投信マイレージとは、SBI証券で保有している投資信託の残高に応じてポイントが毎月付与されるサービスのこと。メリット・デメリットをはじめ、計算方法や設定・確認方法、貯めるならVポイントとTポイントのどちらのほうが得か?などについて、FP資格を持つ証券会社出身のSGO編集者が解説します。
SBI証券の「投信マイレージ」…VポイントとTポイントはどっちが得?

「投信マイレージ」はSBI証券のポイントサービスの一つで、投信保有残高に応じてポイントが毎月付与されます。

 

お得な制度ですが、貯めるポイントを複数から選べたり、銘柄によってポイント付与率が異なったりするので、初心者の方は混乱するかもしれません。

 

そこで本記事では、SBI証券の投信マイレージについて、

 

「何のポイントが貯まるの?」

「どれくらい貯まるの?」

「どうやって設定するの?」

 

という疑問をお持ちの方に、基本から設定方法までをわかりやすく解説します。

 

1.「SBI証券のポイントサービス」一覧

SBI証券のポイントサービス
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投信マイレージについて説明する前に、「SBI証券のポイントサービス」を「貯まる」「使う」に分けて紹介します。

 

投信マイレージは、SBI証券のポイントサービスの一つに過ぎません。

 

【貯まる】SBI証券のポイントサービス
  • 国内株式の購入
  • 国内株式の入庫
  • 投資信託の購入(クレカ積立)
  • 投資信託の保有(投信マイレージ)
  • SBIラップのおまかせ運用(SBIラップマイレージ)
  • 金銀プラチナ購入(金銀プラチナマイレージ)
  • 新規口座開設
  • ご紹介(ポイント投資紹介プログラム)

 

【使う】SBI証券のポイントサービス
  • 投資信託の購入(ポイント投資)

 

ご覧のように、SBI証券にはポイントについて「貯まる」と「使う(投資する)」の入口と出口が用意されているので、ポイントサービスを上手く活用することで、現金の持ち出しを減らすことができます。

 

\ポイントが貯まるサービスは8つ

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2. SBI証券の投信マイレージとは?…仕組みを解説

SBI証券の投信マイレージとは
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

本章では、投信マイレージの基本について解説します。なお、投信マイレージに限らず、SBI証券では貯まるポイントを次の5種類のなかから選ぶことができます。

 

SBI証券で貯まるポイント
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • JALのマイル(2022年11月14日開始)
  • Vポイント

 

 

2.1. 投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる

投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の投信マイレージとは、投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが付与されるサービスのことです。

 

ポイントは累積保有残高に対して還元されるので、SBI証券で投資信託を積立買付やスポット買付をすれば、売却しない限り、保有残高の増加とともに付与されるポイントも毎月アップしていきます。

 

 

2.2. ポイント付与率

投信マイレージのポイント付与率
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の投信マイレージの対象銘柄は大きく次の3つに分類され、ポイント付与率も異なります。

 

■投信マイレージの対象銘柄

  1. 通常銘柄
  2. 指定銘柄
  3. SBIプレミアムチョイス銘柄

※貯めるポイントが「JALのマイル」の場合は、付与率が半分になります

 

詳細はSBI証券の公式サイト「投信マイレージサービスポイント付与率(年率)一覧」にも載っていますが、ここで整理しておきましょう。

 

■投信マイレージで貯まるポイントの還元率

月間平均保有金額

1,000万円未満 1,000万円以上
①通常銘柄 0.1% 0.2%
②指定銘柄
※インデックスファンドが多い
ファンドごとにSBI証券が定めた付与率
(概ね0.022%~0.05%)
③SBIプレミアムチョイス銘柄
※アクティブファンドが多い
0.15% 0.25%
スクロールできます

 

次の投資信託は、投信マイレージの対象外となります。

・MMF、中国F、MRF
・外貨建MMF ・ETF、REIT
・外国籍投資信託
・SBIラップ専用ファンド
・その他SBI証券が定めた銘柄

 

それぞれ解説します。

 

