電波石丸?(お前ごとき、みたいなニュアンスでしょうか)です(笑)

割と最近のスレッドにいくつか名前が出てきていたので、ようやく無名の僕も「本物」として認知されてきたんだなあ、と感慨深かったです

まあ、書かれてることは辛辣でしたが、それも皆さんの評価なので真摯に受け止めます

ともかく、このブログは当時「ジャニーズなんて顔だけいいチャラチャラ集団」という認識が多く見受けられたので、いやそうじゃない、入ったらみんな人生かけて地獄の特訓に歯を食いしばって競争してるんだ、ということをなんとか伝えたい、でも僕はレコードデビューだけしてなかったので知名度は薄い、さてどうしたものか、と思い悩みながらも中にいた人間でなければ知り得ない話題で信頼を得ようとひたすら書き続けてきました。

その目標は、十分達成できました。ありがたいことです

忍者について知らない話がありそうなので書いておきます

僕が辞めた1985年春の時点で当時少年隊のツアーメンバーだった8人のうち6人をグループデビューさせようとしている、という噂が舞い込んできました

その時のざっくりしたコンセプトが徹底的な「和」ということだったので、まあだいたい当時みんな目指していたのは「キラキラ」なアイドルでしたからメンバー内で「どうする?」みたいな不安が立ち込めていたんです

その時に確定していたのが僕、柳沢くん、正木、塩入の4人で、あとは調整のような感じでした
ちなみに大沢と内海はこのメンバーには最初から入っていません
当時からジャニーさんには別の使い方を考えていた証拠です

特に僕は一番ダンスが上手で仲の良かった塩入となんどもなんども話し合いました

僕はトシちゃんに憧れてこの世界に入り、トシちゃんのようにピンで客席を熱狂に包むことを目標にしていました
かつ、リーダーは柳沢くんという話。年齢もキャリアも僕より上でしたが実績はずっと僕の方が上
自分がリーダーでリードボーカルなら考えようもあるけど、これじゃ話にならない、という結論に至りました
それで、ツアーのメンバーを降りれば、ドラマの仕事は先にもすぐ決まってるし、問題なくおりれるだろうと考えていたんです
確かに少年隊のバックはトップクラスでないと勤まりませんが、僕の替えはいなくもない

と、当時の若気の頭で計算してジャニーさんに電話したら、そこでTHE ENDだったわけです

で、もう一度言いますがこれが1985年のことです
忍者のデビューは1990年でしたね?この間に5年かかったわけです

確定4人のうち僕と塩入が拒否しました
まさに同時期に、「東京」が編成されつつあり、遠藤も、守屋くんもそっちに配属になっていました
CMまでとってながしちゃいましたからね(アーモンドゴールド)

少年隊の純後輩というハイスペグループの予定でしたから、実際代わりは誰にしようかと
まあ高木が微妙だけど力量は十分伸び代がある、あとはエンちゃんをもらって、残りはレッスンで鍛えた中で見つける、という風になります

多少の計算はジャニーさんも狂ったでしょうけど、男闘呼組も出さなきゃいけないし、大沢内海の新グループも考えなきゃいけないし、何より少年隊を出さなきゃいけない
流石に僕だってそれはわかってますけど、そんなのはジャニーさんならどうにでもできるのでなんの心配もしてませんでした

それより僕は僕のプランが狂わないようにするのに必死でした
めちゃくちゃ美味しいヤンヤンドラマが最終回を迎え、すぐ次のヤンヤンドラマも継続で出ることになっていて、台本ももらっている状況でしたから

もう一つ、撮影やりながら全国回ってると100%高校は卒業できない
当時は高校なんて出なくていいというのが事務所の風潮だったので、僕はそこにも抵抗し、何としても高校は出たい、あわよくば大学も夜間でも通信でも出たいと思っていましたから
もう今の時点で出席ギリギリの状態だったので悩んでいたのです

その全てを解決する方法が、全国ツアーを他のジュニアに譲る、ということだったのです

たらればですが、この気持ちを丁寧にジャニーさんに電話でなく、何回か合宿所に出向いて話し合うべきでしたね。でもこんなのは「たられば」です

僕たちのせいだけで忍者のデビューが遅れたとは全く思ってません
それは本人たちの問題ですから。気持ちは話してありましたし彼らも賛同してくれてましたから

僕はジャニーズ以外で芸能活動をする気は全くなかったので、すぐ進学に舵を切り、社会人で色々経験し、今は楽しくクリエイターをのんびり楽しんでいます
今の妻とも出会えましたし、なんの後悔もありません

まあ副産物として、忍者はデビューまでに5年訓練をつめたのです
そりゃあのメンバーならあのくらい踊れて当然でしょう

光GENJIを含めて、芸能界なんてやってみなけりゃわかりません
売れるとわかるなら誰でもやります
だから自分で考えてジャニーさんのノウハウと擦り合わせて「自分」というユニークを生み出そうとみんな必死なのですから