菅前首相、出身地・秋田に1.5倍の胸像 「ふるさと誇りに国政」
松山紫乃
自民党の菅義偉前首相は27日、出身地の秋田県湯沢市を訪問し、自身の胸像の除幕式に出席した。菅氏はあいさつで、自身が主導した政策を引き合いに「秋田出身を誇りに、国政に取り組んできた。『ふるさと納税』は秋田出身でなければできなかった」などと述べた。
胸像は本人の1・5倍の大きさで、台座には菅氏が官房長官時代に新元号「令和」を発表した際の様子をあしらった。同市の市民有志が建立を計画し、昨年10月の完成予定だったが、安倍晋三元首相の国葬などを理由に菅氏側が延期を求めていたという。
また建立をめぐり、複数の現職市議による寄付は、政治家による選挙区内の寄付を禁じた公職選挙法に違反する疑いがあると報じられ、該当の寄付が返金されるなどの曲折があった。(松山紫乃)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
- 【解説】
日本最古の(近代的な)銅像は、金沢市兼六園の日本武尊像、東京最古の銅像は靖国神社外苑の大村益次郎像と言われます。その後、数多くの政治家や軍人、実業家などの銅像が建てられましたが、第二次大戦下の金属供出でかなりの部分が失われてしまいました。そ