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俺の偶像
 

「なあそろそろ止めないか」
 高槻信二は目の前の少女にそう話しかける。
「……んぁ、いやよ。離れたくないのぉ」
 少女の名前はシルフィリア・榛名・リンドヴァーグ。愛称はシルフィ。日米で一世を風靡しているアイドル歌手である。彼女の透き通るソプラノは天使の声と形容され、出した曲は全てミリオンを超える。特にアメリカでの歌の評価は高く、一部では今世紀最高の歌姫とまで称されるほどだ。

 さらに彼女の容姿は男の理想を体現していた。輝くような金髪、透き通るような青い瞳、端正な鼻立ち、愛らしい唇、まさに妖精のような美貌。それに加えて身長166cm、バスト86、ウエスト58、ヒップ84の完璧なスタイルは世界中の男たちを虜にしている。
 ちなみに彼女には名前の通り日本人の血が混じっている。祖父の一人が日本人だから、彼女はクオーターという訳である。最も容姿としてはまったく日本人とはかけ離れているため、彼女が日本語を流暢に話せるということ以外、彼女が日系人をイメージさせることはない。

「信二お兄様はお嫌なの?」
 彼女は大きな瞳を潤ませて信二を見つめる。信二はこの目に昔から弱かった。そう信二にとってシルフィはアイドルになる以前からの知り合いだった。二人の祖父が兄弟、つまり二人の関係ははとこという訳だ。そのせいで二人は小さい頃からよく遊んだ仲だった。最も信二とシルフィとは10歳近く離れているから、信二が遊んであげていたというのが正しいかもしれない。

 その時に懐かれたのか、彼女が18歳になった今でもお兄様、お兄様と言って甘えてくる。信二としても可愛い妹分に甘えられるのは悪い気はせず、信二は何でもはいはいと聞いてしまっていた。ただ最近は、それが信二もまずいと思うぐらいいささかエスカレートしてしまっている。
「嫌じゃないけど」
 信二はそう言って目の前の少女を見る。火照った顔が信二の言葉に綻び、安心した微笑みを浮かべていた。ちなみに正確にいうならシルフィの位置は、信二の目の前ではなく彼の腰の上、それも彼女は向かいあう形で信二の腰の上に座っていた。もっと言うなら彼女は、はしたなく白い太腿を開き信二のペニスがあるべき場所に腰を完全に密着させていた。当然スカートの奥では信二のペニスがシルフィのヴァギナの中に埋まり、みっちりとした肉穴を最奥まで満たしている。

「収録前にこんな……」
 二人が交わっている場所はテレビスタジオの中。シルフィのために用意された控え室である。後数十分で彼女が出演する番組の収録が始まる。しかも生放送の。そのために、彼女も衣装に着替えていた。清楚な純白のドレス。シルフィの美貌と相成り、天使のようだった。しかし肝心の天使様は淫らにスカートの裾をたくし上げ、悦びの顔で信二の肉棒をずっぽりと咥え込んでいた。
「じゃあお兄様も動いてぇ。そしたら早く終わるでしょう」
 シルフィは猫なで声で甘えながら、細い腰を妖しく揺らす。それに連動して彼女の膣がきゅうっと締り、信二の肉棒にぴったりと絡みつく。快感が刺激となって信二の肉棒は、肉穴の中で一段と大きくなった。

「うふふ、やっぱりお兄様もしたいんだぁ」
 シルフィは嬉しそうに呻いて、信二に顔を摺り寄せる。世界を魅了し続ける愛らしい美貌がぴったりとくっつき、信二の我慢はもう限界になる。彼女の柔らかいお尻を掴み、座っていた椅子から立ち上がる。シルフィは喜んで信二に抱きつき、しっかりと首に腕を回す。
 ずん、ずん、ずん、ずん。
 信二は腰を振り、シルフィの狭い膣道を抉る。
「あん、あん、あん、いいのぉ」
 数千万のファン達を虜にする歌姫の天使の声が、信二のためだけに甘い喘ぎを紡ぐ。そして突き上げる度に純白のドレスに包まれた胸がプルンと揺れる。それが想像以上に豊かで、綺麗で、柔らかく、そしてその上で魅惑的に踊るピンク色の乳首がいかに甘美であることも信二は知っていた。しかし今それにしゃぶりつくわけにはいけなかった。何しろ彼女はすぐに生放送に出ないといけないのだ。

 ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
 信二は夢中になって歌姫の美肉を味わう。相変わらず物凄い肉壷だった。 信二の肉棒が最奥まで入ると、幾多もの肉襞の一つ一つが吸い付いて射精を促し、膣口まで引くと、締りのいい媚肉が雁に引っ付いてきて、再び肉棒を奥へと引き込むのだ。 信二は女性経験が豊富という訳ではなかったが、何人かの女を抱いたことはある。
 しかしシルフィのヴァギナはまったく別次元のものだった。 初めて抱いたとき、この刺激に耐え切れずに一分ともたずに出してしまったほどなのだ。 一度シルフィの媚肉を味わってしまったら、他の女など目にも入らない。
 それほどの快楽だった。

「あぅ、はぁん、お兄様の最高ぉ」
 快楽に溺れているのは信二だけではない。信二の肉棒はシルフィの肉壷にちょうどフィットしていて、完璧の相性といっても過言ではないほどのものなのだ。彼がただ突いているだけでも彼女の官能を引き出す。しかも信二はシルフィの媚肉を知り尽くしていた。何処を擦れば絶頂するか、何処に出してやれば悦ぶか、全て知っているのだ。

「あん、そこ気持ちいい……あぅん、あ、あ、あ」
 膣内のざらっとした上面を亀頭で何度も擦りつける。雁がそこをこそぎ上げると、堪えられないほどの快感が彼女に走る。シルフィの美貌が快楽で蕩け、信二に抱きついて咽び泣く。信二にとっても、そこを擦るのは気持ちよかった。ぶつぶつした肉襞が幾つもあり、擦ると亀頭に当たって堪らない快感が信二にも襲ってくる。
 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ。
信二が夢中になって彼女の媚肉を味わっていると、シルフィは体を小刻みに痙攣させ始めた。

「お、お兄様ぁ。私、私、もういっちゃうぅぅぅぅぅ」
 シルフィの絶頂は唐突に訪れた。絶頂と共に彼女の肉壷は信二の肉棒を逃がさないように締め上げ、きゅうきゅうと吸い付いてくる。痙攣した肉襞が亀頭に舐めつき、総毛立つような感触が伝わる。
「お、おい。シルフィ、足を……」
 快感に堪えられなくなって、彼女から離れようとする。しかしシルフィの長い足がいつの間にか信二の腰を絡めとり、信二が抜こうとするのを許さない。
 どぴゅるぅぅぅぅぅぅぅ。
 信二は堪え切れずに彼女の膣内に射精してしまう。しかも信二は雄の本能に逆らえなかった。孕みごろの美しい牝が自ら信二の精子を欲しがる。信二はその甘美な誘惑に逆らう事はできず、奥へ奥へと肉棒を突きいれてしまう。結果、信二とシルフィの腰は完全に密着し、精液が最奥へと注ぎこまれる。

「お兄様ぁ。もっとたくさぁん頂戴」
 清楚な美貌を妖艶に蕩けさせて精子をねだる。言われるまでもなく、信二の肉棒は止まる気配もなく出し続ける。
 どぴゅぅぅぅっ、どぴゅぅぅぅ。
肉棒が子宮を押し上げ、刺激されて緩みきった子宮口が、くぱぁっと開く。そして口を開けた子宮口は、目の前で今まさに射精している鈴口へと吸い付く。信二は敏感な亀頭でそれを感じ、恐ろしいほどのたぎりを腰に覚える。自分にしがみ付いて悦び喘ぐ絶世の美少女の子宮に、直接自らの種を注ぎこむ。何度やっても最高の快感だった。

「子宮に来てるぅぅ」
 どく、どく、どく。
 シルフィが言ったとおり、信二の精液は子宮へと注ぎこまれ、驚くほどの量が奥に溜まっていた。彼女の子宮が真っ白に染め上げられた頃、信二の射精は漸く終わった。二人は深く繋がったまま、余韻を浸り続ける。

 また中に出してしまった。信二はセックスの余韻の中で少し後悔していた。最もこの後悔が初めてではない。一月前にシルフィに襲われてから何度も思った事だ。思い返せばこの一ヶ月、シルフィと信二は仕事以外、ずっと繋がりっぱなしだった。仕事の時以外はずっと彼女の子宮は信二の肉棒で栓をされ、何度も注がれた精液は彼女の中に溜まっている。しかも仕事が終わればすぐに信二とシルフィは交わり、新鮮な精子が彼女の子宮に植えつけられる。これではいけないといつも信二は思っていた。シルフィの話では、生理はちゃんと来ているとの事だったが、このまま何度も子宮に出していては妊娠間違いないだろう。