① 通常銘柄のポイント付与率

投信マイレージの通常銘柄のポイント付与率は、月間平均保有金額1,000万円を基準にして、次のように年率0.1%と0.2%に分かれます。

 

  • 月間平均保有金額が1,000万円未満:0.1%(年率)
  • 月間平均保有金額が1,000万円以上:0.2%(年率)

 

ちなみに、通常銘柄とは、このあと解説する指定銘柄とSBIプレミアムチョイス銘柄以外が該当します。

 

② 指定銘柄のポイント付与率

投信マイレージの指定銘柄はSBI証券が選定しており、資産形成に適している低コストのインデックスファンドが数多く含まれています。

 

指定銘柄のポイント付与率は年率0.022%~0.05%のファンドが多く、通常銘柄より低く設定されています。その理由を推測すると、指定銘柄はすでに多くの個人投資家によって積立設定されているので、ポイント付与率を高く設定しなくてもある程度の買い需要が見込めるからだと考えられます。

 

実際に、SBI証券で2023年1月につみたてNISAで積立設定された金額が多い投資信託のランキングを調べてポイント付与率が低い順に並べると、次のように10本すべてが指定銘柄でした(最新のランキングは『SBI証券で人気の投資信託ランキング…おすすめは?』で確認できます)。

 

■SBI証券で人気の投資信託のポイント付与率

※表のなかのファンド名をクリックすると、最新の価格やチャートが見れます。

 

③ SBIプレミアムチョイス銘柄のポイント付与率

SBI証券プレミアムチョイスのイメージ画像
(引用:SBI証券

 

投信マイレージのSBIプレミアムチョイス銘柄もSBI証券が選定していますが、信託報酬(投資信託の運用や管理にかかる手数料)がインデックスファンドより高いアクティブファンドが対象となっています。

 

そして、ポイント付与率は月間平均保有金額1,000万円を基準にして次のように年率0.15%と0.25%に分かれており、通常銘柄の同基準より0.05%高く設定されています。

 

  • 月間平均保有金額が1,000万円未満:0.15%(年率)
  • 月間平均保有金額が1,000万円以上:0.25%(年率)

 

SBIプレミアムチョイス銘柄のなかには、アクティブファンドで人気の「ひふみプラス」(運営会社はレオス・キャピタルワークスが)も含まれています。

 

しかし、ポイント付与率が高いという理由だけでSBIプレミアムチョイス銘柄を買うのはおすすめしません。信託報酬がインデックスファンドより高いので、総合的に判断するようにしましょう。

 

 

2.3. 獲得できるポイントの計算式

投信マイレージで獲得できるポイントの計算式
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投信マイレージで獲得できる1銘柄あたりのポイント数は、次の計算式で算出できます。

 

■投信マイレージで獲得できるポイントの計算方法(1銘柄あたり)

(月間平均保有金額×その銘柄の付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数

 

上記は1銘柄しか保有していない場合の計算式であり、複数銘柄を保有していてポイント付与率が異なる場合は、その合計が投信マイレージで毎月付与されるポイントになります。

 

ただし、計算式を覚えてなくてもポイントは自動的に付与されて管理画面にも表示されるので、ご安心ください。

 

 

2.4. 簡易シミュレーション

投信マイレージで貯まるポイントのシミュレーション
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ここまではポイント付与率を「%」でお伝えしましたが、実際にポイントがどれくらい貯まるのかイメージできている人は少ないと思います。

 

そこでここでは、ポイント付与率が0.022%(年率)の「SBI-V・S&P500インデックスファンド」を毎月33,333円、つみたてNISAで20年間運用したときに、投信マイレージで毎年どれくらいポイントが貯まるかをシミュレーションした結果を紹介します。

 

ただし、運用利回りを考慮するとシミュレーションが複雑になるため、投資元本に対して1年間で何ポイント貯まるかを簡易的に計算した結果となっています。利回り3~5%(年率)で運用できた場合は投資元本が増えるので、保有残高に応じて付与されるポイントは当然もっと増えます。

