テレ朝社員が“三浦瑠麗氏を訴えた”理由「17万人以上に秘密を暴露された」
日刊SPA! / 2023年7月19日 8時53分
西脇亨輔氏。取材時に裁判の資料を持参してくれた
取材は奇妙な形で始まった。出版社の応接室、席に着いた担当編集者が「なにか飲み物を買ってきましょう」というと、その男はこう切り出した。
「いや、もう買ってきてあります。いえね、番組の制作現場にいた時の癖で、自分が人数分用意しないといけないと思って……」
こうして、彼が手ずからテーブルに並べたよく冷えたコーヒーをすすりながら、インタビューは始まった。
◆なぜ三浦瑠麗氏を訴えたのか?
いま、先頃出版された一冊の手記がにわかに注目を集めている。『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』(幻冬舎)という本だ。テレビ朝日の社員が、国際政治学者・三浦瑠麗氏との裁判闘争に完勝した顛末を記した手記だ。
その著者が、西脇亨輔氏。元アナウンサーで現在は同社法務部に所属する一社員である。「元アナウンサー」とはいえ、会社員でしかない男が会社の看板番組である『朝まで生テレビ!』のレギュラー出演者であり、巨大な発言力を持つ人物を訴えた顛末。それは、意図してか否か、SNSとメディアが生み出した虚像の正体を露わにしている。
いったい、西脇氏はなぜ三浦氏を訴えたのか。始まりは2019年4月の『週刊ポスト』のスクープだ。当時『朝まで生テレビ!』のMCを務めていた、同局の元アナウンサー村上祐子氏(当時は報道局政治部)が、夫と別居しNHKの男性記者と同棲していることを報じるものだった。その夫というのが西脇氏である。
◆衝撃を受けた「三浦氏のツイート」
当時、結婚10年目にして村上氏から離婚を切り出されて訴訟中だった西脇氏。しかし、妻が既に別の男性と関係を持っているというのは、まったく知らないことだった。
大きなショックを受け酒量も増えた西脇氏。だが、本当の衝撃はその後だった。それが、2019年4月23日の三浦氏のツイートだ。
「そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。新しいパートナーと再スタートを切り子供を作ることさえ、離婚しにくい日本では難しい。これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビからおろすべきではない。」
◆17万人以上のフォロワーに自身の秘密が…
報道を受けて、テレ朝では村上氏の出演を当面見合わせると発表していた。三浦氏のツイートはこれを批判するものだった。これに続く形で4月25日は、こうもツイートしている。
「週刊ポストは村上さんの相手が破綻事由ではないことも、離婚訴訟中であることも知って敢えてかくして不貞行為のように書いたでしょ。」
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