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ﾀﾚｺﾐ情報
数日後､同じく4話で井上とﾃﾛﾘｽﾄのﾘｰﾀﾞｰである金田が対決するｼｰﾝの撮影｡ｽﾀｼﾞｵに組まれた物理療法室のｾｯﾄの中には岡田氏と金田を演じる北村有起哉氏の姿が見える｡井上と手に拳銃を持った金田の緊迫した会話が続き､ｽﾀｼﾞｵは独特の緊張感が漂っていた｡深夜1時を過ぎた頃､現場の緊張感がさらに高まった｡井上が療法室に設置されている水を張った浴槽に飛び込むｼｰﾝになったからだ｡浴槽の幅は狭く底も浅いので､飛び込む位置が少しでもずれると側面にぶつかってしまうためかなり危険｡しかも､水が張ってあるため練習はできない｡ｶﾒﾗや照明がｾｯﾃｨﾝｸﾞを行っている間､岡田氏はｽﾀｼﾞｵの隅で1人､動きを復習していた｡やがて､準備の終わったｾｯﾄに入ってきた岡田氏は､浴槽の両脇をしっかりとつかみ目を閉じる｡幅を体に覚え込ませているようだ｡
自分の動き方を説明する岡田氏にｽﾀｯﾌから｢無理はしないで｣と声がかかる｡｢はい｣と返事はあったが､ｽﾀｯﾌの心配はぬぐえない｡そんな中､いよいよ本番へ｡ｽﾀｰﾄがかかった瞬間､岡田氏は飛び上がり半回転しながら水槽へ｡どこにもぶつかることなく､見事に水槽にはまる｡わずか1～2秒の出来事｡やけに大きく聞こえる水音の余韻が残る中､ｶｯﾄがかかるとｽﾀｯﾌからは一斉に｢お～｣とため息のような歓声と拍手があがった｡水面から顔だけ出した岡田氏も笑顔だ｡ｾｯﾄの外でﾓﾆﾀｰを見ていたｽﾀｯﾌからは｢すげｰな!｣｢見てて怖かったよ…｣と感嘆のつぶやきも聞こえてきた｡また1つ､迫力のあるｼｰﾝが完成した｡
これらのｼｰﾝ以外にも､迫力のあるｼｰﾝが詰まった4話(11月24日放送)｡井上薫とﾃﾛﾘｽﾄたちの戦いは映像でしっかりと見て欲しい｡
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