「信二お兄様ぁ、愛してますぅ」
 だが信二の精液を子宮で受け止め、幸せそうに緩んだ美貌を見ていると、その後悔もどこかに行ってしまいそうだった。信二は熱く見つめてくるシルフィを、愛しげに見つめ返す。いつ見ても美しい彼女の顔は、信二の前でしか見せない甘く蕩けきった表情だった。

 見つめ合った二人はどちらからともなく唇を近づけあい、熱烈な口付けを交わす。
「ん、ん、んぁ」
 んちゅ、はむ、あむ、ちゅく。
 シルフィの柔らかい唇を吸い上げ、歯茎を舐め上げる。自ら口を開いたシルフィに自らの唇を深く重ね、舌を入れる。熱愛中の恋人同士ですら赤面するような情熱的なキスでシルフィを犯し、その口腔を存分に味わう。シルフィもそれに答えて、信二の舌に嬉々として舌を絡めてくる。

くちゅ、ちゅく、ちゅる。
 絡み合った舌は互いを求めて重なり合い、二人の口の中で交わりあう。信二がシルフィの舌を吸い上げると、お返しとばかりに甘い唾液を流し込まれる。二人は時間も忘れて舌を絡め合い、互いの体液を交換し合う。シルフィは上下の口で信二を迎え入れ、その行為に完全に我を忘れて没頭する。
その時だった。
こん、こん。
「お嬢様、お時間です」
 控え室の扉が叩かれ、シルフィを呼ぶ声が聞こえる。信二とシルフィは慌てて唇を離し、結合を解く。肉棒を抜くと、二人の性器の間に白い糸が架かり、床に零れ落ちる。シルフィはそれを名残惜しそうに見つめ、自分の花園にこびり付いた精液と愛液を拭いて身だしなみを整え、最後に近く落ちていた純白のパンティを履く。信二はといえば、手早く少し元気を取り戻し始めていた自らをしまい、すばやく部屋の片づけをやっていた。

「入りますよ」
 がちゃっという音と同時に、シルフィと同じぐらいの年頃の女が部屋へと踏み入れる。
間一髪で二人は始末を終えていた。信二が心の中でほっとため息をついていると、女は二人と部屋とを一瞥する。シルフィはその様子を不安気に見つめ、彼女に話しかける。
「アリエル、どうかしたのですか?」
 彼女の名前はアリエル・ルーデンス。プラチナブロンドの髪にアイスブルーの瞳、シルフィとは対照的なクールな美貌だった。少々幼く見えるシルフィとは対照的に大人っぽい色気がある。彼女はシルフィのマネージャーをやっている。元々はシルフィの乳母の娘であり、幼い頃からシルフィと共に過ごした仲である。家が大富豪であるシルフィに母娘共々仕え、今では一人前のメイドとなっている。シルフィが親の反対を押し切って、デビューできたのも彼女の功績が大きい。アリエルは大手のプロダクションを通さず、レコード会社にシルフィを直接売り込み、彼女を今の地位まで駆け上がらせたのである。

 信二とっても、アリエルとは一緒によく遊んだ仲だった。元々は表情も豊かで、良く笑う子だったのだが、メイドとしてシルフィに仕えてからは妙に気が張っていて信二の前でもクールな仮面を外さない。だから彼女の話していると信二は少々緊張してしまう。その彼女はシルフィの言葉に一度ため息をつき、口を開く。
「お嬢様、汗をお拭き下さい。それに……」
 アリエルはハンカチを持った手を伸ばして、シルフィの足を拭く。そこには信二の精液が垂れていたのだ。信二とシルフィは恥ずかしそうに俯く。当然のこと、アリエルは二人の関係を知っていた。

「信二様。お嬢様を甘やかすのもよろしいですが、後始末はきちんとして頂かないと困ります。今は貴方もお嬢様のマネージャーなのですよ」
 見透かしたようにアリエルは信二を叱り付ける。そう信二も一週間前からシルフィのマネージャーになっていた。そもそもの始まりはシルフィの熱烈なラブコールだった。最初は他の職に就いていたので、生活が懸かっていることもあって断り続けていた。しかし突然彼の前に現れたシルフィは自らの処女を信二に差出し、目を潤ませながらお兄様一緒に居て、とお願いしてきたのだ。彼女の身体を抱いてしまった信二が断れる訳もなく、なすがままにマネージャーとなってしまったのだ。最も後悔はしていなかった。元々の職に愛着があった訳ではないし、シルフィといつも一緒に、というかいつも繋がっていられるのは最高に幸せな仕事だった。

