ROLLYのブチ切れ案件についてロックファンからの補助線(追記)

ROLLYことローリー寺西Twitterでファンに粘着質に絡んだことで炎上した。

 

togetter.com

 

が、多分これ、先日の山下達郎の件と同じで、よく知らない人が見て抱く印象と、音楽ファンから抱く印象が、ちょっと違うやつなのね。達郎もローリーも100%悪いんだけど、その結論は変わらないんだけど。

 

ROLLYの執拗すぎるツイートは完全に常軌を逸しているし、絡まれたファンの心境も察すると同情するのよ。それはそれとして補足解説がしたくなったので書くよ。皆さん、なんでローリーが怒ってるのか全くわからんでしょう。意味不明ですよね。

 

どういうことかというと、ROLLYことローリー寺西というミュージシャン。かつてはすかんちというバンドで一世を風靡したことで、一部のロックファンには知られている。この人が、普通のロックミュージシャンとちょっと違うのは、

 

  • クラシックロックの伝道師という意識が極めて強い
  • イタコギタリストとしての意識が極めて強い

 

という2点が挙げられる。

 

まず、すかんちってどういうバンドだったかというと、「壮大なクラシックロックパロディバンド」と呼んで差し支えないと思う。リーダーであるローリーがそういうコンセプトで作ったバンドであり、曲名、アルバムジャケット、ミュージックビデオと、ありとあらゆる要素に、

 

・60~70年代のブリティッシュロック、あるいはクラシックロックと呼ばれるようなアーティスト。The WhoDeep PurpleLed ZeppelinQueenといった英国の偉大なレジェンドバンドたち

 

のオマージュ、あるいはパロディを散りばめていたんです。

 

これはもうめちゃくちゃ自覚的にやっていることであり、ローリー自身もインタビューでそういうポジションであることを強調していたし、インタビュアーも「元ネタ」にがんがん言及していた。

 

Wikipediaにもそのように記述されていますね。

ja.wikipedia.org

 

ROLLYの奇抜なキャラクターやド派手なメンバーのヴィジュアルから色物バンドと見られる節もあったが、レッド・ツェッペリン、クイーンを始めとする洋楽のパロディを盛り込みつつ、グラムや歌謡曲の要素をも散りばめたクオリティーの高い楽曲や演奏力の持ち主であった。楽曲「恋のマジックポーション」「恋のミラクルサマー」がフジテレビ系『ダウンタウンのごっつええ感じ』テーマ曲に使われ注目される。

 

ちなみに「恋の○○」というタイトルは、The Whoの「Substitute」(恋のピンチヒッター)に代表される、「洋楽の変な邦題」のパロディです。

 

ローリーの「伝道師」という意識については以下のインタビューがわかりやすいかと思う。

 

realsound.jp

 

重要なところなので、少し長いけど引用しよう。

 

僕はすかんち以前からそうなんですけど……アレンジの、料理のし具合の妙技を見せるっていうのが、僕の目的だったわけ。昔ロッキング・オン・ジャパンで「すかんちがパクった元ネタ集」っていう特集をやって、「このアルバムのこの曲のこの部分から取りました」っていうのを全部書いたの。これは勝手な僕の定義ですけど……「音楽のバトンを渡す」という言葉を、最近クリス・ペプラーさんに教えてもらって(笑)。

 たとえばこのアルバムにも入っている、すかんちの「恋のマジックポーション」は、エレクトリック・ライト・オーケストラでジェフ・リンとコンビを組んでいたロイ・ウッド、彼のソロの「Oh What A Shame」という曲と、彼のバンド、ウィザードの「Rock'n Roll Winter」と、ベイ・シティ・ローラーズの「Summer Love Sensation」を合わせて、ソリッドなハードロック風味に仕立てあげて、スイート風のコーラスを付け加えた、というものだったのね。基本的なメロディはロイ・ウッドからインスパイアされていて。

 だけどそのあとに、ビーチ・ボーイズでまったく同じメロディのものがあることを発見して、「なるほど! ロイ・ウッドはビーチ・ボーイズに憧れてこの曲を書いたんだ!」と思ったら、エルヴィス・プレスリーでまったく同じメロディの曲があるんだよね(笑)。

 これこそが「音楽のバトンを渡す」っていうやつで。プレスリー亡きあと、そのメロディをビーチ・ボーイズに「はいっ!」て渡して、ビーチ・ボーイズからロイ・ウッドに渡して(笑)。

