雨宮 明は今年で38歳、大企業に勤めるサラリーマンだった。出世は順調で、給料も同年代に比べれば相当高いほうだ。30の時に無理をして買ったマイホームのローンも半分は払い終えた。外から見れば、明は理想的な人生を歩んでいるように見えた。
だがそんな明には最近、二つ悩みがあった。一つは彼の愛娘達のことである。明の娘、静香と円は静香が大学1年、円が高校3年だ。
実は、二人の娘と明は血の繋がりがない。二人は明が28歳の時に結婚した、6歳年上の女性の連れ子なのだ。二人の子供がいる彼女との結婚に反対されたが、周囲の反対を押し切って明は結婚した。彼女に惚れ込んだのは明のほうだったし、二人の娘はそのときちょうど9と8、可愛い盛りで、明に懐いてくれた事も結婚した理由の一つだった。
こうして急に父親になった明だったが、すぐに不幸が訪れた。結婚して一年も経たないうちに、彼女が死んでしまったのだ。周囲からは、娘達を親戚に預けるべきだとか再婚するべきだなどと言われたが、明は頑として首を縦に振らなかった。
それから9年間、明は必死になって娘達を育ててきた。薄いティーシャツ一枚で部屋を歩き回わったり、高校1年まで一緒にお風呂に入っていたりとしていたことには、男手一つで育てたのが間違いだったのかとも思うこともあった。だが幸いなことに娘達はぐれることもなく、すくすくと育ってくれた。
ともかく、今まではうまく娘たちを育ててきたつもりでいた。だが最近、どうも娘達が色っぽくなってきたのである。大人っぽくなってきたという訳ではない。身体は随分前から成熟し、目のやり場に困るほどだった。こうどこか、見ていると男として抱き締めたくなる、そんな色気を出しているのだ。
もしかして彼氏が出来たのかとも思ったのだが、そうではないようだった。門限を決めているわけではないのに、遅く帰ってくることもなかったし、朝帰りということもない。そして父親として少し寂しいのは、最近まで過剰ともいえるスキンシップを明に求めていたのに、ここ数ヶ月とんとなくなったのだ。
明はとことん困っていた。こんなときに母親がいてくれたら、そう思うこともあった。
もう一つの悩み。それは最近、明が目覚めると体中に倦怠感が残るのだ。病院にいっても、年でしょうと笑われるのだが、自分では何か違う、そう感じていた。だが仕事に影響するような倦怠感でもないため、それほど気にはしていなかった。
そしてこれは悩みではないのだが、明には決心したことがあった。
「なあ静香、円。お父さん今度お見合いをすることにしたんだ」
明は夕食の後にそう切り出した。そう明は今まで散々断ってきたお見合いを受けてみることにしたのだ。これまでは静香と円が気に入った人がいいと思い、お見合いはしてこなかった。お付き合いした女性は何人もいたが、なぜか家に呼ぶと明は振られてしまうのだ。
でも明は今回、本気で結婚を考えていた。理由は娘達にある。娘達は年頃であるにも関わらず、なぜか彼氏を作ろうとしない。
親の贔屓目を差し引いても二人は十分な美少女だった。静香は腰の辺りまで黒髪を伸ばしたお嬢様風の美人だ。母親譲りの大きな目に、鼻筋はすらりとし、いつも優しげな微笑みを桜色の唇に浮かべている。
円は静香に比べると活動的な印象があった。ショートカットのふわりとした茶髪、これは染めたわけではなく生まれつきのものだ。静香と同じ様な大きな目、それに小さな鼻に小さな口。猫のようなコケティッシュな魅力を持っていた。さらに二人とも、男好きする抜群のスタイルを持っているのだ。
二人が何回も家の前で告白されているのを見たこともある。それに机の上にラブレターが何枚も置かれていたこともあったぐらいだから、相当もてるのだろう。つまり娘達が彼氏を作らない原因は自分にある。
