Twitterにさよなら SNSの自治求めミスキーに移民
さよならツイッター――。7月2日、イーロン・マスク氏が投稿閲覧数に制限をかけたと発表すると、混乱に愛想を尽かした利用者の「移民」が加速した。行き先は多数の個人が運営する「分散型」のSNSだ。運営企業に振り回されない自治コミュニティーが魅力。米メタも「スレッズ」の提供を始め、ツイッター1強だった短文投稿サービスに地殻変動が起きている。
「イーロンがとんでもないことをしてくれた」。ツイッターに似た日...
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(更新)- 池上彰ジャーナリスト・東京工業大学特命教授別の視点
私が教えている大学生たちにツイッターの使用に聞いたところ、「すぐに論争が始まったり、炎上したりして、見ていて心が落ち着かないから見ないようにしている」という感想を何人かから聞きました。マスク氏になってから、ツイッターが荒れているという印象を持っている人が増えているようです。
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(更新) - 浅川直輝日経BP 「日経コンピュータ」編集長分析・考察
多くのSNSは、開設当初はコミュニケーション力が高いユーザーが集い、落ち着いた雰囲気で対話できます。ですが、特に集中型SNSはユーザーが集まり大規模化するにつれて書き込みの拡散スピードも高まり、接点のないユーザーから攻撃的なリプライがくる頻度が増え、徐々に「居づらい」SNSになる、というライフサイクルをたどります。一方で分散型SNSの場合は、管理者による「自治」の力が問われ、「荒らしにあう」「コミュニティの支持を失う」などして閉鎖に追い込まれるケースもあります。現状では、安定的なSNS運営の在り方について、イーロン・マスクからザッカーバーグまで、誰も解を見いだしていないのが実情です。
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