幼い子どもたちが毎日、大勢集まる幼稚園はどうでしょうか。

上田市の上田幼稚園の小林政徳園長は「感染がおさまってきているのでマスクをとりたいという願いは子どもたちも私たちも保護者も同じではないかなと思っています。ですのでそういう方向になるということはいいことだなと捉えてはいます」と話します。

およそ90人の園児が通う上田幼稚園では、現在、屋外など距離がとれる場合には基本的にマスクを外し、屋内での集会など距離が近くなる場面ではつけています。
13日以降は、徐々に緩和していく方針ですが、感染状況に応じて臨機応変に対応する考えです。
(小林園長)「コロナだけじゃなくインフルエンザが流行っていたり感染性胃腸炎が流行っているので保護者もそこは不安が残るのではないかなと思います。ですので線をひいてきょうからなしとか、きょうから全然やらないよということにはなかなかならないのではないかなと」
小林園長は、地域の人との交流や学年をまたいだ園児の交流など、子どもたちが学ぶ機会をいかに確保していけるかが今後の課題だと話します。

「この時期のこどもたちがやってほしい、体験してほしいということはありますので、それがコロナやマスクによって今まで阻害されてきたのがこの3年間だと思います。心を育むということではいろんな活動が必要だと思っているのでぜひそんな活動もしていきたい。どの程度できるかというのが今後の大きな課題」