明はそう考えていた。いつまでたっても彼が再婚しないから、娘達は心配で結婚しようとしない、そう考えざるを得なかった。
それに明はもう一つ叶えたいことがあった。自分の子供欲しいという事である。静香と円がこれだけ可愛いのだったら、自分の子供もさぞや可愛いだろう。本当なら死んだ妻との間に出来るはずだった子を、明は授かりたかったのだ。自分もそろそろ年、いい加減考えないといけない年齢になってきた。
「お父さん……それ、本気で言っているの」
普段は温厚な静香が語気を強める。
「パパ、そういう冗談はよくないよ」
円も可愛らしい顔を顰める。
「いや、本気さ。二人もお父さんに奥さんがいれば、家事もやらなくていいし、勉強に専念できるだろう」
二人の娘の反応に驚きながら、明は続ける。
「知らない女の人が家に居るのなんていやよ。お父さん、私達だけじゃあ不満なの?」
「そうよパパ、もしかして円のご飯が美味しくないから?」
想像していたものとは違う娘達の反応に明は動揺した。二人が家事を進んでやってくれるのなら、明としてはまったく不満はなかった。静香も円も、幼い頃からずっとやっているせいで、家事の達人なのだ。ご飯も明の好みを知り尽くしていたから、外で食べるよりもよっぽど美味しいくらいだった。
「いや、ならいいんだけど」
二人の剣幕に押され、明は思わず黙ってしまう。
「でもさ、二人とも結婚して外に行ったら、父さん一人になるだろ。それが二人とも心配なんじゃないかと……」
「私、結婚しません」
「パパとお姉ちゃんと私でずっと一緒に暮らすんだから」
明は本格的に戸惑っていた。昔からファザコンの気があるとは思っていたが、それも男手一つで育ててきたせいだと思っていた。最近は、昔みたいにくっついてこなくなったから、それも直ったと思っていたのだが。
「それにお母さんが出来たら、今までみたいに毎週、三人でどこかに遊びに行けなくなるのよ。お父さん、家族サービスの時間は減らさないって約束したじゃない」
今までどんなに仕事が忙しくても、三人で出かける時間だけは毎週とっていた。父親だけだから、娘達をいろいろなところに連れて行かないのは不憫だと思ったからである。二人もそれが嬉しいらしく、大きくなった今でも喜んで一緒に出かける。
「お姉ちゃんの言う通りだよ。円、新しいお母さんなんて認めないから」
二人は本気みたいだった。そこまで言われると、明もお見合いする気は失せてくる。
半分以上はこの二人の娘のためだったのだから、そんなに未練はない。でも一言、明の夢について話しておこうと決意する。二人とも話せば分かってくれるだろう。
「分かった。そこまで言うならお見合いはしない」
二人の娘はほっと息を吐く。
「でもな、一つ知ってもらいたいことがあるんだ」
静香と円は、真剣な顔で明を見つめる。
「お父さんが好きな人が出来たら、それを応援して欲しいんだ」
ゆっくりと話し始める。
「何でパパ、好きな人がいるの?」
円は必死な顔で、明を問い詰める。
「いや、今はいない。でも出来たら応援してくれ」
「どうして、お父さんはそんなに女の人と結婚したいの?」
静香は泣きそうな顔になる。
「違うんだ。実はお父さん、赤ちゃんが欲しいんだ。本当は二人のお母さんに産んでもらうはずだったんだけど……」
二人は黙ったままで、明の話を聞いていた
「ほら、お父さんの娘達は会ったときもう大きかっただろ。だから、赤ちゃんの頃を知らないんだ」
明は言い終えると、二人の顔色を伺う。
「つまりお父さんは女の人に自分の赤ちゃんを産んで欲しいのね。別に結婚したいわけじゃないってことね」
