【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■一見クール。でも実は・・
外見はツリ目で長身、バンドでのパートがベースとくれば、これはもうクールな女子を連想せずにはいられません。しかし彼女が創る歌詞は乙女そのもの。
■バンドのまとめ役。面倒見の良いリーダー肌
引っ込み思案な大人しい乙女タイプかと思いきや、そうではありません。娯楽に流されがちなバンドメンバーに向けて強化合宿を提案するなど、バンドの中ではリーダー的な役割を果たしています。また、練習に消極的なバンドメンバーに対し失望しかけた後輩の梓に対し、「お茶を飲んだりだらだらすることも、このバンドには必要」と諭し、以後は尊敬する先輩として一目おかれる存在に。
■にじみ出る人間らしさ
原作の中で心理描写が一番細やかなキャラクターといえば、澪なのではないでしょうか。強化合宿のときは「バンド練習をみっちりやる!」と意気込んだものの、他のメンバーが早々と遊びに行ってしまい、一人残された澪は寂しくなって「私も遊ぶー」と泣く場面など、共感を覚えると共に「守ってあげたい!」そんな印象を与えてくれました。また、親友である律に彼氏ができた疑惑が持ち上がったときは、ショックを隠しきれずに尾行を決行し、結果的に勘違いとわかった時に安堵したりも。さらに、卒業式の後、梓の前では気丈にふるまうものの、梓と別れた後に堰を切ったように溢れ出す涙・・・。このシーンは本当に感動したものです。
天然でしっかり者で人間味にも溢れ、リーダーシップもありそれでいて乙女でもある。どれだけ魅力的な女の子なのでしょうか。
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★記者:TaK(キャラペディア公式ライター)
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