嵐のファンの方々はあまりにも多く、僕なんかがカバーできるものではありません

それぞれのお考えを尊重します

その上で、僕の「グループ」に対する個人的見解を今回は書こうと思います

僕は、たのきんトリオに、その中でもトシちゃんに憧れてジャニーズを目指しました

当然過去にもたくさんのジャニーズのグループはありましたが、イメージできるのは元祖ジャニーズとフォーリーブス、というのが入る前のイメージで、正直トシちゃんの凄さは次元が違うように感じていました

個人的見解ですよ、当時の

なので、シブがき隊がデビューし、少年隊が存在したことについて、正直このように思っていました

「ピンで活躍できないから…」

この意識は僕の中で非常に重きを置きます

バックで踊ってて、グループであることこその良さもわかりました
グループでないとできない演出もありますし

でも、トシちゃんは(マッチさんもそうですけど)一人で武道館を埋められます
(トシちゃんは武道館やってないかもしれませんが、当然やれば埋まります)

僕は、そういうジャニーズになりたかった

グループに混ぜさせられるのはまっぴらでした

グループ活動に縛られるのも当然まっぴらでした

自分のやりたい方向で、自分一人の世界観を作りたかった

僕にとってグループデビューというのは、トシちゃん、マッチさんより「格下」に扱われるも同然に思っていたのです

だから、のちの少年忍者の一人に加えられる(らしい)と知った時は猛烈に拒否反応を示しました

同じように思っていたジュニアは僕だけではないです

特に、塩入(当時同期のジュニアの中で錦織くんの再来というほどダンスの上手かった、考え方のあう数少ない仲間)とは、「どうする?」「俺たちそれでいいのか?」と深刻に話し合ったのを覚えています

中村だってサンデーズでもあったので、イーグルスから一刻も早くソロになりたいと思って、実現しました

なので、むしろピンでのデビューこそ当時の僕らの目標だったのです

それが、どんどんグループにジャニーさんが舵を切り始めてしまって…

ジュニアも加速度的に増やしてしまうし、そういう意味ではジャニーさんと見ている方向が違ってきてしまった感じは今あります

ただ、興行的にはこの方向は大当たりすることになります

その意味ではジャニーさんのカンは鋭かった

しかし、そのジャニーさんにも時間の限りをこの数年みんな考えていて、ジュリーには無理だ、東山くんとマッチさんでも流石にジャニーさんの後を継ぐ力があるとは…と恐怖すら感じていた今、滝沢が命を張ってくれました

これで、ジャニーズは生き残れる、そう思いました

そこで改めて思うのは、やはりグループデビューするとしばらくはいいでしょうが実力がついてくるとやりたい方向性というのはメンバー間でずれて当たり前だ、ということです

ビートルズだって、あの4人でこそのビートルズです

でもジョンとポールにあまりの方向性の違いがあったから、あっけなく解散しましたね

そして、ジョージもリンゴもしっかりソロでやれています

音楽バンドは一概にみんなそうな訳ではないですが、グループっていうのは、元来そういうもの、という意識が僕は強かった

ジャニーズでピンでデビューする以外の選択肢は僕にとっては「死」を意味していました

だからあの時、食い下がらなかったのだと思いますし、正直後悔もないです全く

自信はあっても結果が全ての世界なので

結局グループであろうとなかろうと、最後は自分自身の生き方がありますから