 だからほんとに僕の使命は、音楽のバトンを渡す……そのまま渡すのではなく、自分なりの味付けをして。そこが自分のアーティスト性っていうんですかね。この曲をローリーがやったらこんなふうになるよ、っていうのが私のアーティスト性だと思う。

太字強調は筆者によるもの。

 

60年代から70年代というのはギターヒーローなるものが生まれた時代でもあり、Whoのピート・タウンゼント、Purpleのリッチー・ブラックモア、Zepのジミー・ペイジQueenブライアン・メイといったギタリストたちがめちゃくちゃカッコいいギターサウンドでめちゃくちゃカッコいいギターリフを生み出していた。

 

ローリーは10代の頃からそれらを死ぬほどコピーしてきた人。演奏やサウンドだけでなく衣装やステージング、パフォーマンスも徹底的にコピーしてきた。プロのギタリストがギターの教則ビデオを出すことは珍しくないが、ローリーはステージング&パフォーマンスの教則ビデオまで出していた。

 

例えば今回炎上したジミー・ペイジのイタコ芸は以下の動画で少し垣間見ることができる。

 

www.youtube.com

 

そう、イタコ芸。ローリーはギタリストとして、時にはブライアン・メイに、時にはジミー・ペイジに完全に「成り切る」ことを、自身のライフワークとして追求してきた。そこにもちろんローリーなりのプラスアルファというのはある。それは、言うてもペイジ本人じゃないし、ブライアン本人でもないので、どうしても出てきてしまう部分がローリーのオリジナリティである。が、1つ1つのプレイに、選ぶリックに、作る音色に、使う機材に、全て根拠があるのだ。それは本物に近づくためのイタコのこだわり。

 

ローリーは大好きなピートやリッチーやペイジやブライアンのギターを徹底的に研究し、演奏も、サウンドも、ファッションも、動きも、表情も、まさにイタコ芸を極めてきたわけです。

 

そんなローリーが、神のように尊敬するペイジの曲を演奏するために呼ばれ、全身全霊でリスペクト込めて演奏したプレイを、別にギタリストでもないであろうロックファンから「ペイジじゃなかった」「ローリーさんが自由に弾いていた」と言われたわけですよ、今回。これはもう存在を全否定されたようなショックを受けたのではないでしょうか。他ジャンルで言うとなんだろう、田中圭一氏が「手塚の絵柄とパロを期待して読んだけど、田中先生が全然手塚タッチではない自分の画風で自由に描いていたのでびっくりしました」って言われたみたいな。まあ田中先生はそんなのでキレないだろうけど。

 

というのが俺の解説したかったこと。

 

これを踏まえて両者のやりとりを見ると、実は元ツイのファンの方もまあまあ意固地なんだよ。「ペイジではなかった」「ローリーさんが自分のスタイルで好き勝手に弾いていた」という2点をけっこう折れずに繰り返してるんです。丁寧に謝りながらも。

 

※元ツイの方(以下、IDは消します)
ROLLYさんはZepファンなので、Jimmy Pageのように弾くのかなと思って会場に行くと、出番ではギター2人体制で、Pageの音はもう一人のギタリストの方が鳴らしていました。ROLLYさんは自由にご自分の音を奏でていたのでちょっとビックリしました。あらためて聴くに、やっぱり相当に自由にやってますね

 

これにイタコギタリストとしてのプライドを傷つけられたローリーさんが噛みつく。

 

ROLLY(寺西一雄)本人 @RollyBocchan
私はジミー・ペイジ自身が演奏しているフレーズだけではなく、色々な曲、テイク他のフレーズ、をライブでアドリブで取り入れて即興するのが好きです。
それまでの曲と、また違った味にしたいからです。
その僕の演奏が気に入らないのなら、是非これからは私の居ない演奏を聴いたほうが
ためになります

 

これに火に油を注ぐ以下の返答。

 

※元ツイの方
ご返信ありがとうございます。私はROLLYさんの演奏が気に入らなかったのではありません。誤解させてしまったようで申し訳ございませんプロの方は影響を受けたミュージシャンがいらしてもご自身の演奏法があるからなのねと思って楽しく聴いておりました。ご説明いただきありがとうございます🙏

 

ローリーは「ペイジの特定の1曲、特定の演奏をまるっと再現したわけではないが、毎回いろんなプレイを組み合わせてペイジ風に弾いているのだ」と憤っているんですよ。それに対して「ローリーさんはペイジやいろんなギタリストの影響は受けてるけど、ご自身の好きなようにローリーの演奏をしてるんですね!」という趣旨のレスをしてしまっている。「ご説明いただきありがとうございます」といいつつ、ローリーの主張を読めていない。