「す、すみま……」
 信二が謝りかけると、アリエルが手を上げて制止する。
「謝罪は結構です。さあお嬢様、お時間ですのでお早く。……信二様はここの片づけをよろしくお願いします」
 アリエルは部屋のあちこちを指差し二人の交わりの残滓を指摘し、シルフィの手を半ば強引に引いて、部屋を後にする。シルフィはこれが根性の別れであるかのように、悲しげな顔をしていた。


 ふぅー、これならアニカさんも何も言わないだろう。やっと部屋の後始末が終わり、信二は一息いれていた。
「そろそろかな」
 信二はそう呟き、テレビのスイッチを入れる。シルフィが今日出ているのは、トークを少し交える歌番組というやつだった。世界の歌姫が来るという事で、スタジオも盛り上がりを見せていた。そこにはさっきまで信二の上で可愛く喘いでいたシルフィの姿があった。
さっきまでの蕩けた表情とは打って変わって、おしとやかな微笑みを浮かべている。

 男の性なのか、ついつい彼女の体に目が行ってしまう。恐らくテレビの前で見ている男達も同様だろう。それほどに彼女の体は素晴らしかった。形良く張り出している乳房、きゅっと括れた腰、色っぽいお尻。
それに……
信二はその奥に隠されたシルフィの花園を想像してしまう。一ヶ月前シルフィを抱いてから、ずっと繋がっていたい、と思ったのはシルフィだけではない。彼もまたシルフィの美肉に夢中になってしまっていたのだ。
 シルフィの肉壷の感触が信二に刷り込まれ、彼女と離れることなど想像も出来なかった。こうしてテレビ越しに見ている今でも、一刻も早く彼女の体を抱き、自分の肉棒を貫きたいほどなのだ。

 そして同時に彼の中には優越感も生まれていた。穏やかに微笑む彼女のヴァギナにはつい先ほどまで信二のペニスが埋まり、今も信二の子種がこってりと植え付けられているのだ。その後、番組は順調に進み、シルフィの歌の番になる。
 まさに圧巻、その一言だった。
テレビの画面を通しても伝わってくる圧倒的なカリスマ。
純白のドレスに身を包んだ、天使そのものの美貌。
美しいを通り越して、神々しいまでの美声。
 彼女の透き通る声はデビュー作である、少女の初恋をテーマにした曲を切なくなるほどの感情を込めて奏でる。 歌にはとんと縁のない信二にすらひしひしと伝わってくる音だった。さすがにシルフィだな。そう思いながら信二はしみじみと聞き入った。

 ぼーっと聞いていると、いつの間にか歌は終わり、彼女はステージを後にしていた。信二は慌てて荷物を纏めて控え室を出る。予定ではこのまま車に乗って、この建物を後にする予定だったからだ。少しでも手間取れば彼女のファンに囲まれ、厄介な事になってしまう。途中でシルフィとアリエルに再会し、駐車場に用意されていたリムジンに乗りこむ。
 運転するのはアリエルだ。いつも信二は自分が運転するというのだが、アリエルは絶対に譲らなかった。何でもパパラッチを撒くには、それなりの腕が必要らしいのだ。こんな派手なリムジンに乗って、撒くもへちまもないとは思うのだが、確かにいつもパパラッチされる事は一度もない。
そしてもう一つ理由がある。

「……私、もう我慢できない」
 車が動き始めると、シルフィは我慢しきれずに純白ドレスを脱ぎ、さらには信二に抱きついて無理やり服を脱がせる。
 信二も彼女に協力して、スーツの上下と下着を脱ぎ捨てる。歌姫の素晴らしい身体を前にそそり立った信二の肉棒を、シルフィはうっとりと見つめる。がちがちに硬くなった肉棒を見て、シルフィは満足げにため息をついてパンティも脱ぎ捨てる。そして裸のシルフィはリムジンの中で寝そべり、足を大きく広げる。

