現在ポジションを持っておらず、しかも、上限にも下限にも遠い状態であれば折角予想してもらっても利用のしようがありません。
別のパターンを紹介しておきます。
Twitterで「ドル円ロング」というのがトレンドワードになっている時によく見掛けるのですが、「先出し」とか「先出し予想」というようなことをされている方が多いです。
具体的には「141.2上抜けでロング」「140.73下抜けでショート」というような感じです。(上の数値は適当に書いただけであり予想ではないのであしからず)
凄い精度で当てている方もいらっしゃるのですが、こういうのも予想と呼ぶべきなのか疑問に感じています。
と言いますのは、今現在は上下どちらに動くのかはわからないので、「141.2上抜けでロング」とか「140.73下抜けでショート」という条件を加えられている訳です。
競馬で例えると、逃げると予想されていた馬が逃げるのを確認してから着順を予想するような感じなのですが、競馬をやらない方にはわからないですねw
とにかく、条件を満たさないと行動できない訳ですから純粋な予想とは呼べないような気がします。
なかなか本題に入らないのですが、もう少し我慢してくださいねw
上の2パターンが予想に該当するのかどうかとか、上のようなことをやる価値があるのかどうかというのは個人的にはどうでも良いことなのですが、本当の意味での予想というのは「今日のドル円は上に行く!」とか、「今日のドル円は142円まで上昇する!」というようなのが純粋な予想と言えるのではないかと思います。
とは言え、「今日のドル円は上に行く!」とか、「今日のドル円は142円まで上昇する!」と言っても100pips下げてから上に行くかもしれません。
となると、上の予想を見た瞬間に買った人は100pips近くの含み損を抱えるかもしれません。
これでは予想の意味がないので、「今日のドル円は141円まで下落後に142円まで上昇すると予想します!」というようなのが本当の意味での予想かと思います。
ですが、このような予想をされている方を見たことがありません。
何故見たことがないのかと言えば、このような予想は不可能に近いからです。
何故不可能に近いかと言えば、相場に絶対はないからです。
このことは何度も書いているのですが、先週の日銀の発表みたいなことがいつあるか完璧な日時まで当てるのはほぼ不可能ですし、大地震がいつ起こるのかを完璧な日時まで当てるのもほぼ不可能だからです。
このようなイレギュラーなことを除外すればある程度の精度の予想は可能なのですが・・・
ここからが今日の本題ですwww
「前置き長すぎやろ!」
と言われても仕方ないです。。。
ある程度の精度=70%の確率で当たると仮定した場合、この予想をした本人や、この予想を見た人はどのような行動をとるでしょうか?
「70%ならかなりの確率なので上と予想したから今日は買いだ!」というような感じで買うことしか考えないのではないですか?
「上と予想したけど、下げるパターンも考えておこう」だったら良いのですが、これだったらそもそも予想する意味があるのでしょうか?
また、「今日は買いだ!」という気持ちが強ければ強いほど損切りが遅れたり、ナンピンなんてことしてしまい、70%の確率で当たるとしてもたった1回のトレードで全資金を失うなんてことになりかねません。
このようなことになってしまう原因というのが予想をしたからです。
だからこそ、
FXで予想なんてしたらダメ!ゼッタイ!
なんです!
では、予想するのではなくどうすれば良いのでしょうか?
って、これは上で「上と予想したけど、下げるパターンも考えておこう」と書いたことがほぼ答えであり、環境認識をして重要なラインとの位置関係を判断し、複数のトレードプランを考えることで色んな動きに対応できるようになります。
「今日は上だ!下だ!」なんてことをわざわざ考えなくてもチャートの動きに素直についていけば良いだけなので上とか下という偏りがありません。
常にニュートラルな状態にしておくことで柔軟な対応が可能になるかと思うのですが、これが上とか下に偏ってしまうと上で書いたように損切りが遅れたりナンピンしちゃうなんてことになっちゃうのだと思います。
この説明では説得力がないかもしれませんが、純粋な意味での予想をされている方というのは皆無に近く、凄腕のトレーダーさんでも完璧な予想なんてできない訳です。
それなのにFXの初心者や今現在勝てていない方が予想するなんて無謀と言えるでしょうし、予想をする時間があるのなら環境認識能力やトレードプランを考える能力を鍛えられた方が宜しいでしょう。
ちなみに私は何度も
予想なんて絶対にしません
と書いているのですが、今後も予想なんて絶対にしません。
上で紹介した2パターンであればやろうと思えばできますが、やったところで順調に当て続ければ多少は褒めてもらえるかもしれませんが、外れた時に罵詈雑言&誹謗中傷の嵐だったら最悪なので、こちらも絶対にやりません!