きょう14日に公開されたスタジオジブリの
宮崎駿監督(※崎はたつさき)が手がける10年ぶり長編作品『君たちはどう生きるか』の主題歌「地球儀」を担当することが明らかになったシンガー・ソングライターの
米津玄師が、自身のツイッターで制作経緯を明かした。

宮崎駿監督の10年ぶり長編最新作『君たちはどう生きるか』の主題歌「地球儀」を担当する米津玄師(C)2023 Studio Ghibli
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米津は「『君たちはどう生きるか』の主題歌として「地球儀」という曲を作らせてもらいました」と報告。「お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです」と振り返り、「一番最初は驚愕すると同時に『何故自分なのか』と困惑しました。曰く、宮崎さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮崎さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています」と経緯を明かした。
主題歌「地球儀」について「『君たちはどう生きるか』の為の曲であり、わたしが今まで宮崎さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります」と説明。「今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください」と10年ぶりとなる長編作品の公開を迎えた宮崎監督へのメッセージで結んだ。
米津はかねてより宮崎監督を敬愛し、作家としても“道標”のような存在として大きな影響を受けていることを公言してきた。小学生のときに『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』を映画館で見た衝撃や、漫画版『風の谷のナウシカ』を創作の指針としてきたことなども明かしており、米津の長年の想いが実を結んだ形となった。
「地球儀」は米津が作詞・作曲・歌唱。7月17日にデジタル配信、26日にシングルCDを発売。「地球儀」のCDには160ページの写真集が同梱される。
■米津玄師コメント全文
「君たちはどう生きるか」の主題歌として「地球儀」という曲を作らせてもらいました。
お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです。一番最初は驚愕すると同時に「何故自分なのか」と困惑しました。曰く、宮崎さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮崎さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています。
この4年間のあいだ、幾度か小金井のスタジオへと足を運び、宮崎さんや鈴木さんとお話をさせて頂いたのですが、その殆どが不思議なくらい気持ちよく晴れた日でした。近所にいる園児の声を聞きながら、黒々と落ちた木陰の中を歩いたのをおぼえています。常日ごろ狭い部屋で独り過去の記憶を辿りながら作曲をしている身からすると、それは豊かと呼ぶ他ない体験でした。
小さな子供の頃から宮崎さんの映画を見て育ちました。いつしかわたしは大人になり、音楽を作る人間になりました。その音楽を沢山の人に受け取ってもらえるようにもなりました。まだ至らぬ部分も数え切れないほどありますが、至らなさも含めて確かにここまで生きてきたのだと思えます。
「地球儀」は「君たちはどう生きるか」の為の曲であり、わたしが今まで宮崎さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります。今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください。