御粗末(読み)おそまつ

精選版 日本国語大辞典 「御粗末」の意味・読み・例文・類語

お‐そまつ【御粗末】

〘形動〙 (「お」は接頭語) 上等でないことをひやかし、または謙遜、自嘲などの気持でいう語。
※人情本・清談若緑(19C中)初「是は是は慈母(おふくろ)さん。奥のお客で大きにお麁抹(ソマツ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御粗末」の意味・読み・例文・類語

お‐そまつ【御粗末】

[形動]下等・低級であるとして、ひやかし、また謙遜・自嘲などの気持ちをこめていう語。「値段の割にはお粗末な料理」「我ながらお粗末な話だ」
[類語]劣悪劣等粗末粗悪低劣不出来貧弱不良出来損ないちゃち役立たず粗雑粗略粗野ぞんざいいけぞんざい杜撰ずさん雑駁ざっぱく粗笨そほん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android