今回は、札幌市の夏の風物詩のひとつ、さっぽろ大通ビアガーデンについて掘り下げていきます。

4年ぶりのフル開催

beer_2023
さっぽろ大通ビアガーデンは、1959年よりはじまったイベントで、札幌の中心部を横切る形で立地する大通公園の大半を使って行われます。

このビアガーデンは「福祉協賛」と銘打っていて、収益の一部をチャリティーとして福祉団体に寄付をするため、飲んで楽しみながら札幌市の社会に貢献できるものになっています。

しかし、ここ最近は中止や制限のある状況が続いていました。
2020年は新型コロナの流行によって規模を縮小、事前予約のみで入場できる形式で開催、2021年は感染拡大の恐れに加えて、大通公園の一部が東京五輪のマラソンコースと重なっていることもあって中止に、2022年は感染防止のために座席が減らされる形で開催されました。
つまり2023年は4年ぶりのフル開催となったのです。

実際に行われる会場は大通公園のうち、西5丁目から西8丁目、西10丁目から西11丁目になります。
東側からは札幌市営地下鉄の大通駅、西側からは同じ地下鉄の西11丁目駅(東西線)からアクセスができます。

4大ビールメーカーに加えミュンヘンのビールも

さっぽろ大通ビアガーデンは、4台ビールメーカーが1丁目単位の敷地にブースを開いてビールや食事を提供します。
  • 西5丁目:サントリー
  • 西6丁目:アサヒ
  • 西7丁目:キリン
  • 西8丁目:サッポロ
特に札幌市で創業したサッポロビールでは、日替わりでビアガーデン限定のビールが提供されるそうです。

西10丁目の会場は海外の樽生ビールや瓶ビール、さらに日本各地のクラフトビールが飲めます。

西11丁目は札幌市と姉妹都市となっているドイツのミュンヘン市で運営されているメーカーのビールとドイツのおつまみ類が食べられる会場になっています。
お値段は結構なものですが、1Lの特大ジョッキでがっつり飲めるものになっています。

ウイスキー?あるよ!

ここまでビールばっかりになってしまいましたが、ウイスキーを飲むことも可能です。

西5丁目のサントリーではジムビームのハイボール、西6丁目のアサヒではブラックニッカの樽詰めハイボール、西7丁目のキリンでは「陸」のハイボール、西8丁目のサッポロではデュワーズのハイボールが飲めます。

やはりビールが主役であるために寂しいものになってしまうのは仕方ないでしょう。
その辺りは、他の時期のフードフェスティバルのほうが期待できるものになっています。

開催期間は7月21日~8月16日までになっています。
決済においては現金だけでなく、クレジットカード、電子マネー、QR決済も使えます。
札幌に観光旅行する方は、各メーカーのビールを飲み歩きするのも考えていいのではないでしょうか。