長田製紙所について
弊社は福井県越前市にて襖紙やインテリア装飾和紙を製造している手漉き和紙工場です。
屋号は八太夫(はちだゆう)。
奉書紙の問屋下請工場から襖紙専業工場となり、
昭和初めに先々代が確立した手漉き模様「飛龍」の技法を現在まで受け継いでいます。
和紙の素材である楮・三椏・雁皮・麻のそれぞれが持つ特徴を生かし、
伝統を守りながら、
「時代とともに進化し続ける 和紙の暮らし」
を追求しています。
- 社名
株式会社長田製紙所
OSADA WASHI Co.,Ltd
- 代表取締役
- 長田和也 Kazuya Osada
- 本社所在地
- 〒915-0234
福井県越前市大滝町29-39
→アクセス
TEL. 0778-42-0051
FAX. 0778-42-0050
- 資本金
- 1,000万円
- 創業
- 明治42年(1909年)
- 株式会社設立
- 昭和53年(1978年)
- 従業員数
- 5名(平成31年現在)
- 事業概要
- 襖紙・美術工芸紙のデザイン企画製造販売
- 取引先
- オカモト、加藤与商店、杉原商店、だいいち、大一商会、太陽、東京松屋、
福井県和紙工業協同組合、丸和 ※50音順
沿革
円成寺(越前市大滝町)の過去帖によれば、13代前まで八太夫の屋号を持つ長田家の存在は確認されている。
- 初代 長田岩次郎
(1853-1940) - 車力と呼ばれる、石組や建築土台の土木作業などを取りしきる仕事の傍ら、
襖紙の製造を始める。
岡太神社・大瀧神社の石垣も積んだ。
明治42年(1909年)11月1日、創業。
- 二代目 長田昇
(1905-1957) - 大正12年、若干18歳にして、全国に紙を売り歩いた。
関東大震災後の復興にわく東京・九段下の親戚宅に夫婦で滞在し、
製紙工場を回り様々な製紙技術を習得した。
昭和4年に帰郷。
昭和15年、大蔵省印刷局の指定工場として、「中国聯合準備銀行券用紙」を抄造する。
昭和25年、抄紙部閉鎖により、自家製紙を開始する。 - 三代目 長田昌久
(1931-2018) - 二代目の体調不良により大学卒業後帰郷。26歳で社長に就任。
高度成長期、機械化の波が押し寄せる中あえて手漉きにこだわり続ける。
昭和53年7月、長田製紙所を株式会社化。
昭和55年、当時の皇太子殿下・美智子妃殿下のご訪問を賜る。
平成18年、皇室より旭日双光章を拝受。 - 四代目 長田和也
(現社長) - 大学卒業後、東京で四年間内装材料店勤務、販売の現場を学ぶ。
帰郷後は長田製紙所の社員となる。
伝統的な漉き模様を中心とした襖紙デザイン・製造のほか、美術工芸紙、照明器具など
活動は多岐にわたり、国内外を問わず高い評価を得ている。2002年より、代表取締役社長に就任。