投信マイレージで貯まるポイントの簡易シミュレーション

 

経過年数 年末時点の
元本の合計
その年の獲得
ポイント数
1年目 399,996円 47pt
2年目 799,992円 135pt
3年目 1,19,9988円 223pt
4年目 1,599,984円 311pt
5年目 1,999,980円 399pt
6年目 2,399,976円 487pt
7年目 2,799,972円 575pt
8年目 3,199,968円 663pt
9年目 3,599,964円 751pt
10年目 3,999,960円 839pt
11年目 4,399,956円 927pt
12年目 4,799,952円 1,015pt
13年目 5,199,948円 1,103pt
14年目 5,599,944円 1,191pt
15年目 5,999,940円 1,279pt
16年目 6,399,936円 1,367pt
17年目 6,799,932円 1,455pt
18年目 7,199,928円 1,543pt
19年目 7,599,924円 1,631pt
20年目 7,999,920円 1,719pt
合計 17,673pt

 

スクロールできます

ご覧のように、投信マイレージで20年間で貯まるポイントの合計は、約17,673ptになります。

 

ただし、先ほどもお伝えしたように、運用利回りを考慮していない試算なので、必ずこのポイントが獲得できることを保証したものではありません。元本割れをしたら、付与されるポイントも減ります。

 

あくまでも、1年間でどれくらいポイントが貯まるかをイメージするために参考にしてください。

 

 

2.5. ポイント付与日はポイントの種類によって異なる

投信マイレージのポイント付与日
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投信マイレージのポイント付与日は、ポイントの種類によって次のように異なります。

 

  • Tポイント、Pontaポイント、dポイント:原則翌月11日
  • JALのマイル:翌月14日~17日ごろ
  • Vポイント:翌月末ごろ

 

なお、VポイントはSBI証券と三井住友カードとの「仲介口座」で貯まるポイントのため、SBI証券ではなく三井住友カードから付与されます。

 

\投資信託の保有でポイントが自動で貯まる/

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3. SBI証券の投信マイレージのメリット

SBI証券の投信マイレージのメリット
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の投信マイレージの基本を見てきたところで、他社の同様のサービスと比べて何が優れているのか、主なメリットを解説します。

 

■投信マイレージのメリット5つ

  1. 他社と比べてポイント付与率が総じて高い
  2. 保有コストの削減につながる
  3. クレカ積立とダブルでポイントが貯まる
  4. つみたてNISAでも貯まる
  5. 貯まったポイントで投資信託が買える

 

それぞれ解説します。

 

メリット①:他社と比べてポイント付与率が総じて高い

投信保有残高に対してポイントが貯まる他社の同様のサービスと比べると、SBI証券の投信マイレージのポイント付与率は総じて高いのが最大のメリットです。

 

SBI証券とマネックス証券、auカブコム証券の投信保有ポイントの付与率を、人気の投資信託5本で比べた結果が以下の表です。

主要ネット証券の投信保有ポイントを比較

 

ファンド名 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

0.034% 0.03% 0.005%

ニッセイ外国株式インデックスファンド

0.0382% 0.03% 0.005%

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

0.042% 0.03% 0.03%

楽天・全米株式インデックスファンド

0.05% 0.03% 0.005%

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

0.05% 0.03% 0.005%
スクロールできます
スクロールできます

 

ご覧のように、SBI証券のポイント付与率は3社のなかで最も高くなりました。全銘柄とは限りませんが、概ねこの傾向があります。

 

そのため、積立投資に限らず、たとえば1,000万円といったある程度まとまったお金を何かで運用したい場合は、SBI証券で投資信託を一括購入すれば、他社より多くのポイントを獲得できる可能性が高くなります。

 

ちなみに、SBI証券と並ぶ人気の楽天証券は、各基準残高に達したタイミングにつきポイントが1回しか付与されないので、先ほどの表の比較対象から外しています。

 

 