「お兄様ぁ、早くここに……」

 くぱぁ

「…………頂戴」
 細い指が肉壁を広げ、ピンク色の肉襞がひくひくと信二の肉棒をねだる。信二も急いでスーツとネクタイを脱ぎ、ズボンからペニスを取り出す。そして飛び掛るようにして、シルフィに圧し掛かる。綻び一つない綺麗な花園に肉棒を押し当て、そのまま体重をかけていく。
ぐちゅう。
 ペニスが彼女の狭い膣道を掻き分けて進み、シルフィの肉壷を占領する。

「やっぱり最高ぉ、お兄様が奥まで全部埋まってるぅ」
 すぐにシルフィは手足を信二に絡ませて、密着する。二人はすぐに動き始めたりはしなかった。二人の性器は一対の鍵と鍵穴のようにガッチリと交わり、動かずとも互いを満足させていた。ただ抱き締めあったまま、互いの体温を感じあうだけで十分に満たされるのだ。
 シルフィの名器はただ入れているだけで、ねっとりと肉棒に絡みつき、とてつもない快感を信二に与えてくれる。
最も気持ちいいのはシルフィも同じで、肉棒が子宮口を圧迫して色っぽい喘ぎを上げる。信二は唇から首筋に、首筋から乳房の頂点に、次々とキスを落とし、自らの証を残していく。さっきは触れなかった見事に膨らんだ美乳に吸い付き、柔らかい感触と若々しい張りを楽しむ。その頂点にあるピンク色の乳首を甘噛みし、舐めて、吸い上げる。シルフィはくすぐったそうに笑い、じれったそうに胸を信二に押し付けてくる。

「信二お兄様、その……」
 暫くその態勢で、信二の愛撫に身を任せていたシルフィだったが、唐突に口を開く。表情はいつになく真剣で、真正面から信二を見つめる。
「……私、歌手を辞めようと思うの」
 一瞬躊躇した後、シルフィは自からの思いを伝える。それは信二にとって驚きだった。
「何で、シルフィはあんなに歌手になるのが夢だって言っていたのに」
 信二の知る限りでは、シルフィはずっと幼い頃から歌手になるのが夢だといっていた。そのために彼女が努力してきた事も、親の反対を押し切ってまでデビューした事も信二は知っている。そして漸くそれが実って、今こうしてアメリカや日本で歌姫として活躍できているのだ。急に歌手を辞めるというのはまさに寝耳に水だった。

「うん。だけどね、歌手はもういいの。ちゃんとたくさんの人に私の歌を聞いてもらえましたから」
 シルフィは頬を緩ませ、嬉しそうに微笑む。信二から見ても彼女の決意は固いようだった。こうなったときのシルフィは全く意志が固い。他の人が何と言おうとも、耳を貸そうとしないのだ。
「そうか……」
 信二は腑に落ちないながらも彼女の決意を受け止める。何にせよ、信二にとってはシルフィの幸せが一番大切なのだ。彼女が自分から辞めたいといって、しかも嬉しそうなら全く文句はない。
「それにね、私もう一つ夢があるの」
 シルフィはきらきらとした目で信二に語りかける。
歌手以外の夢?
昔から信二には何でも話してくれたシルフィだったが、彼女がもう一つの夢について話してくれた事はなかった。

「それは、大変な夢のか?」
 夢を叶えるという事はどんな小さい事でもそれなりに大変なものだ。だがシルフィは既に一つの大きな夢を達成してしまっていた。信二は彼女が自分の夢を成し遂げるためなら、どんな努力でも厭わないことは知っている。だからシルフィがやるというのなら、やり遂げるだろう。しかし兄貴分の信二としては、シルフィに出来るだけ苦労をして欲しくないとも思うのだった。
「たぶんもう少しで叶うと思うんだけど、ん、ん、んちゅ」
 シルフィはふわりと笑って、首に回した手を引き寄せて甘えるように唇を突き出す。信二は差し出された唇に吸い付き、何度も優しいキスを落とす。シルフィは目を細め、うっとりとキスを受け止めていく。信二は口づけを繰り返しながら、彼女の言葉の意味を考えていた。もう一つの夢というのがもう少しで叶う?どういうことだ?
「ね、いいでしょ。お兄様ぁ」
 唇を離すと銀色の糸が二人の間に懸かり、それがシルフィの綺麗な顔に落ちる。それを赤い舌で舐め取り、彼女は甘えるように信二にお願いする。彼女の意思を反映してか、シルフィの媚肉はねっとりと肉棒に絡みつき、甘えるように肉襞が舐め付く。
「……分かった」
 結局、シルフィに頼まれては信二が断る事など出来るはずがなかった。少し疑問は残ったが、彼女が決めた事なら信二が反対する事ではない。