 

しかも、俺たちがさんざん見飽きた「誤解を与えたなら申し訳ない構文」。確かに演奏が気に入らなかったとは言ってないんだけど、「ペイジのように弾くのかなと思って見に行ったら、自分のスタイルで好きに演奏していたのでびっくりした」というのは、「ペイジを期待してたけどペイジじゃなかった」という意味に取れるのでは。少なくとも、ローリーがそう受け取ったことは、別に無茶な解釈ではないと思います。

 

そこで、ローリーは「俺の説明が下手だったのか」と思ったのか、噛み砕いてレスをします。

 

ROLLY(寺西一雄)本人 @RollyBocchan
言葉が足りなかったかもしれませんが、レッドツェペリンの莫大な作品の中から、いかにもジミーペイジが弾きそうなフレーズを別のジミーペイジの曲で弾くこと大好きなので、Zeppを知れば知るほど楽しく感じる事が出来ます
その曲しか知らないと無関係なフレーズを弾いた様に聴こえるかもしれません。

 

これ、ローリーが何を主張したがってるかというと、おそらく「あれはペイジのプレイなんだ!50年ペイジの研究をしてきた俺が、ペイジになりきってやってるんだ。もう全編あらゆるところに細かくペイジ要素が散りばめられてるんだ!ZEPを聴き込んでくれればわかる!」ということなんですよ。それをわかってほしいわけですね。

 

しかし、この後の怒涛のレスも伝わらない。

 

※元ツイの方
私はLed Zeppelinは中学の頃から少しずつレコードやCDを買い集めて聴いてきましたが、とても深くは聴いてないと思います。ご教示の通り、もっと聴いてみようと思います。ありがとうございます。ROLLYさんの音楽は独自のものとして私は充分楽しく聴かせていただいているので特に反論もないのです。

 

こっちもこっちでやや意固地でしょう。「たしかにZEPはそこまで聴いてないけど、あなたのあの演奏はペイジじゃないですよ」「ペイジではない独自のローリー音楽として楽しんでます♪」という一線を、最後まで一歩も譲らない。ファンならそこは譲ってあげてもええんちゃう!?「おっしゃるとおり、そんなにZEPを聴き込んでないので、ローリーさんの演奏に散りばめられたペイジ要素に気づきませんでした」とか言えばいいのでは。

 

いや、感想は自由でありアーティストに強要されるものではないので別に引っ込めなくてもいいんだけど、それはつまり戦争を受けて立っているのだ。アーティストのこだわりを否定すれば本人から反論が来ることもある。それを「説明ありがとうございます!」と言いながらも結局最後まで否定し続けている。だったら説明ありがとうとか言わず「気を悪くされたならすみませんが、やっぱりペイジっぽくはないと思います」でいいだろう。

 

このあたりで切り上げるけど、要するにこれはね、「面倒くせえロックオタク同士の面倒くせえ議論」という面もあるんです。ファンの方も「これはペイジじゃないなぁ」という自分の感想を引っ込めるつもりはないからこうなってしまった面はあるのではないか。どっちが正しいというわけでもないが、プロのギタリストの矜持がそこにはあった。

 

結果論かもだけど、「誤解されたみたいですみません」という、それって一種の反論なのだが、これは入れない方がよかったと思う。「ペイジのコピーじゃないですよね、わかってますよ」という返信は、「わかってない」わけで、それを繰り返したことでローリーはますます逆上してしまったのでは。もちろん、好きなアーティストにあんなぶっ壊れた粘着をされたら、動揺してうまく対応できなくても仕方ないけど。

 

皆さんのショックはわかるんですよ。俺も10何年か前に、田中将大が、楽天ファンのおっさんによる「ももクロなんかでチャラチャラしてちゃダメ、お前は最高のピッチャーになれる逸材なんだから」みたいなツイートにブチ切れて「あなたに俺の何がわかるのでしょうか?」と激詰めしてたのを見て「マーさん、そのおっさんは確かにうざいけど、彼は彼で楽天のファンなんだから、マーさんからそんなに激詰めされたらショックで寝込んじゃうよ……少なくとも楽天ファンはやめちゃうよ」と心配になったことがあるからね。

 