メリット②:保有コストの削減につながる

投資信託を保有していると、保有残高に対して信託報酬がかかります。しかし、投信マイレージによるポイント還元があると、その分だけ実質的な保有コストを削減できます。

 

信託報酬が低いファンドは投信マイレージのポイント付与率も低いので、投信マイレージだけで信託報酬分をペイすることはできませんが、コストを最小限にすることでリターンの最大化にもつながります。

 

 

メリット③:クレカ積立とダブルでポイントが貯まる

SBI証券のクレカ積立
(引用:SBI証券

 

SBI証券で三井住友カードを使って投資信託の毎月の積立額をクレカ決済すると、カードの種類に応じて0.5~最大5.0%のポイントが付与されます。クレカ積立時と投信保有時(投信マイレージ)のダブルでポイントを獲得するチャンスがあるので、非常にお得です。

 

ただし、クレカ積立時に貯まるポイントはSMBCのグループのVポイントだけなのに対して、投信マイレージで貯まるポイントはTポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイル・Vポイント(三井住友カード仲介口座の場合)の5種類から選ぶことができます。

 

 

メリット④:つみたてNISAでも貯まる

積立NISAのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券の投信マイレージは、つみたてNISA口座で保有している投資信託も対象になります。そのため、非課税の恩恵を受けながら、投信保有ポイントも獲得することができます。

 

 

メリット⑤:貯まったポイントで投資信託が買える

SBI証券では、貯めたポイントを1ポイント=1円として投資信託の購入に充てることができます。

 

ただし、SBI証券でポイント投資が可能なのはTポイントとPontaポイントとVポイントのみで、dポイントとJALのマイルは対象外です。また、積立買付はできず、1回限りのスポット買付のみとなっています。

 

\国内株式個人取引シェアNo.1/

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4. SBI証券の投信マイレージのデメリット

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投信マイレージはSBI証券の独自のサービスで、投信保有残高に対して自動的にポイントを付与してくれるものなので、特にデメリットはありません。

 

強いて挙げるとすれば、銘柄によってポイント付与率がバラバラで制度がやや複雑な点があります。

 

しかし、少しでも多くのポイントをユーザーに還元するためにSBI証券が細かく調整した結果だと考えると、納得がいく人も多いと思います。投信保有ポイントの付与は、すべてのネット証券で実施しているサービスではないことを忘れてはいけません。

 

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5.「Vポイント」と「Tポイント」はどっちのほうがおすすめか?

「Vポイント」と「Tポイント」はどっちのほうがおすすめか?
(引用:Impress Watch

 

SMBCグループの共通ポイントとして勢力を強めている「Vポイント」と、楽天ポイントに続いて発行量が2位の「Tポイント」。この2つのポイントは2024年春を目途に統合される予定ですが、現時点ではどちらかしか選べません。

 

それでは、ポイント投資もできるVポイントとTポイントは、どちらのほうがSBI証券の投信マイレージで貯めるポイントとしておすすめでしょうか?

 

結論からお伝えすると、自分がよく利用する店やサービスで貯まるポイントを選ぶのが基本ですが、国内株式の現物取引をする方や、SBI証券で獲得するポイントを統一したい方は、Vポイントのほうがおすすめです。

 

詳しく解説します。

 

5.1.「国内株式手数料マイレージ」はVポイントのほうが還元率が高い

国内株式手数料マイレージのイメージ図
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

SBI証券のポイントサービスには、投信マイレージの他にも「国内株式手数料マイレージ」があります。

 

これは、①SBI証券の手数料プランの1つ「スタンダードプラン」と②「PTS取引(夜間取引)」の国内株式手数料の月間合計金額に対してポイントが付与されるサービスです。

 

そして、Tポイントは月間合計手数料の1.1%が還元されるのに対して、Vポイントは3.0%が還元されるので、国内株式手数料マイレージだけならVポイントのほうがお得になります(投信マイレージのポイント付与率は同じ)。

