「moto g53y 5G」レビュー Y!mobile×モトローラの“2万円スマホ”はどれだけ使える?
ITmedia Mobile / 2023年7月10日 12時35分
この他、セキュリティ関連の機能として「ThinkShield for mobile」をサポートする。これは、Lenovoのセキュリティソリューションのブランド名で、ビジネス水準のセキュリティ保護機能が組み込まれており、法人向けの管理ツールが利用できることを示している。
●“実質単眼”な背面カメラ
背面カメラは、5000画素の広角カメラと200画素のマクロカメラの2眼構成。マクロカメラはマクロ撮影モードでしか動作しないため、実質的には単眼カメラとして機能する。インカメラは800万画素だ。
5000万画素のメインカメラは、4画素を束ねて1200万画素の大きなセンサーとして動作するピクセルビニング機能をサポートしている。
オートモードでは、Instagramのように手軽に加工できる写真用フィルターを14種類搭載する。この他の撮影モードとして夜景モード(ナイトビジョン)、パノラマ、スローモーション、プロモードなど一通り備えている。ユニークなものでは、インカメラと背面カメラを同時に動かし、1つの写真、動画を撮るモードが存在する。
カメラのUIはシンプルにまとめられている。撮影モードは写真、動画、セルフィーなどを横フリックで切り替えるよくあるタイプだが、並び順をカスタマイズできるようになっており、自分がよく使う撮影モードを表示しやすくできる。地味ながら気の利いたポイントだ。
メインカメラの写りは、総じて良好だ。環境光の判別が優秀で、夕焼けをHDR撮影したときや、屋内で複数の環境光がある場合にも、光の色を適切に捉えていた。
ただし、撮影時のプレビュー表示が粗いため、ピントを合わせるのが難しい状況もある。特に夜間の屋外では手ブレが生じやすく、しっかり構えても全体にブレていない写真を撮るのは至難の業だ。
マクロモードの利用時は、焦点距離の約40mm。スマホを寄せる必要があり、合焦範囲も狭いため、ピントが合わせづらい。たとえピントが合ったとしても、マクロカメラの解像度は200万画素なので、精細感のある写真を得るのは難しいと感じた。
●パフォーマンスはどう?
使用した上での感触をまとめる。ディスプレイはTFT液晶ながら色表現がよく、解像感も十分にある。有機ELのスマートフォンと見比べても遜色ない印象だ。
ただし、ディスプレイについていくつか気になった点がある。1つは、バックライトの光漏れだ。試用機では、画面の縁周辺がわずかに輝度が高く、よく見ると筋状に浮き出るような表示になっていた。この部分はOS上の表示色域調整の影響を受けづらいようで、暖色系が強めの色設定にすると、差が分かりやすい。
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