が、「いたいけなファンを激詰めする老害ミュージシャン」と見るか、「変なこだわりのあるロックオタクに自らのイタコ芸を否定された変なこだわりのあるロックオタク」と見るかで、また少しだけ見え方は変わるというのはあるかなと思う次第です。粘着された被害者ではあるけど、そこまで弱くて健気なファンには見えないというか、骨があるから受けて立っているのだ。俺ならまず日和って「すみません、ペイジのことよく知らないのに適当なこと書いちゃいました、撤回します」だよ。あのファンの方、最後までそこは絶対に譲らなかったからね。むしろそんなプロと張り合ってしまうようなマニアックなリスナーだからこそローリーのファンなのかもしれん。

 

以下、余談だけど、ローリーの伝道師スタンスがロックファン以外には伝わらんかもしれないので少し書くと、ロックミュージシャンって多かれ少なかれみんな「ロック伝道師」みたいな意識はあるわけですよ。「元ネタがまったくない音楽」なんてないと言い切っても過言ではない。それはもうポール・マッカートニーだってリトル・リチャードのパロディみたいなことをやって元ネタを嬉しそうに解説するし、ハイロウズの「相談天国」はディープ・パープルへのオマージュだし、ジョン・レノンがボビー・パーカーからパクったデイ・トリッパーのリフを奥田民生がパフィの「それが私の生きる道」で引用するとか、大瀧詠一フリッパーズ・ギターも「これそのまんまですやん」というパロディやオマージュや引用盛りだくさんなわけですね。「ラストダンスはヘイ・ジュード」ですよ。二人で飲みますレモンティー。ロックに限らず、ザ・ウィークエンドだってブルーノ・マーズだって星野源だっていろんな先達の曲から新しい音楽を生み出しているわけだ。

 

しかもこれがバンドとなると組み合わせなので、ニルヴァーナの「スメルズライクティーンスピリット」はカートとしてはピクシーズをパクったつもりだったけど、デイブのドラムはザ・ギャップ・バンドのディスコナンバーからの引用だったりするわけです。

 

hiphopdna.jp

 

つまりロックミュージシャンってのはロックが大好きなんですよ。当たり前ですが。自分が大好きなロックを自分というフィルターを通してみんなに伝道したいわけですね。

 

そういう文脈においてローリーというのは、そんなロック大好きなミュージシャンの中にあっても、特にクラシックロックの伝道師色が強いアーティスト、イタコ色の強いギタリストなんです。

 

だから「ローリーがZEPの曲やってたけど、あのギターはペイジじゃないね。自分の好きなようにプレイしていたね」というのは、日本屈指のジミー・ペイジ研究家にしてイタコギタリストであるローリーにとってはピンポイントで侮辱と言うか、「一番触れちゃいけないところに触れやがった」なんですよ。もちろんファンの方にはそんな悪気はなかった。しかし、長年のローリーファンなら、それが侮辱になってしまっていたことに気づいてもよかったかもしれない。

 

普通は「逆」だから、わかりづらいのよね。「○○みたいですね、パクリですか」と言われて怒る方がわかりやすいし、「ローリーさんの音楽として好きです」なんて一般的には褒め言葉のはずなので、今回皆さんなんでローリーがこんなに怒ってるのかわかりづらいんだろうなーと思って、解説を試みた次第である。その上で、うん、やっぱりローリーが悪いよね……。自分のファンに対して、あまりに粘着質だし、感情的すぎるし。結論は変わらず。

 

まあ、これは擁護なのかな。いやあの大人気ない粘着質な連投を見たら俺はただ哀しくなったし、元ツイの方に大変同情もしたんですよ。ただなんか、ローリーというアーティストのバックグラウンドを知ると、「全く意味不明なブチギレ」が「わからんでもないけどいくらなんでもキレすぎ」ぐらいには印象が変わるかなって話でした。

 

追記:ROLLYさん謝罪されていますね。個人的にはこれにて落着です。

 

追記2:ブコメ全部には返信できないんだけど気になったところだけ。この記事はローリー側の視点を補足説明するつもりで書いたので、不公平ではあると思います。キレ散らかすローリーに対して、「ファンの側が大人の対応をしている」のは間違いない。「そもそも本当にペイジっぽい演奏になっているか?」については、別にファンが間違っているとはいえない(ので記事内でも「どっちが正しいわけでもない」とは書いている)。なので「意固地」「譲ってあげればいいのに」は不適切だろ、ファンの矜持はどうなるという指摘についてはごもっともです。ぐうの音も出ねえ。

 