VポイントとTポイントのコース比較
 
国内株式手数料マイレージの詳細
(引用:三井住友カード
 

そのため、日本株の現物取引を頻繁にする方は、SBI証券のポイントサービスで貯まるポイントはVポイントを選んだほうが、より多くのポイントを獲得できるチャンスがあります。

 

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5.2.「クレカ積立」と「投信マイレージ」で貯まるポイントを統一するならVポイント

Vポイントとダブルで貯まるポイント一覧
(引用:SBI証券

 

繰り返しになりますが、SBI証券で貯まるポイントは、クレカ積立時はVポイント一択ですが、投信保有時は5種類から選ぶことができます。

 

そのため、

 

「クレカ積立時と投信保有時に貯まるポイントが違うと面倒」

「貯まるポイントは1つにまとめたい」

「普段からVポイントを貯めている」

 

という方は、メインポイントにVポイントを選ぶことをおすすめします。

 

なお、VポイントからTポイントに交換することも可能ですが、1ポイント=0.8円の価値に下がってしまうので、ご注意ください。

 

\Vポイントを集中して貯めるなら/

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6. SBI証券の投信マイレージで貯まるポイントの設定・確認方法

SBI証券の投信マイレージで貯まるポイントの設定・確認方法
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

投信マイレージで貯まるポイントを設定する方法は、①三井住友カード仲介口座で貯まる「Vポイント」と②SBI証券の本口座で貯まる「Vポイント以外」で異なります。

 

それぞれ解説します。

6.1. Vポイントを設定する方法

SBI証券Vポイントサービス
(引用:SBI証券

 

Vポイントを貯めるには、①SBI証券の口座を開設する、②「SBI証券Vポイントサービス」に登録する、の2ステップが必要です。

 

STEP1 :SBI証券の口座を開設する

SBI証券の口座を持っていない方は、『SBI証券の口座開設の流れ…必要書類やかかる日数、審査ポイントは?』を参考にして口座開設をしましょう。口座開設は無料で、オンライン申し込みであれば、最短で翌営業日から取引を始めることも可能です。

 

口座開設が完了したら、三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)への変更申込ページへからログインして、コース変更をしてください。手続き完了までは1~2営業日です。

 

なお、すでにSBI証券の口座を持っている方は、三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)への変更だけで大丈夫です。

 

STEP2:「SBI証券Vポイントサービス」に登録する

SBI証券の口座開設をして「三井住友カード仲介口座(Vポイントが貯まるコース)」への変更が済んだら、ログイン後の画面の左上に「三井住友カード」のロゴが表示されていることをご確認ください。

 

三井住友カード仲介口座の確認方法
(引用:三井住友カード

 

確認ができたら、「SBI証券Vポイントサービス」に登録します。その際、三井住友カードのVpassIDとパスワードが必要になるので、用意しておきましょう。

 

「口座管理」>「お客さま情報 設定・変更」>「ポイント・外部ID連携」>「ポイントサービス」>「ポイントサービス詳細はこちら」の順に進んで、「Vポイント」を選択してください。

 

SBI証券Vポイントサービスの登録手順
(引用:SBI証券

 

「利用登録完了」のメッセージが表示されたら、手続き完了です。

 

なお、スマートフォンサイトからの登録はできず、PCサイトから手続きをする必要があるので、ご注意ください。

 

6.2. Vポイント以外を設定する方法

Vポイント以外で貯まるポイント
(引用:SBI証券

 

Vポイント以外、つまりTポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルのどれかを貯めるためには、SBI証券の本口座の開設後にメインポイントを選ぶ必要があります。

 

ここでは、Tポイントを設定する方法を紹介します。ポイントの設定は即時に反映されるので、未設定の方は、一緒にやってみてください(あとから変更もできます)。

 

SBI証券にログイン後、「メインポイントを選ぶ >」をクリックしてください。なお、現在設定しているポイントの確認や変更も「メインポイントを選ぶ >」から行います。

 

メインポイントをTポイントに設定する方法①

 

「SBI証券ポイントサービス」の申込画面が表示されるので、「申し込む」をクリックします。

 

