限定公開記事にお越し頂きありがとうございます。
さて、ドル円、来週に向けての環境認識をやってみたいと思います。
まずは日足です。
昨日の値幅は約220pipsもあり、かなり長い陽線となりました。
これで6日連続で陽線となったのですが、昨日大きく動いたきっかけはどうやら日銀絡みのようです。
何があったのか詳しくは知りませんし知ろうとも思わないのですが、何故このように考えるかと言いますと、大きく動いた後に何が原因で動いたのかを知ったところでもう手遅れだからです。
つまり、後から知ってもトレードに活かすことはできません。
ただし、あまりにも大きな出来事であればニュースやTwitter等に情報が流れるでしょうから、動きが落ち着いた後に確認程度のことはしておいた方が良いかもしれません。
と言いますのは、大きく動いたことが更なる大相場の序章に過ぎないという可能性があるからです。
ということで、大きく動いた直後に「何があったんだ!」と慌てて情報を探しまくってもすぐには情報は流れないでしょうから、チャートの動きに集中した方が宜しいかと思います。
で、昨日大きく動くことで赤枠の大きな波の半値を超えてきました。
一気に半値を突破してきたのでこのまま145円近辺まで上昇するかもしれないのですが、半値を超えてはいるものの売り勢が最後?の抵抗を見せるかもしれません。
更には大きく動いた後なので、現在値辺りで揉み合う可能性も否定できません。
昨日大きく動くまではなるべく下から買うという感じでトレードしやすく、昨日はサブサブ口座だけではなくメイン口座でもしっかり獲らせて頂きましたが、来週はやりにくくなったというのが正直な感想です。
大きく上昇した後というのは昨日の記事で説明したように上に行けば行くほど急落の危険性が高まるので買いにくくなります。
かと言って、慌てて売ると一瞬で逆行ということになりかねません。
買いたい人からするとなるべく下から買いたい。
売りたい人はなるべく上から売りたい。
この両者のどちらかが勝てば勝った方向に動くかと思うのですが、大きく上昇した直後はこの両者の思惑がぶつかることが多く揉み合いになることが多いです。
なので、やりにくくなったと書いた訳です。
こんなことはおかまいなしに更に上昇するかもしれませんが、急落の危険性を考慮しつつ、買うのであればなるべく下から、売るのであればなるべく上からという基本は徹底して頂ければと思います。
続いて15分足です。
赤線が140.5辺りの下落の起点だった訳ですが、売り勢からするとここが当面の最終防衛ラインとも言うべきところでした。
ですが、ここを上抜けることで売ってた人の多くが損切りし、140.5を上抜けることで新規の買い注文もたくさん入ったでしょう。
売ってた人の損切り=買い+新規の買い注文というダブルパワーで一気に上昇したと考えられます。
現在は2本の黄線で示したようにどんどん値幅がなくなってきていますし、上で書いたようにすでに揉み合い状態となっています。
一気に上昇したということは買いポジションを一旦決済しなければ新たに買うということはできませんし、これだけ一気に上昇したので売るにしてもなるべく上まで引き付けないと売りにくいでしょう。
このような感じでどんどん積極的に買ったり売ったりという行動がしにくくなるので値幅がなくなってきていると考えられます。
月曜日(7月24日)の朝に大窓となって上下どちらかに大きく動くようなことがあれば次の動きになるかもしれませんが、このようなことがない限り慌てて売り買いするのはオススメしません。
大きく動いた後というのはお祭りが終わった状態とも言えるので、次のお祭りまでお祭りの準備をするか、次のお祭りに向けて英気を養うという感じで良いかと思います。