なぜか静香は、嬉しそうに微笑みを浮かべる。
「そんなことだったのか~パパ、そうならそうと早く言ってくれないから円、不安になっちゃたよ」
円は口を尖らせて可愛く笑う。
「いやそうだけど、お前達、わかってくれたのか?」
今までの反応を考えると、そう簡単に分かってくれるとは思っていなかった。
「ええ、おとうさん」
「もちろんだよ、パパ」
二人はニコニコと笑い、明の言葉に頷く。
「ふう、何かパパの話聞いていたら、何か少しお腹すいちゃった」
小食の円が、自分から何かを欲しいというのは珍しかった。しかもさっきの夕食で円は結構な量食べていた。
「そうね、少しお腹減っちゃったわね。何かデザート持ってきましょうか。円、なにがいい?」
静香も同じらしい。そういえば最近、二人は今までもよりもよく食べるような気がする。
「円、すっぱいのがいい~」
円は甘いお菓子が好きじゃなかったのか?味覚でも変わったのかな。
「うふふ、わかったわ。ちょっと待っていてね」
その日の夜は、いつもと同じ様に急激な眠気に襲われ、すぐに寝てしまった。最近はこういうことが多い。しかも一度寝ると朝起きるまで、まったく目が覚めないのだ。
「ん……ふっ…あ……んん……」
押し殺すような、それでいて甘い声に明は薄っすらと目を開ける。
「あ……ああ…ああぁ……!」
「お姉ちゃん、円にも早くかわってよ」
腰の辺りが熱く、気持ちいいものに包まれているようだった。
「ちょっと待って、ひぃあ……時間はたっぷりあるのだから。あぅ…あ……あ。円、我慢して」
明は自分の上に乗っている、裸の少女を見つめる。
何だ、夢か…………
少女は間違いなく静香だった。透き通るような白い肌が、薄暗い部屋の中で輝く。真っ白い大きな胸が、静香の動くたびに弾む。明の視界で揺れる柔らかいお尻は、彼の肉棒を咥えこみ愛しそうにしゃぶっていた。
自分が娘にこんな欲情を抱いていたということは、正直驚きだった。もしかすると娘達が最近、色っぽく成ってきた事が原因かもしれない。
「お父さんの大きい……あぅ…あぁ……あ…あ」
締りのよい膣肉が明の肉棒を締め付ける。彼女が動くたびに、肉襞が肉棒に絡み、堪らない快感が股間に走る。とても気持ちよかったのだが、どうも物足りない。明は夢だからと思い、思いっきり腰を動かす。
「………!!お父さん、起きてるの!?あん、あ、あ、あ」
ずん、ずん、ずん、ずん。
お尻を掴み、娘を突き上げる。静香の膣を抉ると、彼女は可愛らしい声で喘ぐ。お父さん、お父さんと舌足らずに呼ぶ姿は彼女の幼い頃を思い出させた。
「な、なんで。ちゃんと睡眠薬を飲ませたのにぃ、あん」
娘の膣内を何度も突き上げ、その感触を味わう。いつも清楚な笑みを浮かべる静香が、一突きごとに快感に喘ぎ明の肉棒に絡みついてくる。
「いい、気持ちいいのぉ……私いっちゃうぅぅぅぅ~~~」
ずちゅ。
何度目かの突き上げに、静香は絶頂した。明の弱点を知り尽くしたかのような締め付けが、ぎゅうぎゅうに肉棒を絞り上げる。
ドピュゥゥゥ
夢なのにも関わらず、恐ろしいほど気持ちいい射精だった。これは明日の朝、大変なことになっているな。そう思いながらも射精は止まらなかった。
この年になっての夢精、それも娘と交わるという淫夢でのだ。
明は最初で最後かもしれないと思い、夢の中でしがみ付いてくる静香の甘い膣内を十分に味わう。
何度も何度も射精し、彼女の中を真っ白に染め上げる。明が気絶した静香から肉棒を引き抜くと、二人の性器に白い糸が垂れる。夢じゃなかったら大変なことになるな、快感の余韻に浸りながら明はそう思った。
「じゃあ次は私の番ね。パパぁ、思いっきり円を可愛がってね」
