知ってる?夏の風物詩・蚊取り線香の器が「豚」の形をしている理由
ハルメク365 / 2023年7月11日 19時30分
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ぷ〜ん……ぷ〜ん…… さっきから蚊の羽音が聞こえて、気になって仕方がないワタシ。ちょうど夏に備えて蚊取り線香を買ってきたので、早速蚊遣り豚を出してみましょう。
そういえば、蚊取り線香を焚くこの器って、豚の形をしていて可愛らしいけれど、なぜ豚の形をしているのかしら? 気になるので調べてみることにします!
蚊取り線香(蚊遣り豚)が豚の形をしている理由
蚊取り線香を焚くための器として知られる蚊遣り豚(かやりぶた)。豚の形になったのは江戸時代後期だと考えられています。
豚の形をしている理由には諸説ありますが、主にいわれているのが以下の3つの説です。
1. イノシシに似ているから江戸時代にイノシシが「火伏せ(火災を防ぐ)の神」といわれ崇められていたことに由来します。
当時は草や木片などを燃やした煙を蚊除けに使用していましたが、火が燃え移って火事になる危険性もあったため、火伏せの神であるイノシシに似た豚の形になったのではないかといわれています。
2. 作る過程で豚の姿に見えたから愛知県の常滑焼(とこなめやき)の職人に伝わる説です。
昔、養豚場では蚊の被害に困り、身近にあった土管の中に蚊取り線香を入れて使っていました。しかし土管の口が広すぎて煙が散ってしまうため、それを防ぐために口をすぼめてみると、豚の形に似ていることに気がつきました。
そこでお土産として常滑焼で作り販売したところ、昭和20〜30年代にかけて飛ぶように売れ、全国に広まったといわれています。
養豚場に関する説はもうひとつ。昔養豚場では、蚊除けのために壺にわらを入れて燃やしていたことから、豚の形になったという説もあります。
3. 徳利の形を横にしたときに思いついたから最後は、江戸時代に使われていた「瓦灯(がとう)」という照明器具に関する説です。
瓦灯は徳利を太くしたような形をしていて、それを横にして目と鼻をつけ、豚のようになったといわれています。
似たような説では、昔、土でできた火鉢などが蚊除けとして使われていて、それを横にしたときに思いついたのではないかという説もあります。
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