瞳はウソをつかない!「嫌い=瞳縮小」「好き=瞳開く」

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ヒトの瞳(瞳孔)は、目に入り込む光の量を調整するために、常に開閉を繰り返している。しかし、瞳の大きさは光のためだけに変化するわけではない。あなたの感情に忠実に反応する正直者でもあるのだ。

心理学者のエックハート・ヘス氏は、この“心のまど”の研究の第一人者である。60年代の彼の実験で、瞳孔が感情に反応することを証明した。

好きなもの、心地よいものを見た時、ヒトの瞳孔は大きく開き、嫌いなもの、気分を悪くさせるものを見た時は、逆に瞳は小さく縮小するのだ。

その際、女性の瞳孔は、赤ちゃんやカッコいい男性の写真に強い反応を示し、男性の瞳孔は、キレイな女性や風景を見た時に強い反応が見られたという。

また、面白いのは、男性が半身裸の男性の写真を見た時、その瞳孔は収縮したが、同じ写真を見た女性の瞳孔は20%も開いたという。

さらに、瞳は心理的作業の際にも反応する。例えば、高い注意力を必要とする時や、記憶力を活用している時には、瞳孔が開くのだ。しかし、過剰な心理的負担にさしかかると瞳孔はまた小さくなる。

ウソをつくと相手の目を見られなくなるというのは、瞳がすべてをバラしてしまうことを本能的に知っているからでしょうか?!


※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。


参考:Unsere Pupillen verraten, wie wir uns fuhlen
http://www.abendblatt.de/ratgeber/psychologie/article116475147/Unsere-Pupillen-verraten-wie-wir-uns-fuehlen.html