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カレー沢薫の時流漂流 第256回 Twitter民は、なぜTwitterにとどまるのか

マイナビニュース / 2023年7月17日 12時0分

私もAPI制限でTwitterが見られなくなったのは1日程度であり、それ以降は制限されることなく見れている。私ほどTwitterを開き、エゴサをしている人間が見られているということは、大体の人間が普通に閲覧できているのではないかと思う。

つまり「代わりさえ見つかればTwitterなどすぐ出て行ってやる」ではなく「Twitterが続いてくれるならそれが一番」と思っているユーザーの方が多いということだ。

確かに、Twitterと機能が同じならそれでいいというわけではない。、特に私のように宣伝のためにTwitterをやっている人間は、これまで獲得したフォロワーを捨てなければいけないのは大損害であり、いざとなったら Threadsとは思っていてもTwitterが存続してくれるのが一番だと願っている。

そもそもTwitterのような「住める肥溜め」が一朝一夕で作れるわけがない。

どう見ても汚いし、その汚さに絶望することも多いが、何故か住めてしまい、一度住むと居心地が良くて離れられなくなるような肥溜めはやはりTwitterぐらいしかない。

それも十数年かけてウンコにバズレシピや子供の勇気ある行動、マックで見かけた女子高生の会話などの人工天然水をつぎ足しつぎ足し熟成して作られたものであり、そうすぐに同じものが作れるわけがない。

イーロンが受け継いだのはそれなりの年月をかけてできた秘伝の肥溜めなのである、その自覚を持って、この無形文化財を後世に残して行ってほしい。
(カレー沢薫)



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