Apple Watchは金属アレルギーの患者でも利用できる?〜身近な例では5年間問題なし〜

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こんにちは、Yotchanです。

本日はApple Watchが金属アレルギーの患者でも利用できるのかどうか調べてみたので紹介したいと思います。

金属アレルギーでもApple Watchは使用出来るのか?

金属アレルギー患者がApple Watchを購入する際に気になるのは症状が出ないのかということ。

製品としてかなりメジャーになってきたApple Watchは非常に魅力的な存在なので手に入れたいと思う患者さんの数は増えてきていることは想像に難くありません。

Appleもそれを察しているのかHPにて以下の内容を掲載しています。

特定の物質に対して皮膚が敏感な方

Apple のデバイスに使われている素材は、徹底した配慮と綿密な調査・研究をもとに選び抜かれています。すべての素材が関連法規制をクリアしているのはもちろんのこと、Apple では法規制よりもさらに厳しい仕様を独自に策定しています。実際、皮膚に触れる素材はすべて、Apple 独自の仕様に基づいて厳密に検査・評価されています。たとえば、以下のような試験が実施されます。

・数千回におよぶ材質組成試験

・千台以上の試作機を使った装着試験・研究

数千項目にわたる毒性試験

・複数の皮膚科医からのアドバイス

ごく少数とはいえ、特定の物質に対して敏感な皮膚反応を示す方がおられます。原因としては、アレルギー、環境的要因、刺激性物質 (石鹸や汗など) に長時間さらされることなどがあげられます。アレルギーその他の過敏症をお持ちの方は、Apple Watch とバンドに以下の物質が含まれていることにご留意ください。

ニッケル。ステンレススチール製またはアルミニウム製のケースを使ったモデルの Apple Watch、Apple Watch Series 4 および Apple Watch Series 5 のステンレススチール製のバンド取り外しボタン、一部の Apple Watch バンドのステンレススチール部分、Hermès バンドの金属部分、Watch 本体およびバンドのマグネット部分には、ニッケルが含まれています。ただし、これらはすべて欧州の REACH 規則 (化学物質の登録、評価、認可、制限に関する規則) をクリアしています。そのため、ニッケルに触れることが問題になる可能性はほとんどありませんが、ニッケルに敏感に反応しやすい方は、その可能性について認識しておいてください

アクリル樹脂。Apple Watch のケース、ウーブンナイロン、ミラネーゼループ、モダンバックル、レザーループには、接着剤に由来する微量のアクリル樹脂とメタクリル樹脂が含まれています。アクリル樹脂やメタクリル樹脂は、救急絆創膏など、皮膚に接触する多くの消費財に使われている物質ですが、人によっては、この物質に敏感であったり、長期間接触を繰り返すうちに過敏になったりすることがあります。Apple Watch やそのバンドは、アクリル樹脂やメタクリル樹脂が含まれる部分が皮膚に直接触れないように設計されています。

https://support.apple.com/ja-jp/HT204665

Apple Watchを着用する上で皮膚に常に触れる部分は裏蓋とバンドです。

バンドに関しては金属製ではないシリコンバンドやレザーバンド(接続部分の金属には注意)を選択すれば問題はクリアできます。

しかし、裏蓋に限っては変更することもできず選択肢はありません。

皮膚に最も触れる面積の大きいセンサー部分はサファイアクリスタルとセラミックから作られています。

裏蓋において金属アレルギーの患者が注意せねばならないニッケルの使用部位はバンドを着脱するための「ツメ」の部分です。

AppleによるとApple Watchのステンレス部分に含まれるニッケルは各種規格をクリアしていることからほとんど問題を発生させる可能性はないとの見解を示しています。

実際、裏蓋の中央のセンサー部分が他の部分よりも盛り上がっているため「ツメ」の部分が触れる機会は実用の上であまりないと思われます。

また、Apple Watchで用いられているステンレスは316Lスチールというグレードの高いステンレスが採用されています。

ステンレス素材の一種「316Lスチール」はクロムの含有量が18%と多く、強度はもちろん、錆や腐食から保護する薄い膜「不動態皮膜」で保護されているので、金属アレルギーが少ない特性があり、腕時計や宝飾品のみならず、医療用器具などにも使用されている高級ステンレス素材である。

https://www.watchpedia.jp/yomi/sa/316lスチール/

316Lスチールは金属アレルギーが少ない特性があり、医療器具にも用いられていることから一般的なステンレスよりも安全な素材であると言えます。

金属アレルギーの父は初代からのユーザー

私の金属アレルギー持ちの父は初代Apple Watchが発売された2015年から5年間に渡って平日は毎日Apple Watchを着用しているヘビーユーザーです。

普通の時計はチタン素材の時計ばかり購入していますが、今まで利用してきた2台のApple WatchはどちらもスレンレスモデルのApple Watch。

それにも関わらずこの5年間、Apple Watchが原因の金属アレルギーは起きておらずあまり気にしている様子はありません。

唯一気にしている点はApple Watchのバンドの選択です。

金属ベルトは以ての外で基本的には安心の純正スポーツバンドか革バンドを愛用しています。

夏場にも着用しているので当然汗もかいているはずですが、特に問題はないとのことでした。

まとめ

金属アレルギーの症状や過敏性の程度は個人差があるので、確実に大丈夫ということは誰にも言えません。

そのため、Appleに問い合わせてもお墨付きを得られることはないでしょう。

しかし、私の父が発症していないようにAppleは金属アレルギーの患者でも安心して使えるように素材を厳選する努力は行なっている様子。

Appleで注文した場合は二週間以内であれば返品が可能なので気になる方は一度試してみて合わなければ返品してはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

医療業界に勤めるAppleオタク。毎日11種類ものApple製品を使い分けて日々の暮らしを効率化しています。「手軽に少し、ハイテクな暮らしを」をテーマに皆さんのお役に立てる記事を提供していきたいと思います。レビュー記事のご依頼などはTwitter(@gadget_nyaa)にて承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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