「シルフィが叶えたい夢なら俺が全力で応援する。何か俺にできる事があれば何でも言ってくれ」
 シルフィの幸せは自分の幸せでもある。信二は本気でそう思っていた。彼女の夢のせいで、離れることになってもそれがシルフィのためなら仕方がない。
「うふふ、有難うお兄様。あん、ん、んちゅ」
 なぜかシルフィは可笑しそうに笑う。信二にはなぜ彼女が笑うのかよく分からなかったが、ともかく彼女が嬉しそうならそれでいいのだ。再びキスを求めるシルフィの唇に吸い付き、今度は深く唇を合わせる。粘膜が交わる水音がリムジンの中に響き、二人は粘膜を絡めあう行為に没頭していった。


「お嬢様、信二様。お着きになりました」
 リムジンが閑静な住宅街で止まる。そこは要するに信二とシルフィの愛の巣だった。
「ふぅ、シルフィ。もう着いたってさ、一回離れよう」
 信二はシルフィの唇から離れる。ずっと口で交わっていたせいで信二の息は荒く、肉棒はギンギンに硬くなっていた。シルフィの表情も完全に悦楽に蕩け、淫肉は愛液でぐっちょりと濡れて信二の肉棒を求めて絡み付いていた。
「やだぁ、離れたくないのぉ」
 口を尖らせ、いやいやと首を振る。足がガッチリと信二の後ろで交差され、抜けようがなかった。心底離れたくないのか、シルフィの肉壷もしっかりと肉棒を捕らえて離さない。
家のガレージの中だからこのまま出ても覗かれる事もないし、本当は信二も彼女の美肉から一時でも離れたくなかった。

「お願いお兄様。このままで連れて行ってぇ」
 首に回した腕に力を籠め、ぎゅっと信二の肩口に抱きつく。ここまでされては嫌だと言えるわけがなかった。信二は苦笑して、繋がったままで上体を起こしリムジンの椅子に座る。彼女は手足に籠めた力を強くして、しっかりと信二にしがみ付く。開いた扉から、信二は裸足のまま自分の家に入る。

 何ともまあ立派に育ったな……
 幸せそうに抱きついてくるシルフィは、男を惹きつける女の身体に成長していた。ついこの間まで、子供だと思っていたのに、こうして抱きつき信二の肉棒をきゅうきゅうと締め上げる彼女は一人前の女だった。
 一歩、歩くごとにシルフィの蕩けきった膣内が肉棒で擦られ、彼女が切なげな喘ぎをあげる。信二はシルフィを抱きかかえたまま脇目も振らずに寝室へと進む。今にも爆発しそうな股間を堪え、ベッドに到着する。

「お兄様ぁ、今度は私が上になるぅ」
 シルフィの言う通り、信二は彼女を抱えたまま横になり騎乗位の姿勢になる。
ぐちゅ、ぐちょ、ぐちゅ。
 シルフィは淫蕩な笑みを浮かべ、腰を揺らす。彼女の括れた腰が信二を誘うように妖しく動き、彼の肉棒を優しく絡みつく。そして絡みついた極上の膣肉が信二の肉棒を余すところなく咥えこみ、ぎゅうぎゅうに締め付ける。さらにはぼこぼこした肉襞が何度も肉棒を擦る。シルフィの肉壷から送られる快感はどれも最高のものだった。

「あん、あ、動いてぇ」
 信二は彼女の言葉に答えて、腰を激しく動かす。シルフィの括れた腰を掴んで固定し、そこにありったけの欲望を打ち付けていく。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ。
「す、凄いのぉ。あ、あ、あ」
 技巧などなにもなくても、蕩けきったシルフィの膣肉は信二の突き上げに歓喜の涙を流し、ベッドのシーツを濡らす。そこにシルフィの揺れるような腰の動きが加わり、突く度に違う膣壁が雁で擦られて彼女の蕩けきった肉穴は涎を流して悦ぶ。

