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蒸気の噴出現場、さらに高濃度のヒ素検出…飲料水基準1590倍⇒2100倍、掘削会社社長が水の放出停止の見通しなど説明
2023年07月10日(月) 16時04分 更新
蒸気噴出が止まらない掘削現場
地熱発電の掘削調査現場で、大量の蒸気が噴き出している北海道蘭越町で、さらに高濃度のヒ素が検出されたことがわかりました。掘削会社の社長は10日午前、蘭越町役場を訪れ、今後の対策などを説明しました。
10日午前、蘭越町役場を訪れた三井石油開発の原田英典社長…報道陣の問いかけには答えず、役場内で、現場の状況や今後の対策などを報告しました。
その後、取材に応じた蘭越町の金秀行町長は「すでに風評被害で信用が失われている」と指摘した上で「私としては1日も早く、今、放出されているヒ素を含んでいる水処理、これをいかに早く対応してくれるかというようなことの協議をさせてもらいました」と話しました。蘭越町役場を訪れた三井石油開発の原田英典社長(10日午前)
一方、原田社長は報道陣に対し「きょうの午後から現在、水があふれている基地から道路を挟んだ向かいの敷地に水を移設するためのパイプラインの工事の着工をします」と説明していますが、ヒ素を含む水の放出を停めるまでは、2週間ほどかかる見通しです。噴出2日目(6月30日)白濁した現場付近の川
蒸気の噴出は、10日も収まっておらず、掘削現場では、9日に飲料水の基準の2100倍となる高濃度のヒ素が検出されたことがわかりました。5日の1590倍を大幅に上回っています。
9日に掘削現場で検出のヒ素は、飲料水基準の2100倍に
この蒸気噴出をめぐっては、農業用水の取水制限は全て解除されていますが、これまでに4人が体調不良を訴えています。8日に初めて現地で会見、謝罪した原田社長
原田社長は8日になって初めて現地で会見、謝罪し、噴出との因果関係が確認されれば、補償するなどと説明していました。
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