今回再燃したジャニー喜多川による性虐待問題は、きちんと分析してみるとジャニー喜多川本人だけの問題ではなく、それを隠蔽し続けたジャニーズ事務所だけの問題でもなく、そういう性虐待が常態化している芸能事務所のタレントを起用し続けてきた上報道もしてこなかったメディアの問題だけでなく、スポンサー企業がそのような疑惑のある事務所所属タレントを違和感なく起用し、事務所やテレビ局にお金を落としていた問題だけでなく、男性による児童少年に対する性暴力に対する厳罰法を制定出来なかった立法府（国会）の問題だけではなく、性虐待の抑止を指導出来なかった歴代政府（行政府）の問題だけではなく、噂では聞いていたけどそれについて何のアクションも起こそうとしなかった日本社会全体の問題でもあるのです

今世界は、そういう日本国、日本国民に対し大きな疑問と不信感をあからさまに露わにしています

事は一刻を争うのに日本は「問題の推移を注視する」という先送り主義を堅持しています

その間にも世界は日本に対して外圧をかけてきています

国内で解決する事ができない日本に対し国連の調査団が入ってくるのは、戦時中のリットン調査団以来ではないでしょうか

そのくらいの国際問題なのです

国民一人一人が性虐待は許すまじ、と強く声を上げ続けなければ、早晩日本国は先進国から四等国扱いされてしまうでしょう
この情報化社会、グローバルスタンダードの世界においては

一例として、ジャニーズに限ったことではありませんが、この時代にいまだにCDを売ってその枚数でチャートを決める仕組み
今や音楽やPVはダウンロードする時代です
SDGsの観点からも、プラスチックを大量に消費するCDはSDGsの概念から完全に逸脱しています

もはやジャニーズ事務所だけの問題ではなく、世界から日本が国として民族として厳しい目を向けられている現実に正面から向き合わなければならない時が来ていると思います