 「あぁん、あふぅ。お兄様ぁ、私の中どうですかぁ?」
  シルフィは上体を沈めて、信二にその豊かな肢体を密着させる。柔らかい胸が信二の胸板で潰れ、甘い香りが鼻腔を刺激する。
 「気持ちいいに決まっている。でないとこんなに……」
 信二は喋りながらシルフィを突き上げる。恐らく彼女にも信二の興奮のほどが伝わるだろう。
「……なるわけないだろう」
 ぐちゅぅ。
 子宮口を亀頭でぐりぐりと圧迫し、直にシルフィを刺激する。興奮した信二の肉棒は、窮屈なシルフィの肉壷をみっちりと満たし、少し動くだけでも粘膜が強く擦れ合う。
「ぁんっ…うふっ、よかったぁ」
 満足げに息を吐き、猫のようにぺろっと信二の首筋を舐め、安心した表情で信二に擦り寄る。信二とシルフィの重なった動きは次第に絶頂へと駆け上り始める。

「あぁん、んん、あ、あ」
 信二はシルフィの芸術品のように引き締まった腰に手を添え、自らへと引き寄せる。二人の腰と腰とが隙間もないほど深く密着しあい、互いの体温が直に感じられる。シルフィの膣は信二の肉棒を最奥までずっぽりと咥えこみ、きゅうきゅうと締め付けていた。
「そこ、いいの……あんっ……あ」
 ずん、ずちゅっ、びゅぶっ、ずんっ、ずちゅっ、ずんっ、ずんっ。
 信二の亀頭がシルフィの最奥に突き刺さり、引き寄せて突き上げるたびに先端で肉壷をぐいっと押し上げ、子宮口をグリグリと捏ね回す。シルフィの媚肉もそれに答えて、子宮口が密着する鈴口にちゅうちゅうと吸いつき、膣壁が絞り取るように肉棒に絡みつく。堪らない快感に亀頭の傘が開き、密着していた子宮口をこじ開ける。
それを感じたのかシルフィは嬉しそうに喘ぎ、信二の耳元で囁く。

「私、もういきそうですぅ。だから……」
 彼女の膣内は絶頂が近いことを示してか、ぴくぴくと痙攣を始める。赤く火照り、淫蕩に緩んだシルフィの美貌が耳元に色っぽく息を吹きかける。
「……お兄様の精子、私の中に頂戴」
 どぴゅぅぅぅぅぅ。
 シルフィの囁きが引き金となり、信二の肉棒から精液が放たれる。腰が抜けるほどの射精感を子宮中に叩きつけ、歌姫の胎を自らの子種で満たす。出した精液はほとんどが子宮に入り込んでいるためか、まったく亀頭に纏わりつく感触がなかった。
 どぴゅっ、どぴゅぅぅぅ。
 信二は目の前の極上の牝を孕ませるために、ぴったりと合わさった子宮口に直接子種を植えつけていく。すでにシルフィを孕ませる事で信二の頭は一杯だった。どんな結果になろうとも、目の前で甘えてくる絶世の美少女を妊娠させる。そのためにシルフィの腰をしっかりと手で押さえ、自らの腰をぐりぐりと押し付ける。

「私もいっちゃうぅぅぅぅぅぅ」
 どぴゅぅぅ、どぴゅぅ。
少し遅れてシルフィも絶頂した。
何度も精液が子宮を叩く感覚がシルフィにとてつもなく大きな絶頂を与え、体全体を小刻みに痙攣させる。
そのせいでみっちりとシルフィの肉壷に埋まっている信二のペニスに例えようのない刺激が加わった。
鈴口を捕らえている子宮口が貪欲に蠢き、精液を搾り取るスポイトのように吸引する。
二人は頂点に達したまま、深く交わりあい本能の行為を貪りあう。

「ゃぁん。お兄様、多すぎぃ。んちゅ、ちゅう、ちゅく」
 どくぅ、どくぅっ、どぴゅう。
シルフィは悦びの表情を浮かべ、子宮に子種が注ぎ込まれる感触に酔う。
とろんとした目で信二を見下ろし、唇を近づけ啄ばむようにキスをする。
信二も精液を奥へと叩き込みながら、シルフィの甘い唇に吸い付き蕩けるようなキスを味わう。
 どくぅ、どく。
 最後の一滴まで奥で射精し、二人は満足してため息をつく。はぁはぁという荒い息が部屋に木霊し、シルフィは脱力して信二に寄りかかりセックスの余韻に浸る。驚く事に精液を放った後の虚脱感はまったくなく、満ち足りた充足感が信二を包んでいた。