メインポイントをTポイントに設定する方法②

 

次に、「ポイント選択」でTポイントを選びます(ここで、Pontaポイント、dポイント、JALのマイルも選べます)。

 

メインポイントをTポイントに設定する方法③

 

そして、各種規約を読んだあと「上記の内容を確認し同意いたしました」のチェックボックスにチェックを入れて、「申し込む>」をクリックします。

 

すると、「Tポイントサービス(SBI証券限定)申込完了」の画面が表示されるので、「Tカード番号登録へ>」をクリックして、お手持ちのTカード番号の登録をしてください。

 

メインポイントをTポイントに設定する方法④

 

次の画像のように、「お手続きが完了しました。お持ちのTポイントをご利用いただけます。」と表示されたら、Tポイントが貯まるようになります。

 

メインポイントをTポイントに設定する方法⑤

 

なお、メインポイントの設定をしないとポイントは付与されないので、必ず登録するようにしてください。

 

\貯まるポイントは5種類から選べる/

SBI証券の公式サイトへのリンク

 

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7. よくある質問

SBI証券の投信マイレージに関するQ&A
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

最後に、SBI証券の投信マイレージに関するよくある質問に5つ回答します。本文と重複する内容もありますが、復習のためにもお役立てください。

Q1. SBI証券の投信マイレージで貯まったポイントはいつ付与されますか?

投信マイレージのポイント付与日は、ポイントの種類によって次のように異なります。

 

  • Tポイント、Pontaポイント、dポイント:原則翌月11日
  • JALのマイル:翌月14日~17日ごろ
  • Vポイント:翌月末ごろ

 

なお、Vポイント以外のポイント付与日が休日の場合は、翌営業日に付与されます。Vポイントの付与日が休日の場合は、前後どちらかの営業日に付与されます。

 

Q2. SBI証券の投信マイレージは、つみたてNISAでもポイントは貯まりますか?

つみたてNISAで購入した投資信託の保有残高も、投信マイレージの対象です。

 

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Q3. SBI証券の投信マイレージは、iDeCoでもポイントは貯まりますか?

iDeCoで購入した投資信託の保有残高は、投信マイレージの対象外です。iDeCoは国の年金制度の一種なので、証券会社の独自のサービスによる差別化が難しいのが理由です。

 

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Q4. SBI証券の投信マイレージは「レバナス」も対象ですか?

「レバナス」とは、レバレッジ(=てこの原理)を効かせて、「NASDAQ100指数」の値動きの2倍程度になることを目指すように設計された投資信託の略称です。

 

SBI証券の投信マイレージでは、現在3本あるレバナスの投資信託のうち「auAMレバレッジ NASDAQ100」のみ対象となっており、ポイント付与率は年率0.05%です。

 

Q5. SBI証券の投信マイレージが改悪されたって本当ですか?

一部のネット記事やYouTubeチャンネルで、「SBI証券の投信マイレージが改悪された」と話題になった時期がありました。これは、2022年2月から一部の銘柄のポイント付与率が引き下げられるという発表を受けたもので、SBI証券の投信マイレージサービスの優位性が大きく揺らぐ内容ではありません。

 

8.まとめ

SBI証券の投信マイレージのまとめ
(※写真はイメージです/PIXTA)
 

この記事では、SBI証券の投信マイレージについて解説しました。

 

ポイント付与率が他社より総じて高いので、SBI証券で投資信託で資産運用を始めると、価格の上げ下げに関係なく、保有残高の増加とともに毎月付与されるポイントも着実に増えていくのは大きなメリットです。

 

ただし、ポイントの付与率の引き下げなどのサービス変更もあり得るので、長期的な価格の上昇が見込まれる投資信託を毎月コツコツ買う方法を基本にし、“ポイント還元はおまけ”程度に考えて資産形成に取り組むことが大切です。

 

本記事を参考にして、SBI証券でポイント獲得の恩恵を受けながら将来のお金の不安に備えて準備を始めましょう。

 

\資産形成を始めるなら/

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