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ドイツ軍、豪州に部隊を初めて派遣へ インド太平洋地域重視

ロイター / 2023年7月10日 18時38分

 ドイツ軍は7月22日から8月4日に行われる豪米主導の多国間合同演習「タリスマン・セーバー」に参加するため、初めて部隊をオーストラリアに派遣する。写真はアルフォンス・マイス陸軍総監(右)とピストリウス国防相。独ハンメルブルクで5月16日撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker)

[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツ軍は7月22日から8月4日に行われる豪米主導の多国間合同演習「タリスマン・セーバー」に参加するため、初めて部隊をオーストラリアに派遣する。

アルフォンス・マイス陸軍総監はロイターとのインタビューで「(インド太平洋地域は)経済的な相互依存関係により、ドイツや欧州連合(EU)にとって非常に重要だ」と述べた。

部隊の初派遣が中国にどのようなメッセージになるかとの質問に対しては、他者との敵対は目的としていないと強調した。

ドイツは近年、インド太平洋地域で軍事プレゼンスを高めており、2021年にはドイツの軍艦が約20年ぶりに南シナ海を航行。昨年はオーストラリアでの合同演習に13機の軍用機を派遣した。

マイス氏によると、タリスマン・セーバーには170人の空挺部隊員と40人の海兵隊員を含む最大240人のドイツ兵が参加。インドネシア、日本、韓国、フランス、英国などの兵士とともに、ジャングル戦や上陸作戦の訓練を行う。

7月中旬に在豪のドイツ軍部隊などを訪問した後、日本とシンガポールに向かう予定の陸軍総監は、「日本は二国間軍事協力の深化にとって大きな可能性を秘めたパートナーだ」と述べた。

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