ちゅう、ちゅく、んちゅ、はむ、あむ。
静香から離れた明を待っていたのは、円の熱烈なキスだった。舌を情熱的に絡めあい、互いの唾液をすする。甘い舌を存分に味わい、娘の口腔を犯しつくす。何ともいたせりつくせりの夢だ、明は気の利く淫夢に喜んでいた。
「ふぅ、はぁ、はぁ。パパ、キス上手ぅ」
可愛い顔が快楽に緩み、小さな口から唾液が零れ落ちる。
「その、パパぁ……」
円は静香と同じ様に全裸だった。静香と同じ真っ白い肌、胸は静香よりも控えめだったが、それでも十分に大きい。彼女は四つん這いになり、お尻を明に向ける。
「パパの大きいの、円のここに頂戴」
くぱぁ
円の細い指が自らの淫肉を左右に開く。ピンク色の肉襞が妖しく揺らめき、明の肉棒を求める。
明はそこに亀頭を押し当て、貫く。
「パパのが入ってくるぅぅ」
既に湿った膣内を明の肉棒が抉る。円の膣は膣の上辺りで肉襞が幾重にも重なり、突き入れると纏わりついてくるのだ。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
娘の白いお尻を見ながら、一心不乱に腰を振る。
「あ、あ、あ、あ。パパぁ、円、パパのこと愛してるのぉ」
明はそれに返答するかのように、円の膣内を何度も抉る。その度に雁が、円の膣壁をこそぎ上げ堪らない快感が二人に走る。
「いいの、パパの凄いィィ、あぅ、あん、あん、あん」
明は手塩に掛けてきた娘の体を思う存分貪る。大きな胸を揉み、その柔らかい感触を楽しむ。夢なのにリアルな感触が手を包み込み、明の興奮を昂ぶらせる。
「円いっちゃうぅぅ、パパぁ、私の中にだしてぇぇぇ」
円の膣内が物凄い力で収縮する。それと同時に、肉襞がぴったりと亀頭を捕らえ、うねりながら吸い付いてくる。
ドピュゥゥッゥゥッゥゥゥ。
先ほど出したのに、円の気持ちいい体の前に射精は物凄い量になった。白いお尻を固定し、最奥まで貫いて射精する。
円は今まで見せたことのないような顔で絶頂し続け、明の精液を搾り取る。射精が終わる頃には、円の顔は悦楽に蕩け、そのまま気絶してしまった。明も疲れ果てて眠りにつく。あれ、なんで夢なのになんでまた眠るんだ?最後にその疑問が思い浮かんだ。
窓の外から小鳥が囀る音が聞こえ、明に朝だということを教える。朝の恍惚とした気分のまま、ベッドの中で身を捩る。
「あん」
すると柔らかい感触が明の体に当たった。寝ぼけた明は、その気持ちいい感覚を再び味わおうとぎゅっと抱き締める。
「お父さん、積極的すぎぃ……」
女の声だった。しかも聞きなれた。明は一気に覚醒する。
「お、お前達。な、なんで……」
明が抱きついていたのは静香だった。しかも全裸で明のベッドに横たわっているのだ。
静香だけではない、円も同様に全裸で明に抱きついていた。
「お父さん、あんなに激しく私達を抱いたのに……忘れちゃったの」
静香が頬を染める。視線を下に向けると、彼女の性器から白い液体が垂れていた。昨日の夢を思い出し、自分のしでかしてしまったことに漸く気づく。
「そうだよパパ、ちゃんと責任とってね」
円の性器も同様に父親の精液が零れていた。どうしようと悩む明にさらに衝撃的な光景が飛び込んでくる。
「お、お前達。そのお腹……」
二人の細いお腹はぽっこりと膨らんでいた。
「うふふ、お父さん、赤ちゃん欲しかったんでしょう。私達が孕んであけちゃった」
「もう4ヶ月だよ、パパ。ちゃんと私達がパパの赤ちゃん産んであげるからね」
二人は幸せそうにお腹を摩り、明にぎゅっと抱きつく。
「「ずっと一緒だよ」」
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