「ねえお兄様ぁ」
 舌足らずな声で信二に甘える。
「何?」
 信二にぎゅっと抱きつき、言葉を続ける。
「私、もうお兄様から離れられません」
 何とも可愛い事をいってくれる。
信二は縋り寄ってくるシルフィをぎゅっと抱き締め、その愛らしい美貌を眺める。
幸せそうに微笑む彼女を見つめていると、信二の胸が暖かいもので一杯になってくるようだった。

「だからね、私、お兄様のものになることにしたの」
 恥ずかしいのかシルフィは耳まで赤くして、信二に見られないように、顔を肩口に埋める。
さっきから何度も恥ずかしい事を言っているのに、なぜ今回に限って顔を真っ赤にして恥ずかしがるのか信二には分からなかった。
「ねぇ、お兄様は私を貰ってくれる?」
 息がかかるほど近くからシルフィと信二の目線が絡み合う。
彼女のバクバクという心臓の鼓動が信二にまで伝わってくる。

「ああ、当たり前じゃないか。シルフィはずっと俺のものだ」
 彼女のいつもとは違う様子に少し信二は動揺する。
しかしシルフィの事を大切に思っている事は本当で、彼女を誰にも渡したくはなかった。
絶世の美貌も、天使の美声も、豊かな肢体も、甘美な媚肉も、全て信二一人で独占したかった。
 だからシルフィのお願いは断る理由などあるわけなかった。信二は迷うことなく承諾する。シルフィをぎゅっと抱きしめながら、極上の牝を手に入れたという感慨に信二は耽った。
「うふふ、よかったぁ」
 シルフィは表情を蕩けさせ、この上なく幸せそうに微笑んだ。

「それじゃあお兄様にいいこと教えてあげる」
 にこにこと笑いながら、手をお腹の方に持っていく。
「あのね、私のここにお兄様の赤ちゃんがいるの」
 信二は一瞬何を言われたのか分からなかった。
「あ、赤ちゃん?じゃあシルフィは……」
「そう、妊娠したのよ。……それがどうかしたの?」
 信二が驚いていることにシルフィはきょとんとした表情を浮かべる。彼女にとって何ら驚くべき結果ではないようだった。信二としては驚かない訳にはいかなかった。確かにあれだけ中出ししていれば妊娠してもおかしくないとは思っていたが、まだ生理はちゃんと来ている、とシルフィは言っていたはずではなかったか。
「で、でも生理はちゃんと来ているって……?」
「ええ、だからお兄様の赤ちゃんをちゃんと孕んだのよ」
 シルフィは当然の事だいうように柔らかく微笑む。……そ、そういうことだったのか。信二は思わず脱力してしまった。彼女は鼻から避妊なんてまったく考えていなかったのだ。つまり信二は危険日も関係なく、避妊もしていない若い牝の子宮に何度も種付けをして、しかもご丁寧にそれを四六時中肉棒で栓をして外に出す事を許さなかったのだ。確かにそれでは孕まないほうがおかしい。

「だからね、結婚式は早く済ませないといけないと思うの」
 け、結婚!?
いつの間にか話は大きく進んでいた。
「赤ちゃんが大きくなる前には挙げたほうがいいでしょ」
 シルフィは幸せそうに、お腹を優しく摩る。そこには信二とシルフィの子供がいるのだろう。そう思うとどうしようもない愛しさがこみ上げてくる。
「でもよかったぁ、お兄様が私をお嫁さんに貰ってくれて」
 そうか、さっきの貰ってくれというのは彼女のからのプロポーズの言葉だったのか。だからあんなに恥ずかしそうに……信二は漸く気付き、いつの間にか彼の人生最大の決定が終わってしまっていたことを知った。
「うふふ、実はねこれがもう一つの夢だったの。私ずっと前からお兄様のお嫁さんになりたかったの」
 そういえば昔からシルフィは、お兄様のお嫁さんになるぅ、といっていたのを信二は思い出した。子供の内だけだと思って可愛く思っていたが、思い返せば高校に入るような年齢になっても言っていたような気がする。
 彼女の夢とはそういうことだった。

「私と赤ちゃん……それにアリエルのことも、末永くよろしくね。お兄様ぁ」
 シルフィの肉壷がきゅうっと柔らかく収縮して、信二の肉棒をしゃぶる。繋がったまま幸せそうに寝息をたて始めたシルフィの暖かい重みを全身で感じて、信二は自分が彼女からもう離れられないことを悟った。


                          続く気がしたけど微妙に不評だったので保留中。




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