MCSとは

 MCSとは、Multiple Chemical Sensitivityの頭文字で、日本では”化学物質過敏症”や"CS"と言われることが多いです。

 健常者では感知できないレベルの微量な化学物質に接しただけで、多臓器に症状が出て体調不良をきたす、誰でも発症しうる極めて深刻な環境病です。

 重症になると社会生活はおろか、日常生活さえ営めなくなくなりますが、この病気はまだあまり知られていないためになかなかサポートを受けることが出来ません。

 社会生活に支障の多い病気ですが、化学物質過敏症患者も社会生活を普通に送りたいと切実に思っています。

 柔軟剤をやめてもらう、洗剤やシャンプーを石鹸素材に変えてもらう、喫煙や防虫剤、香水、芳香剤、消臭剤、整髪料、制汗剤、化粧品、農薬などの化学物質の使用を極力避けてもらうなどの、あなたのちょっとした優しさで、体調を良い状態に保てます。

 化学物質過敏症という病気があり、あなたの使っているもので苦しんでいる人がいることを知っていただけると幸いです。