追記3:「皆さんに謝ったからいいとはならない。本当に謝るべきは、粘着激詰めしたファンの方に対してだろ」という指摘があったが、ローリーは件のファンの方に(粘着していたツリー上で)直接謝っとるよ。多分謝罪ツイートが2つあるうちの片方を見落としているのではないかな。あとはあのお二人の間でのことであろう。それと「ドン引きした、当事者じゃないのにトラウマになった、アレ見て逆にロック嫌いになった」みたいな声、これが一番ローリーには堪えるだろうね。そこはさすがに超反省してるのではないだろうかとは思うが、許してあげてとかは言わない。みんな自由に何かを好きになったり嫌いになったりしよう。

 

追記4:「マーくんの件は全然違うだろ」というご指摘。例え話というのは、「ある面では同じだがある面では違う」のだよ。なので、違うところを比較して「違うでしょ」と言われれば「そらそうよ」という話なのだが、ここではあくまでも「ファンが、自分が応援している人に激詰めされるのはショックだよね、トラウマなるよね」という意味で出してるのだよ。その観点では「同じ」でしょ。「マーくんの趣味に絡んだ親父は完全に大きなお世話で自業自得だけど、ROLLYに一方的に絡まれたファンは何も悪くないから、それらを同一視するのは違うだろ」というのは、「そらそうよ」という話なのだよ。その面では違いますね。この面では同じですね。ということ。伝わらんかな。激詰めされた理由はここでは切り離してくれや。そりゃおっさんが悪いよ。でもさ、ネットに慣れてないただの楽天ファンのお父さんが、定年退職してTwitterなるものを始めてみたみたいな感じだったのよ。まさかマーくん本人から怒られが発生するなんて、それは自業自得だけど「ショック」な気持ちは想像できるでしょ。誰が悪いとかいう話ではなく「ファンが、応援してる対象(推し、と呼んでもよい)に詰められる心情」の話。まあ結論としてはお父さん(と一部のアーティスト)はインターネットYAMERO、半年ROMれなんだけど。

 

追記5:1000ブクマ!?こんな伸びると思わんかったな!貴様らせっかくだからすかんちの名曲「恋するマリールー」でも聴いて帰ってくれ 

open.spotify.com

ついでに50年前のジミー・ペイジも観て帰ってくれ

www.youtube.com

 

追記6:達郎にはワイも失望してるやで!あのラジオやる前からね。ただ、よく知らない人たちから「達郎はジャニーズの権力、圧力に負けた」みたいな見られ方してたけど、そうではないよって話。達郎はウソをつかないし、権力を意に介さないし、好きなものに対しては常に純粋な人間だ。つまり、本気であのジャニー喜多川を尊敬し、美しいと思い、自分の意志でその名誉を守ろうとしているんだよ。だから俺は絶望したのだ。ああ、達郎が言うからには、これは純度100%の山下達郎の本音なんだろうなと。むしろ、圧力に負ける人であったなら、金で転ぶ人であったなら、どれほど救われたことか。説明が難しいわ。俺も拗らせた面倒くさいロックおじさんだからな。本題と関係ないノイズなので書かなきゃよかったんだが、「結論は同じなんだけどファンからはちょっと見え方が違った例」と思ってくれ。マーくんの話と同様、何事にも「違うところと同じところがある」ので、コミュニケーションにおいてはそこは適宜汲んだり汲まなかったりしていただければ幸いです。

  • the☆pink (id:coniro)

    100%悪いという裁判官しぐさで見るのやめた残念

  • tokumeiwarukuchi

    何を思ってようがひとりのファン、
    つーか金払って見に来てるお客様が喋った感想に対して、それに飯食わせてもらってる芸者風情が公衆の面前で「お前の
    感想が気に入らねえ」ってつるし上げるような真似するのは、それがどんな商売でも常軌を逸した非常識で身の程知らずでイカれた仕草だよな。

  • amehu_ri

    「この後の怒涛のレス」「あんなぶっ壊れた粘着をされたら」の部分こそが物議を醸した肝心のポイントでは?それは引用はされてないけど。
    本ツイの方へのローリーさんの最初のほうのリプで「自分の音にすごいこだわりがあるミュージシャンで、それを支えてる柔らかい部分にこのツイの内容は無意識に触れちゃったんだな」っていうのは分かった。分かったうえで、そこを差し引いても、あの絡み方は常軌を逸してる印象は拭えないかな…

    「受けて立っている」っていうよりは大人の対応してるなと思った。

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