「公務員試験を受けたいけど、会計学ってどう対策すればいいの？」
「会計学勉強したことないけど大丈夫かな…」

そんなお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

本稿では、会計学の対策を基礎情報・頻出分野・具体的な勉強法の3つのパートに分けてご説明します。

ぜひ参考にして、公務員試験合格へグッと近づきましょう！

会計学ってどんな試験？

会計学って何？

会計学とは、会計基準や制度、ひいては会計実務はどのようなものが最適かを学ぶ学問です。

公務員試験の会計学は、その中の「会計実務」がメインで出題されている印象です。

公務員試験の会計学の分野は下記のようになっています。

1. 企業会計と会計原則
2. 資産会計
3. 負債及び資本会計
4. 損益会計
5. 財務諸表の種類と表示
6. 外貨換算・金融商品
7. 本支店・合併・連結会計
8. 財務諸表分析
9. 簿記会計

分野は幅広いですが、論点の数はそこまで多くなく、いかに典型問題をマスターするかが重要になっています。

勉強すれば安定した点数を狙える科目なのでしっかりと対策しましょう。

出題される試験と出題数

経営学の出題と難易度は以下のようになっています。

国税専門官：8問/40問（必須）
財務専門官：6問/40問（選択）

国税専門官を目指す方は、会計学はほぼ勉強必須と言えるでしょう。

会計学は、問題量も8問と多く、そこまで難易度が高くないので点の取りどころになっています。

確かに併願先とのコスパを考えるとあまりよくありませんが、第一志望であれば必須でしょう。（実際に国税専門官になった後、会計学は必須知識になるので無駄にならないです）

一方財務専門官を目指す方は、少し微妙です。

難易度が高いわけではないため、点の取りどころではありますが、併願を考えると効率的ではないです。

他の科目との兼ね合いや自分の興味で決めるのがよいでしょう。

会計学の頻出分野

会計学は満遍なく出題されるため、頻出分野はありません。

【企業会計と会計原則】【資産会計】は論点が多いため少しだけ頻度が多いです。

それぞれの分野に重要なポイントがあり、それに対応した問題を解けるようにすることがとにかく大事です。

ポイントを掴ます漫然と勉強すると点数に結びつきにくいです。

重点的に勉強すべきところとそうでもないところを区別して進めると、効率が大幅にアップします。

会計学の勉強法

いつから勉強すればいいか

簿記の資格を既にもっている方は、そこまで分量が多くないので、さほど時間はかかりません。

そうでない方は、少し早めから準備しておくと安心です。

他の必須科目との兼ね合いを見て計画を立てましょう。

勉強法

基本入門書でまずは理解

会計の入門書をまずは通読しましょう。

特に「簿記なんて初めて聞く」、「仕訳って何？」という場合は、このステップを踏んだ方がいいです。

入門書のようなテキストタイプのものが合わない方は、日商簿記三級の参考書・問題集でもOKです。

まずは会計の基礎の土台を作ってから問題演習に移りましょう。

ひたすら過去問を解き直す

重要度付きの過去問を繰り返し解くのが最短ルートです。

基礎問題・重要度の高い問題を優先的に解きながら、「なぜこのような答えになるのか」をしっかりと説明できるようにしましょう。

会計学はきっちりとルールを理解することが求められています。

大変ではありますが、それを一度理解できれば点数を安定して確保できるようになります。

他の問題集を勉強する必要はなく、過去問のみで十分です。

過去問を繰り返し解き直して、完璧にしましょう！

会計学を学んだことがない場合は？

会計学を全く触れたことがない、「簿記」という言葉に馴染みがないという方は軽く導入本を読むといいでしょう。

会計学に関する薄い新書や漫画を読むと概要をざっと掴むことができます。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

公務員試験の会計学は、主に国税専門官と財務専門官試験で問われます。

一見量は多いですが、過去問で対策すれば安定的に点数が取れるのでおすすめです。

本稿が、皆さんの悩み解決のお役に立てば幸いです。

ありがとうございました。

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