4月の東南アジア訪日者、コロナ禍以降最多
日本政府観光局(JNTO)が17日に発表した統計で、2023年4月に東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国から日本を訪れた旅行者数は前年同月比6.7倍の36万9,900人(推計値)だった。新型コロナウイルス禍以降で最多となり、19年同月の9割の水準まで回復した。
日本を訪れた人の数が最も多かったのはタイで、前年同月比38倍の12万1,000人。タイ正月(ソンクラーン)休暇に訪日需要が拡大した。
シンガポールは前年同月比70倍の4万2,000人となり、伸び率が最大だった。インドネシアとシンガポールの訪日者数は19年4月の水準をそれぞれ上回った。
6カ国全てで日本との直行便が増え、輸送能力が拡大している。