酔鯨酒造株式会社(高知県)「Enjoy SAKE Life『世界の食卓に酔鯨を!』北米、アジアを中心に輸出拡大」
令和4年度取組事例
|
|
事業者の概要
- 所在地:高知県高知市長浜566-1
- 代表者:代表取締役 大倉 広邦
- 主な品目:日本酒、リキュール
- 主な輸出先国・地域:アメリカ、中国、韓国 等
- 事業概要:1872年酒造業を創業。1969年「酔鯨酒造」に改組し、銘柄「酔鯨」の製造・販売を開始。現在は、「特別純米酒」や「純米吟醸 吟麗」を中心とした清酒、リキュールの製造・販売を行っている。
輸出の取組内容
- 日常酒は「鯨のイラスト」、高級酒は鯨の尾びれをデフォルメした「テールマーク」に統一し、海外の人が一目見て直ぐ覚えられる様なキャッチーなデザインへの変更。
- 新型コロナウイルス感染拡大前は、お客様とのエンゲージコミュニティ(=絆をつくり上げること)をテーマにした体験型のイベント「SUIGEI E.S.L Event(E.S.L会)」を開催し、国内のみならずニューヨーク、パリ、ベルリンなど世界の都市でも開催。
- コロナ禍においては、オンライン会議ツールを活用したバーチャル蔵見学や、JFOODO施策等を活用したPR活動を実施。
取組経緯
- 消費量が減少傾向にある「國酒」である日本酒を世界に広めていきたいという想いで海外市場に注力。
- 貿易会社主催の現地展示会参加や現地でのプロモーション活動を中心に輸出量を拡大。
課題と対応方法
- 輸出先から求められる衛生管理への対応
2018年に土佐市に最新醸造設備を導入した酒蔵(土佐蔵)を新設。ISO22000を取得し、衛生管理の向上を図るとともに、主力商品の生産能力の拡大により安定的な供給量を確保する。 - 各国の市場ニーズを捉えた商品開発
貿易会社との連携を密に取り、スピーディーに対応することで的確にニーズを把握し商品化につなげていく。
実績
- 輸出量
2019年:840キロリットル、2020年:904キロリットル、2021年:1,115キロリットル - 輸出国・地域割合
アメリカ:60%、中国:19%、韓国:5%、その他:16%
今後の事業展開
- 既存輸出国への輸出量増加と併せて、中東方面や南米方面などの新規取引先の開拓を図る。
- 「Enjoy SAKE Life」をテーマに幅広い活動を行いながら、より多くの国の多くの世代の人たちに日本酒の魅力を知ってもらい、世界一の“食中酒”を目指していく。
印刷用
酔鯨酒造株式会社(高知県)「Enjoy SAKE Life『世界の食卓に酔鯨を!』北米、アジアを中心に輸出拡大」(PDF : 511KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258