RSとかインフルとかヘルパンギーナとかコロナとかで小児科の先生が大変なのは良く分かりますが、みんな最後には『だから感染対策を!』って言うのはどうかと思います。
医師の仕事は「感染症を減らすこと」ではありません。
医師法第一条には
「医師は(中略)国民の健康を確保することとする」
とあります。
「健康」には身体的健康だけでなく精神的・社会的な健康も大きく関与します。
感染症にならないこと=身体的な健康だけが健康ではないのです。
子供達が楽しくおしゃべりしながら給食を食べること。
中高生が肩を組んで笑いあえること。
そんな当たり前の日常を通じて他者と良好な関係性を育む力を育てること。
精神的・社会的健康とはそう言うことで、これはコロナ禍で圧倒的に損なわれてしまいました。
小児科医は本当に「子どもたちの健康」を確保してきたのでしょうか?
本当の意味で健康を確保すると言うのは、
「大丈夫、好きにしていいよ。なんかあったら僕が責任持って対処するから」
と言ってあげられる勇気を持つことなのです。
医師としてはリスクを請け負う覚悟と忍耐が必要ですが…
でもそうでないと、真の「国民の健康」には辿り着けないのです。
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